夏のド定番『オーバーハング』での釣りを紹介します。
バス釣りには数々の専門的な用語が存在します。
オーバーハングもその一つですが、最後まで読んで参考にしてください。
マスターすればきっとビッグバスが応えてくれます。
オーバーハングの意味とは?
オーバーハングと言う言葉ですが、釣り以外でも耳にした事のある方も多いのではないでしょうか。
登山用語や、自動車用語、建築用語と、生活していると様々な場面で出会う事があります。
基本的な意味としては、『下部よりも上部が張り出している状態』を指す言葉です。
釣り場では、『草や木が水面に張り出して、覆いかぶさる様に生えており陰になっている』ポイントの事です。
この木や草の下、陰になっている所にバスが潜んでおり、ピンポイントキャストで狙っていくのが、オーバーハングの釣りです。
山間部のダムやリザーバーではフィールドの殆どがオーバーハングに囲まれている場合があり、ボートで打って行く釣りが人気です。
オーバーハングでバスが釣りやすい理由
夏は非常に暑く水温も高くなるため、バスが好むポイントを絞りやすく、タイミングを外さなければイージーに魚を見つける事が来ます。
オーバーハングでは水中の魚たちからすると屋根の役割を果たしてくれます。
暑い夏の日差しを遮ってくれるため、日中は特に魚が集まり一番のポイントとなります。
また、木の下に潜む事で上から虫が降ってくるのを待ち、捕食する魚もいます。
そして釣り人として最大のアドバンテージはこちら。
陰に隠れている為、視野が狭くなりバスの方から釣り人を見つける事が難しくなるので、他ポイントよりも遥かにバスの警戒心は薄れます。
警戒心が薄れているからこそ、一投目がとても重要です。
何投もすれば当然釣り人がルアーを投げ込んでる事に気づいてしまいます。
そこを理解して、慎重にオーバーハング下にキャストを決めた瞬間バイトなんて事も多々あるのです。
オーバーハングの攻略法
虫パターン
オーバーハング下に潜んでいるバスは、暑さを避ける為だけでなく、落ちてくる虫やカエルなどを捕食しています。
表層で浮いていたり、バスは水面を意識しています。
水面に浮くフローティングルアーで木から落ちて水面をバタつくエサを演出します。
高浮力ワーム、フロッグ、羽根モノ、ポッパーなどトップウォータープラグ。
バスからこちらは見えていませんし、着水した瞬間にバイトもあり得るので気を抜かずにキャストします。
着水音は大きくならないよう、気を付けましょう。
着水したら波紋が消えるまでステイさせ、その後は竿先でチョンチョンとアクションを加えて、水面でネチネチと誘うイメージです。
オーバーハングの外まで追って来て食う事は少ないので、ハング外にルアーが出たら回収で良いです。
フォールでリアクション
先行者に既に打たれてしまったポイントなど、バスがプレッシャーを感じている場合は警戒して水面に出てくれません。
そんな時は、フォールで落として食わせます。
ストレートワーム、フォールアクションに特化したワーム、ラバージグ、などナチュラルに見せて食わせるパターン。
またビッグスプーン、シンキングミノー、など激しいフラッシングや沈めてからのトゥイッチでリアクションを狙うパターンがあります。
ワームでフォールさせる場合、バックスライドできるモデルだとより最奥まで滑り込ませる事が出来ます。
フォールではありませんが、筆者はクランクベイトやスピナーベイトをオーバーハングハング奥に投げ込み、ハングの中を巻いて来ることもやります。
深いレンジでステイしてるバスに効果的です。
スキッピング
オーバーハングでは水面と覆いかぶさっている木の隙間が、数十センチしかない場合があります。
その中へルアーをキャストする事が出来れば釣果はアップします。
スキッピングというキャスト技術を身に着けると効率的に打つ事が出来ます。
サイドハンドでルアーを水面と平行に低弾道でキャストし、水面を水切りさせて数回ジャンプさせハングの最奥へと送り込みます。
硬いロングロッドだと難しいので、MからMLクラスのティップの柔らかいショートロッドが扱いやすいです。
ルアーは抵抗の少ない、オフセットのノーシンカーリグや、パーツの少ないストレートワームがおすすめです。
慣れるとベイトタックルの方が扱いやすいですが、最初はバックラッシュしないスピニングで練習すると良いです。
オーバーハング攻略におすすめのワーム3選
ジャッカルフリックシェイク
6サイズ62カラー展開ととんでもなく幅広く状況に適応。
お気に入りのカラーを見つけるのも楽しみです。
シェイクはもちろんの事、フォールではアクションを加えずとも、ユラユラと艶めかしく微波動を出しながらアピールします。
デプスブルフラット
ブルーギル型のワームで2~5.8インチまで幅広く展開。
3.8インチが一番実績高くおすすめです。
ライトテキサスなどシンカーを入れてやると、クルクルと渦を巻くようにスパイラルフォールアクションで単調なフォールにスレたバスでも効果は抜群です。
ガンクラフトビッグスパイダーマイクロ
クモ型のフローティングワームです。
腹部にエアホールドリブがあり高浮力を実現。
水面でシェイクを加えてやると、フワフワと10本の足を漂わせてナチュラルな波紋を出し、強烈に艶めかしいアクションを演出します。
まさに水面で溺れる虫その物です。
まとめ
オーバーハングの意味と攻略法、おすすめルアーを紹介してきました。
秋になると適正水温期に入ってしまい、オーバーハングから魚が出てしまいます。
まだ間に合う夏の釣り、ぜひフィールドへ出掛けましょう。
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