ルアー釣りを行う方のメインラインと言えば感度と引っ張り強度に優れたPEラインです。
しかし、擦れ傷や摩擦熱で簡単に切れてしまうという欠点を持っているのでメンテナンスが欠かせません。
無理なファイトをしていないのにラインブレイクを起こすときはメンテナンス不足を疑って下さい。
そこで今回はPEラインのメンテナンスには欠かせないシリコンスプレーについてお話させて頂きます。
PEラインにシリコンスプレーを使うメリット、選び方、そしておすすめ商品をまとめましたので参考にして頂ければ幸いです。
PEラインにシリコンスプレーを使うメリット
傷からラインを守ることができる
PEラインは引っ張り強度が高いのですが僅かな傷でも切れてしまう弱点を持っています。
ロッドの表面には小さな傷が付きやすく、ラインがロッドを叩くことで傷が入ります。
釣りの最中にラインを引っかけて傷を付けてしまうこともあるので取り扱いには注意が必要です。
しかし、シリコンスプレーでコーティングしておけば表面の摩擦係数が減って傷が付きにくくなるメリットが得られます。
ガイドの摩擦が減る
PEラインにシリコンスプレーを吹きかけるとライン表面がコーティングされてツルツルになります。
その為、ガイドを通過するときの抵抗が減って飛距離が伸びるというメリットが得られますから遠投する方はお試し下さい。
オフショアでベイトリールを使ったバーチカルな釣りを楽しむ時もラインの放出がスムーズになるのでトラブルが軽減されます。
糸鳴りが抑えられる
4本撚りのPEラインラインは12本撚りよりも1本の原糸が太いので傷に強い特徴を持っています。
しかし、ガイドを通過するときに原糸の太さによる摩擦によって糸鳴りを起こしてしまう欠点を持っています。
しかし、シリコンスプレーでコーティングしておけば摩擦が減って糸鳴りが起きにくくなりストレスを感じません。
劣化が抑えられる
PEラインは長期間使用しているとガイドとの摩擦によって毛羽立ちや色落ちが発生します。
シリコンスプレーは表面の摩擦を減らす役割を持っているのでこれらの劣化を抑えてくれます。
釣行頻度の高い方ほど、このような劣化が起きやすいのでシリコンスプレーはマストアイテムと言っても過言ではありません。
PEライン用シリコンスプレーの選び方
PEライン専用のシリコンスプレー
PEライン専用のコーティング剤として販売されている商品はラインへダメージを与えません。
PEラインだけでなくフロロライン、ナイロンラインへも使用することができます。
石油系溶剤を使用していないのでゴムやプラスチックを劣化させませんから安心して使用できます。
しかし、ホームセンターで売られているシリコンスプレーに比べて価格が高いというのが難点です。
機械用のシリコンスプレー
シリコンスプレーは撥水や潤滑の役割を果たすので機械類に使用することを目的として様々なメーカーが商品を発売しています。
ネット通販やホームセンターで気軽に購入する事ができ、商品の中にはPEラインへ使用できるものも販売されています。
裏の成分表記に無溶剤と書かれているものでしたらリールに使われているゴムやプラスチックを劣化させません。
使用用途に釣り具と書かれている場合もあるので必ずチェックしてから使用して下さい。
PEライン専用のシリコンスプレーと違って価格も安く釣行頻度が高い方におすすめします。
耐水性に優れた商品を選ぶ
シリコンスプレーを選ぶときには必ず耐水性に優れた商品を購入して下さい。
コーティングが剥がれやすくなるだけでなく、ベイトリールの場合はサミングしたときに手がベタベタになります。
機械用のシリコンスプレーを使うときには撥水性、防水性の高さについての表記をチェックして下さい。
PEライン専用の商品でしたら水中で使うことを前提に作られていますから気にする必要はありません。
PEライン用シリコンスプレーおすすめ8選
まとめ
PEラインを傷から守り、長持ちさせるためにはシリコンスプレーを使ったメンテナンスが必要です。
必ずPEライン専用のスプレーを使用する必要は無く、機械用の商品を選択しても構いません。
今回、ご紹介させて頂いた商品は撥水性にも優れているのでストレスなく使用できます。
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