コロナ禍になり、キャンプなど自然で遊びを楽しむ方も増え、YouTubeの影響もあり、ルアーフィッシングの釣り人口もとても増えたようにも感じます。
色々な釣りがある中、大自然のなか夢中になって一匹との出会いを求めるネイティブトラウトは、少し敷居が高い難しそうな釣りですが是非チャレンジしてみて欲しい釣りの一つです。
そこで今回は、初心者の方が使いやすい渓流のルアーロッドを、選び方など特徴なども踏まえて、おすすめのロッドをご紹介させていただきます。
初心者に適した渓流ルアーロッドの特徴
大海原に豪快にキャストする海のルアーロッドとは違い、渓流で使用するロッドは、狙ったところへ正確にキャストすることが重要になります。
特に渓流は、川幅が狭いので遠投性能は必要ありません。
今のロッド技術は素晴らしいので、安価な物でも十分に使いやすいロッドがありますので、これからご紹介するポイントを踏まえてロッドを選んでみてください。
初心者に適した渓流ルアーロッドの選び方
渓流ルアーロッドでは、片手で簡単にロッドを振れるかどうかが非常に重要です。
リールを固定するグリップが長いものは、キャストする時に腕に引っかかる事があるので、なるべくグリップは短いものを選びます。
釣具屋さんで実際に触ってみて、1番しっくりきた物を選ぶと間違いありません。
メーカーによって、同じ硬さ表記でも持った感覚は全然違います。
最初は柔らかめな物を選ぶとキャストしやすいので、それを踏まえて触り比べてみてください。
種類(ベイト/スピニング)
ロッドには、ベイトロッドとスピニングロッドの2種類あります。
ベイトリールで使うベイトロッドは、初心者の方ではトラブルが多く、キャストもしにくい為、お勧めしません。
まずは、スピニングタックルでやり込む事をお勧めいたします。
スピニングタックルの方が、トラブルなく軽い力でキャストできますので、初心者の方でも安心して一日中楽しめます。
長さ
ロッドは、短ければ短いほどキャスト距離が伸びず正確にキャストでき、長くなるにつれて飛距離が出るようになります。
渓流では、飛距離は重要視せず正確なキャスト力が重要になりますので、ロッドは短めのものを選ぶようにしましょう。
具体的には、5フィートから6フィート台のものが使いやすいので、先ずはこの位の長さから使い始めて、自分に合った長さを見つけると良いです。
硬さ
ロッドの硬さはXUL(エクストラウルトラライト)、SUL(スーパーウルトラライト)、UL(ウルトラライト)L(ライト)と表記が変わるにつれて固くなります。
柔らかいほど軽い物をキャストしやすくなり、硬いほど重いものを操作しやすくなります。
渓流では3gや5gほどをよく使う為、SULかUL表記のものが扱いやすくおススメです。
慣れてきたらXULなどより繊細なロッドにチャレンジしてみてください。
川幅が広いポイントや湖ではLクラスのロッドが使いやすくなります。
仕舞寸法(携帯性)
ロッドには、折り畳めないワンピースタイプ、半分になるツーピースタイプ、振り出しタイプのテレスコピックと大きく分けて3パターン有ります。
コンパクトになるほど持ち運びはし易くなりますが、意図を通すガイドがしっかりと真っ直ぐになっているか、継ぎ目をしっかり繋げているかなど、コンパクトになる程、確認事項が増えますので、初心者の方には1番スタンダードなツーピースロッドがおススメです。
ロッド自体が短いので、ツーピースでもかなりコンパクトになります。
ロッドの素材
ロッドには、カーボン素材とグラスファイバー素材を使用した物が有ります。
カーボン素材は感度も良く、ロッド自体がシャキッとしており、グラス素材は、全体的に柔らかく感度も悪く自重も、カーボン素材な比べると重くなります。
ある程度やり込んだ方が遊びでグラスロッドを使うこともありますが、メインとなるのはカーボン素材のロッドです。
キャストもしやすいので、カーボン素材のロッドを選ぶようにしましょう。
初心者向けの渓流ルアーロッドおすすめ10選
ゴクスペFRIDAY TROUT(フライデートラウト)SPIN 602UL
エリアトラウト用に作られたロッドの様ですが、渓流でもバッチリ使える激安ロッドです。
0.8gから5gまでと軽い物を扱うのに適しています。
メインとなるサイズが20センチほどであれば、ルアーサイズも小さく軽い物を使用しますので、こちらのロッドで快適に実釣できます。
価格が五千円以下と非常に安いため、気軽にトラウトゲームをチャレンジできます。
プロマリンCB ネイティブトラウト 50UL
五千円以下で買えるネイティブトラウトロッドの中で、最安値のロッドです。
非常に安いですが、カーボン素材で作られており、2gから7gまでと使用できるルアーも幅広いのも魅力です。
5フィートと短いレングスは、渓流などキャストスペースが限られる場所でも快適に使用できます。
ロッド自重も85gと非常に軽量なので、女性や子供さんでも振りやすいロッドです。
お試しの一本としてもおすすめです。
TURINGMONKEY(ツリモン)TM モバイルトラウトII 52L
マスレンジャーなど格安なロッドで人気なツリモンから出ている、エントリー用のトラウトロッドです。
マスレンジャーはグラス素材を使用していますが、こちらはカーボン素材を使用したロッドです。
2gから14gまでのルアーを扱えるほど、折れにくいのも特徴です。
ロッドを振り慣れていない方や、釣り初心者の方でも安心して使える丈夫なロッドです。
柔らかいロッドなので、魚とのやりとりも非常に楽しめます。
アブガルシアマスビートIII MBS-62L
アブガルシアからエリアトラウト用に作られたエントリーモデルロッドです。
ネイティブトラウトにも非常に使いやすく、1.5gから5gまで軽いルアーの使用にてきしており、非常によく曲がるため軽い力でキャストできます。
グリップはスケルトングリップが使われているので、手の小さい方でも握りやすいです。
一万円を切る価格帯なので、ビギナーの方でも手に取りやすいロッドです。
アルファタックルクレイジートラウトゲーム 602UL
コスパに優れたアルファタックルのクレイジーシリーズのトラウトロッドです。
価格は八千円以下ととても安く、必要最低限のとてもシンプルな一本です。
実釣性能に優れており、1gから7gまで殆どのルアーを使用可能です。
よく曲がるロッドなので、バイトを弾くことなくしっかりとフッキングできます。
グリップも非常にシンプルでコンパクトなため握りやすく、ワンハンドで気持ちよくキャスト出来ます。
価格以上に満足な使用感で、最初の一本としても申し分ないスペックです。
メジャークラフトトラパラネイティブトラウト TXS-502UL
メジャークラフトからエントリーモデルとして出ているトラパラシリーズです。
一万円台前半と手にしやすいロッドですが、性能もとても良く非常におすすめなロッドです。
1gから8gまでとキャスト可能なウェイトも幅広く、一本で殆どの渓流トラウトルアーを使用可能です。
張りのあるロッドなので、キャストもしやすいのが特徴です。
ダイワネイティブトラウトロッド ピュアリスト・V 56L
人気メーカーダイワからネイティブトラウトのエントリーモデル用に開発されたロッドです。
2gから10gまでキャスト可能で、渓流や小河川にピッタリです。
やや張りがあるので、魚のサイズが小さい時にはオーバースペックと感じる場面もあるかも知れませんが、非常に扱いやすいロッドです。
こちらはツーピースですが、携帯性に優れたスリーピースも有り、様々なシーンに対応できるロッドとなっています。
テイルウォークtroutia 55L
テイルウォークから出ているミドルクラスのトラウトロッドです。
「トラウトゲームをもっと手軽にもっと真剣に」をコンセプトに作られたロッドは、1万円台後半の価格帯ですが、使い続けたい素晴らしいロッドです。
クラシックなグリップや糸がらみしにくいガイドなど、非常に拘って作られています。
7gまでキャスト可能で5.5フィートと短いレングスは、女性でも扱いやすい長さです。
パームスエゲリアネイティブ ETNS-53UL
パームスから出ている本格派のトラウトロッドです。
価格は一万円台後半とミドルクラスの値段ですが、上級者の方でも納得の素晴らしいロッドです。
2gから6gまでを快適に扱え、振り抜きの良いシャープなキャストが可能です。
ロッド自体の塗装もそうですが、グリップ周りも非常に高級感があります。
エントリーモデルから乗り換える際にもオススメな一本です。
シマノ21 カーディフ NX S60UL
人気ブランドのシマノから出ているトラウトロッドです。
シマノらしい張りのある高感度なロッドは、一度使ったから病みつきになります。
グリップにはメープルウッドを使用するなど、妥協ない素晴らしい一本。
1gから9gまでと一本で様々なルアーを使用可能です。
渓流や小河川など身近なポイント全てで使いやすいロッドです。
2万円台と価格は高いですが、お買い替えを考えず一本を大切に長く使いたい方におすすめです。
まとめ
ネイティブトラウトは、一箇所で粘る釣りとは違い川を釣り歩くランガンスタイルの釣りになります。
岩でできたヨレや瀬の落ち込み、滝壺などピンポイントで狙う釣りは、時間を忘れ夢中にさせてくれます。
清流で育った綺麗なトラウトは、とても美しく、釣り上げた時の喜びは格別です。
是非お気に入りのロッドで技術を磨き、最高の一匹と出会ってください。
自然を感じながら楽しむネイティブトラウトゲームは、釣りにもっとのめり込む最高の楽しみになりますよ。
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