ナイロンラインはしなやかで、太さがあっても非常に扱いやすいラインです。
トラブルが少なく、ガイド抜けも良いので遠投性能が高くなります。
くわえてコスパがよく、フロロカーボンに比べて価格が安いので、ビギナーにも手が出しやすいのが特徴です。
今回は、バス釣りにおすすめしたいナイロンラインの、コスパ最強のボビン巻きから、高級ラインまで紹介していきますよ。
ナイロンラインとは?特徴は?
ナイロンラインは樹脂で作られたラインです。
非常にしなやかでスプールへの馴染みがよく、ライン放出がスムーズなのが特徴で、遠投性能が高いラインです。
トラブルが少なく、初心者アングラーでも使いやすいので、ナイロンラインから釣りをはじめたアングラーも多いでしょう。
伸びがあり、ハードベイトの巻物、トップウォーターで使用するのがオーソドックスな使い方です。
フロロカーボンラインに比べて安価であり、600m巻きのなどリーズナブルなアイテムがあるのもナイロンラインです。
バス釣りでナイロンラインを使うメリット・デメリット
メリット
しなやかで扱いやすい
ナイロンライン最大のメリットは、そのしなやかさです。
スプールへの馴染みがよく、トラブルが少ないので、バックラッシュなども起こりにくく、修正もしやすいですよ。
ペンシルベイトのようにしなやかにアクションさせたいルアーや、クランクベイトのようなクッション性が欲しいルアーでは、ナイロンの特性が釣果に作用することが多々あります。
飛距離がでる
ナイロンの特徴は、ラインの放出をスムーズにするメリットも持ち合わせています。
比重が水よりも軽いこともあり、スプールの回転を妨げず、同じ太さのフロロカーボンよりも飛距離が伸びるんです。
オカッパリでより遠くまでキャストしたいなど、飛距離を重視する場合にはナイロンラインがオススメです。
コストパフォーマンスが高い
ナイロンラインは、フロロカーボンラインに比べて価格が安いラインです。
600m巻き以上のボビン巻きラインも多く販売されており、頻繁に巻き替えることができるのもナイロンラインのメリットです。
釣行回数が多いアングラーにとっては、ラインの消耗は非常に悩ましい点ですよね。
ヘビーユーザーほどナイロンラインのコストパフォーマンスの良さはメリットになりますよ。
デメリット
劣化が早い
ナイロンラインは非常に吸水性の高いラインです。
丸1日釣りをするなど、長時間の釣行をおこなうと劣化が進み、ごわつきが出てきてしまいます。
傷んだナイロンラインは著しく強度が低下し、ラインブレイクのリスクが高まるので、すぐに交換するようにしましょう。
根がかりを外すなど、強く引っ張った場合にも強度が落ちてしまうので注意しましょう。
根ズレに弱い
ナイロンラインはしなやかでソフトなことがメリットですが、反面、硬いものへの摩擦に弱いのがデメリットです。
ウッドカバーなどには比較的強いですが、岩やコンクリートなどには弱くなってしまいます。
しかし、近年のナイロンラインは、コーティングなどの技術が進歩し、フロロ並の耐摩耗性をもったナイロンラインも多く開発されています。
細いほど伸びる
ナイロンラインは伸びのある素材です。
メリットでもありますが、細い号数になるとその伸びがデメリットとなることがあります。
遠投した先でバイトがあったときや重量のあるルアーをフッキングする際には、ラインが伸び過ぎてしまうとフッキングがきまらないことがあります。
遠投する釣りや、大型ルアーを使う場合には、伸びのバランスを考えて太めのラインをチョイスしましょう。
バス釣り用ナイロンラインの選び方
太さ(号数)
スピニングタックルの場合
スピニングタックルに使用するナイロンラインは、ライトリグなら4〜6ポンドクラスの1号〜1.5号がオススメです。
さばきやすく、軽量なリグを快適に使用できる範囲となります。
ミノーやシャッドなどの小型ハードルアーを使用するなら、適度なクッション性がありつつ、フッキングもしっかりできる太さの8〜10ポンドクラスがオススメとなります。
ベイトタックルの場合
ベイトタックルの場合、小型から中型ハードルアー、ベイトフィネス寄りなワーミングをするなら12〜14ポンドクラスの強度がある2.5号〜3.5号クラスがオススメです。
オカッパリなどで、ロッド1本でバーサタイルに使用するなら4号、16ポンドクラスのラインがオススメです。
ビッグベイトやカバー攻略など、パワーフィッシングをおこなうなら最低でも5号、20ポンドクラスのラインは必須と言えるでしょう。
感度や根ずれの強さ
ナイロンラインは、フロロカーボンに比べて感度が劣ると言われていますが、新品の状態では実はそんなに感度は変わりがないんです。
しかし、釣りを続けているとナイロンラインは水を吸い込み、だんだんと伸びが出て柔らかくなっていきます、これにより感度が低下していくことになります。
根ズレに関しても、ナイロンラインは弱いと言われてきました。
しかし、近年のナイロンラインは、硬さのある素材を使用し、フロロにも負けない耐摩耗コーティングが施されたアイテムもたくさんあります。
実際に使ってみると、ナイロンの固定概念を覆す製品があることに驚くと思います。
安いバス釣り用ナイロンラインおすすめ3選
ダイワジャストロンDPLS
安価ながら、しなやかで糸グセがつきにくく、優れた結束強度をもったコストパフォーマンスラインです。
500mのボビン巻きにもかかわらず、平行巻きとなっており、最後まで品質を保ったまま使用できるのが嬉しいポイントです。
6色から選べるカラーリングとなっており、用途に合わせたチョイスができるようになっています。
よつあみYGK 一撃ソレイル スーパーソフト
非常にソフトな仕上がりで、どんなルアーにも柔軟に対応可能なハイパフォーマンスラインです。
巻きグセがつきにくいのにスプールへの馴染みが良く、非常に使用感の心地いいアイテムです。
号数ラインナップが豊富で、ライトリグからビッグベイトまで、あらゆる釣りにベストなものを選ぶことができます。
実釣主義を突き詰めるアングラーにオススメのラインです。
サンラインクインスター
釣りをするアングラーなら1度は目にしたことがある、と言っても過言ではない定番中の定番ラインがクインスターです。
リーズナブルなボビン巻きラインの中でも、安定した品質と実釣性能で、ビギナーからベテランまで、幅広いアングラーに使用されていいます。
ライトリグからストロングな釣りまで、どんな釣りにも対応するラインナップとなっています。
人気なバス釣り用ナイロンラインおすすめ5選
サンラインシューター マシンガンキャスト
「低伸度ナイロンライン」のパイオニアともいえるラインがマシンガンキャストです。
伸びがあるのがナイロンの特性ですが、その伸びを抑えることでフロロラインのような使用感が得られます。
摩擦強度が非常に高く、臆することなくカバーを攻略可能です。
フロロカーボンのような硬さがなく、ライン放出、ガイド抜けが非常に良いため、遠投性能も高くなっています。
東レソラローム ビッグバスナイロン
魚に主導権を与えず一気にねじ伏せる、ビッグバスハンターのために設計された、粘り強さと強度が特徴のハードナイロンラインです。
12ポンドから30ポンドのラインナップとなっており、ストロングスタイルを追求したアングラーにオススメとなっています。
ナチュラルカラーが採用され、クリアウォーターのビッグベイトゲームにも最適なラインに仕上がっています。
サンヨーナイロンGT−Rウルトラ
フロロカーボンを凌ぐ耐摩耗性で、超ヘビーカバーやハードストラクチャーも果敢に攻めることができる、シリーズ最高峰のラインです。
しなやかでトラブルが少なく、高い結束強度により、ビッグバスとも安心して渡り合えます。
驚愕の50ポンドまでラインナップされており、ジャイアントベイトから、PEラインのリーダーとしてなど、あらゆる釣りに使用可能です。
デュエルX−TEXコブラ
ナイロンでありながら、フロロに匹敵する強度、低伸度を実現したアイテムです。
ハードベイトはもちろん、ラバージグ・テキサスリグのような掛ける釣りにもベストマッチなラインに仕上がっています。
水に溶け込むカモフラージュグリーンのカラーリングにより、ハイプレッシャーエリアでも魚に警戒心を与えにくくなっています。
サンヨーナイロンアプロードZO6
フロロを凌ぐ耐摩耗性に加え、号数に対してプラスαの強度を誇るストロングラインです。グリーンクリスタルカラーが採用され、水中でのカモフラージュ効果はもちろん、リールに巻いた時の美しさも釣りのモチベーションをアップさせてくれます。
ハードベイト、ソフトベイト、どちらの釣りも快適におこなえ、どんなフィールドでも対応可能です。
高級なバス釣り用ナイロンラインおすすめ2選
エバーグリーンバスザイル フレックスハードHD
ナイロン特有のしなやかさはそのままに、フロロカーボンに匹敵する低伸度と強度を備えたラインです。
種類の違う素材を混合する特殊製法により、快適な操作性、高いフッキング性能を実現しています。
クランクベイトをはじめとする巻物、トップウォーター、ビッグベイトにオススメのヘビーデューティーラインです。
サンラインシューター デファイアーアルミーロ
ナイロンならではのクッション性や扱いやすさは保ったまま、低伸度を徹底的に追求したアイテム。
伸びが少ないことにより、大型トップウォーターやビッグクランクなどもしっかりとフッキングに持ち込み、キビキビとしたアクションをつけることが可能です。
ステルスダークカラー採用により、ラインの反射を抑え、クリアウォーターでも存在感を消すことができます。
まとめ
しなやかで扱いやすく、トラブルが少ないナイロンライン。
根ズレに弱い、感度が悪いと思われがちですが、近年のナイロンラインは伸びが少ないものや、フロロカーボンにも負けない強度と感度を持ち合わせています。
一度使ってみると、ナイロンラインの進化に驚くと思いますよ。
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