近年流行しているエギングには様々な硬さや長さのロッドがあります。
扱うエギのサイズや狙うイカの大きさ、場所に合わせて硬さを選ぶ必要があります。
基本的にはミディアムライト(ML)クラスからミディアム(M)クラスのロッドを使用し、2号から4号程度のエギをアクションさせてイカを誘います。
その中でも特にMクラスのエギングロッドは汎用性が高く、他の魚種を狙う際に代用することができることから人気があるため今回はMクラスのエギングロッドの特徴や選び方、おすすめを紹介していきます。
タップできる目次
Mクラスのエギングロッドの特徴
Mクラスのエギングロッドは2.5号から4号程度のエギを快適に扱うことができ、春先の産卵前の親イカを狙うこともできるため、エギングロッドの中でも比較的パワーのあるロッドになります。
またエギングだけではなく、ロックフィッシュやシーバス釣りにも代用されることが多く、ルアーの操作性にも優れています。
パワーのあるバット部とイカをバラしにくい繊細なティップを持ち合わせており、ルアー釣りにおける万能ロッドとしても人気があります。
Mクラスのエギングロッドを使うメリット
汎用性
Mクラスのエギングロッドは汎用性が高く、イカだけではなくロックフィッシュやシーバス、マゴチなど様々な魚種を狙うことができます。
Mクラスのロッドであれば20g程度のルアーやメタルジグを快適に扱うことができるためエギングの合間にいろんな釣りをすることができます。
長さも8ft以上のロッドが多く遠投性にも優れているためライトショアジギングなどにも使用することができます。
パワー
Mクラスのロッドは親イカも狙うことができるロッドのためパワーがあります。
特に春先の産卵前の親イカは3㎏を超えることもありそれらを狙うことができるロッドパワーが必要となります。
引きも強く足元まで寄せるのも非常に大変でMLクラスのロッドでは親イカのダッシュを止めることができない場合もあります。
Mクラスのロッドでしたらしっかりと親イカの引きを吸収して寄せてくることができます。
大型のエギを扱える
エギングで使用するエギは2号から3号がメインとなります。
その程度のサイズのエギはMLクラスのロッドで扱うことができますが、大型のイカを狙う際や遠投が必要な場合には4号程の大型のエギを使用します。
大型のエギは重量も重く、水中での抵抗も大きくなるためMLクラスのロッドだとキレのあるロッドアクションができないことがあります。
Mクラスのロッドであれば4号程度のエギでもしっかりとアクションすることができるため大型のエギを扱う春先のエギングなどではMクラスのロッドを使用します。
Mクラスのエギングロッドを使うデメリット
操作感
エギングはオールシーズン楽しむことができることから初心者などにも人気のある釣りとなっています。
特に秋口の新子のアオリイカを狙ったエギングは人気があり、初心者の方でも比較的簡単に狙うことができます。
使用するエギは2号から3号の小型のエギが中心になるため、Mクラスのロッドだとすこしロッドが強すぎる場合があります。
2号から3号程度のエギだとMLクラスのロッドを使用したほうが操作感が良くなっています。
硬い
MLクラスのエギングロッドに比べてMクラスのエギングロッドは硬く、パワーがあるのが特徴です。
大型のイカを狙う場合はMクラスのロッドが扱いやすくはなりますが、ロッドが硬いためキャストやジャークなどのアクションがMLクラスのロッドに比べて難しくなります。
遠投する際にはしっかりとロッドを曲げてキャストする必要がありますが、初心者の方などはロッドをしっかりと曲げることに難しさを感じることがあるかもしれません。
オーバーパワー
Mクラスのエギングロッドは張りが強く、大型のイカを狙うことに長けています。
しかしイカが小さいシーズンにはロッドパワーが強すぎてイカを圧倒してしまう場合もあるためイカの引きを楽しむことができない場合があります。
またイカの引きに対してロッドが強いため、イカの足が身切れしてしまったりする場合もあります。
Mクラスのロッドでオールシーズンイカを狙うなら比較的しなやかなロッドを選ぶようにしましょう。
Mクラスのエギングロッドの選び方
長さ
エギングロッドを選ぶうえで重要なのがロッドの長さになります。
釣りをする場所によっては使用するロッドの長さが異なってきますが基本的には8ftから8.6ft程度の長さのロッドを使用します。
磯場など前にでれないような足場の場合には9ft程度の長めのロッドを使用しますが堤防などの足場の良い場所では8.6ftまでのロッドが操作感もよく扱いやすい長さとなります。
しなやかさ
Mクラスのロッドは非常にパワーがあります。
硬いロッドだと身切れを起こす場合があるためMクラスのロッドを選ぶ際にはしっかりと曲がるしなやかなロッドを選ぶようにしましょう。
しなやかなロッドを選ぶことでキャストのしやすさや、オールシーズン様々なサイズのイカにも対応できることからロッド選びをする上でしなやかさは重要なポイントとなります。
適合エギサイズ
Mクラスのエギングロッドは様々なメーカーからラインナップされており人気のある番手となります。
Mクラスといってもメーカーによっては扱えるエギのサイズが異なる場合があるためロッドを選ぶ際には適合エギサイズを確認して選択する必要があります。
4号程度のエギに対応しているロッドを選ぶことで大型のイカにも対応することができるため番手だけではなく適合エギサイズを確認してロッドを選ぶことで快適にエギングをすることができます。
Mクラスのエギングロッドおすすめ20選
シマノセフィア エクスチューン(S86M)
シマノのハイエンドモデルのエギングロッドで操作感、感度ともに最高級のロッドになります。
2号から4号までのエギに対応しており、比較的小さなイカから大型のイカまで幅広く対応できるロッドなのでオールシーズン使用することができることから人気のロッドになります。
カーボンモノコックグリップやスパイラルXコアなどの技術がふんだんに使用されており高感度で、軽量なロッドのため大変扱いやすくなっています。
シマノセフィアXR(S86M-S)
ミドルモデルのエギングロッドで2号から4号まで扱うことができるシマノのMクラスロッドになります。
このロッドはソリッドティップが使用されており、穂先が柔らかいためイカの小さなあたりなどもしっかりとティップで感じ取ることができます。
柔らかいティップですが4号までのエギを扱うことができるため春先の大型のイカにも対応しており、操作性もチューブラーロッドと比べて遜色なく使用することができます。
釣りをする上ではソリッドティップでも問題なく使用できますが、ティップが細いため持ち運び時などには特に注意が必要となります。
シマノセフィアSS(S83M)
エントリーモデルとして人気のあるMクラスのエギングロッドになります。
低価格で非常に軽く、操作性にも優れていることから初心者から中級者まで幅広く人気があるロッドになります。
8.3ftと比較的短い部類のロッドですがエギの操作に長けており、キレのあるアクションを演出することができます。
遠投の必要がない漁港などでは十分な長さのロッドで、大型エギも扱えるため初心者の方などにはおすすめのロッドになります。
ダイワエメラルダス ストイストRT(84M)
ダイワのハイエンドモデルのエギングロッドになります。
特別にチューンしてあるロッドで、感度が高く操作性の高いロッドになります。
AGSガイドやブランクス素材にこだわって作られており、エギングをする上では最強のロッドとして人気があります。
8.4ftの長さは遠投や操作性に優れた長さで、オールシーズン場所を選ばずに使えることから堤防や磯でも使用することができます。
ダイワエメラルダスAIR AGS(78M)
7.8ftと比較的短めで、4号まで扱うことができるロッドになります。
短いロッドのため遠投性は劣りますが、ロッド自体が非常に軽量なためシャクリなどのロッドアクションが非常に快適に行うことができます。
ロッド全体に張りがあるため、深場や大型のエギにキレのあるアクションをつけることができます。
AGSガイドもロッドの軽量化につながっているため、操作性の高いロッドをお探しの方にはおすすめのロッドになります。
ダイワエメラルダスMX(89M)
ダイワのエントリーモデルのMクラスロッドになります。
8.9ftと長めのロッドのため遠投性に優れており、磯場や外海向けのロッドとして人気のあるロッドです。
長さがあるためエギングだけではなく、ロックフィッシュ、シーバス、マゴチなど様々な魚種を狙うことができ、かなり汎用性の高いロッドになっています。
初心者の方や、汎用性の高いロッドを低コストでお探しの方にはおすすめのロッドとなります。
メジャークラフト3代目クロステージ(CRX-864E)
8.6ftで3.5号まで扱うことができ、コスパに優れているロッドになります。
このロッドの最大の特徴は4本継ぎになっていることで、非常にコンパクトに収納することが可能となっています。
4本継ぎですがキレイにロッドが曲がるためキャストもしやすく、電車移動や自転車を使用して移動するアングラーにはおすすめのロッドになります。
使用感も高く、コスパにも優れているため初心者の方などにおすすめのロッドです。
メジャークラフトエギゾースト5G(EZ5-862M)
メジャークラフトの中でも特に操作性や感度に優れているエギングロッドです。
4号までのエギを扱うことができ、感度と軽量化、ロッドパワーがある素材が使われていることからエギングでかなり使いやすいロッドになります。
コスパにも優れており、価格以上の性能を感じることができるため初心者から中級者までの方にはおすすめの一本となっています。
ヤマガブランクスカリスタ(86M/TZ NANO)
ヤマガブランクスから出ているエギングモデルのロッドで、使用しているアングラーも多く人気のあるハイエンドロッドになります。
4号まで扱うことができるMクラスのロッドですが、しなやかな特徴があり、キャストやロッドアクションがしやすいロッドになります。
小さいエギを使用してもしっかりと操作することができ、繊細さとパワーを両立していることからオールシーズン使用することができます。
操作性に優れているため初心者の方でも使いやすく、上級者まで幅広くおすすめできるロッドとなっています。
ヤマガブランクスメビウス(86M)
8.6ftとエギングをする上で扱いやすいレングスと、ヤマガブランクス特有のしなやかな曲がりからこちらも人気のあるロッドになります。
遠投性に優れており、軽い力でもしっかりとロッドが曲がりタメが効くことから軽めのエギから大型のエギまでキャストしやすいロッドになります。
ロッドアクションもつけやすく、クセのすくないブランクスを使用しているため万人受けするロッドとなっておりおすすめのロッドになります。
アブガルシアソルティースタイル エギング(STES-862M-KR)
8.6ftのMクラスのエギングロッドで4号までのエギを扱うことができるロッドになります。
ハイエンドモデルのロッドに比べて自重が重ためではありますが、エギをアクションさせやすいテーパーとなっており、感度にも優れているロッドです。
遠投も可能となっているため堤防だけではなく磯場など様々なエリアでのエギングに使用できることから汎用性も高くなっています。
これからエギングを始める初心者の方にはおすすめのロッドとなります。
アブガルシアソルティーステージ プロトタイプ(XEGS-862M)
4号までのエギを使用することが可能となっているMクラスのエギングロッドです。
ソルティーステージシリーズの中でもハイエンドモデルとして操作性、感度の高さから人気の高いモデルのロッドになります。
2.5号の小型のエギから4号までの大型のエギまでしっかりとキャストすることができ、キレのあるアクションをつけることができるロッドで、レッドモンスターとよばれる大型のイカにも対応できるパワーがあるロッドです。
ハイエンドモデルですがコスパにも優れており、大型のイカも狙えるロッドのためおすすめのロッドになります。
エバーグリーンインペリアル レーザーキング(NIMS-86M)
ハイエンドモデルのロッドで玄人向けのロッドになります。
8.6ftと遠投と操作性に優れた長さで、堤防や磯場など場所を選ばずに使用することができ、しなやかなでありながらパワーのあるロッドなので大型のイカを狙うことが可能となっているロッドです。
ロッドにパワーがあるためキレのあるアクションをつけることができ、深場や大型のエギの操作に優れています。
ロッドのデザインもシンプルでかっこよいため使用感だけではなく所有感も満たしてくれるため、予算に余裕のある方にはおすすめのロッドになります。
オリムピックカラマレッティUX(GCALUS-862M)
エントリーモデルのロッドの中でも特に操作性や感度が高く人気のあるロッドになります。
ハイエンドモデルと比べても特に遜色はなく、キレのあるアクションや遠投性にも優れており、初心者の方から中級者の方まで幅広くおすすめできるロッドになります。
シンプルなロッドデザインと、握りやすいグリップ形状をしていることもおすすめできるポイントの一つです。
オリムピックスーパーカラマレッティ(GOSCS-932M-L/SJ )
オリムピックの中でもハイエンドモデルのロッドで、最大の特徴はその長さにあります。
9.3ftとエギングロッドの中でも特に長いロッドで、ロングキャストに優れたロッドになります。
またロッドの長さを活かしたスローで大きなジャークは大型のイカにも効果的で、通常のエギングとは一味違ったエギングが可能となっています。
長いことからエギングだけではなくシーバスやマゴチなど様々な釣りに使用することができることができ汎用性の高いロッドとしてもおすすめできます。
がまかつラグゼ EGRR(S82M)
8.2ftと操作性に優れたロッドでかなり軽量なため1日使用していても負担が少ないことから人気のあるMクラスロッドになります。
3.5号までのエギを扱うことができ、張りがあるロッドのためキレのあるアクションをすることができます。
港内などのエリアでテクニカルにエギを操作して誘うことに優れているため、港内でのエギングに向いています。
大型のイカにも対応できるパワーがあるため春先の親イカ狙いにもピッタリなロッドです。
アレス夢墨夜叉RV(DRYY-RV803M)
玄人向けのロッドとして人気のあるエギングロッドになります。
自重はありますがロッドバランスが良く持ち重り感がないため非常に扱いやすく、エギにキレのあるアクションをつけることができます。
糸抜けの良い軽量なガイドを使用していることから遠投も得意としているため外海など飛距離が必要なエリアでも十分に使用することができるロッドです。
高価なロッドとなるため上級者向けのロッドになりますが操作性の高さからおすすめのロッドになります。
テイルウォークEGIZT TZ(83M)
ガイドにトルザイトリングを使用しており、先重り感の少ないロッドになります。
軽量なロッドのため操作性に優れており1日アクションしても疲れにくいロッドで初心者の方にも扱いやすくなっています。
汎用性の高いモデルで、エギングだけではなくシーバスやロックフィッシュにも使用できるパワーがあるため海で使用するオールラウンドロッドとしても人気があり、コスパにも優れています。
グリップエンドのデザインも高級感がありおすすめのロッドになります。
ゼスタアサルトジェット(85M)
4号までのエギを扱うことができ、張りのあるブランクスを活かしたキレのあるアクションが可能となっているロッドです。
小型のガイドを使用していることでロッドの反発性が高く、深場や大型のエギでもしっかりと操作することができます。
張りがあるロッドですがキャストの際にはしっかりと曲がり、タメが効くことから初心者でも扱いやすく人気のあるロッドになります。
ブラックライオンラーテル77
7.7ftとショートロッドの部類になるエギングロッドです。
短いロッドのためエギの操作にかなり優れており、感度と操作性の高さからコアなアングラーに人気のあるロッドになります。
軽量で細身のブランクスですが3.5号まで快適に扱うことができ、パワーも申し分ないため大型のイカを狙うこともできます。
ハイピッチなアクションを得意としており、1日振り続けても疲れないロッドのためおすすめのロッドになります。
まとめ
Mクラスのエギングロッドは人気のある番手で様々なメーカーからラインナップされています。
大型のイカも狙えるパワーがあるため汎用性が高く様々な魚種を狙うことができることからも海で使用する万能ロッドとしても人気があります。
今回紹介したおすすめのロッドを使用して大型のイカや様々なターゲットを狙ってみてください。