バス釣りは様々な種類のルアーやワームを正確にキャストし、繊細に操ることが重要となるゲーム性の高い釣りです。
そのため、ブラックバスをゲットするためにはルアーや釣り方に適したタックルを使用することが大切です。
今回はそのタックルの中でも「2000番のスピニングリール」に着目して、その特徴や選び方、おすすめ商品などを紹介します。
初心者から上級者まで、スピニングリールの購入や買い替えを検討している方は是非参考にされてください。
バス釣りで2000番のスピニングリールを使うメリット
取り回しが良い
2000番のスピニングリールは、一般的な2500番以上のリールに比べてスプールもボディもコンパクトなサイズ感です。
コンパクトなので重量も軽く、片手でのキャストやロッド操作もしやすいでしょう。
軽くて取り回しが良く使いやすいことは、アクティブに動くことが必要とされるバス釣りにおいてメリットと言えます。
繊細な操作ができる
リールがコンパクトで軽量ということは、繊細な操作をしやすいことにつながります。
非常にプレッシャーが高い昨今のバス釣りにおいては、小さなルアーやワームを使用する機会も多いのではないでしょうか。
小さなルアーも小さなワームも繊細に操作することで本領を発揮します。
そのような釣りにおいて、2000番のスピニングリールは外せない存在です。
細いラインが扱いやすい
リールが軽量であることに加えて、スプール径が小さいことで細いラインが使いやすいというメリットがあります。
小さく軽量なルアーやワームを使う場合、太いラインでは飛距離が出ずライントラブルも多発してしまうため、細いラインを使うことが重要です。
そんな時に、2000番のスピニングリールを使えば快適な釣りができるでしょう。
バス釣りで2000番のスピニングリールを使うデメリット
大きめのルアーやワーム
大きいルアーやワームを使いたい場合、それに対応した強めのロッドを選ぶ必要があります。
強めのロッドに小さく軽量なリールを付けてしまうとタックルバランスが悪くなり、キャストがしづらい、魚をバラしてしまう、ラインブレイクしてしまう等のトラブルにつながります。
そのため基本的には小さいルアーやワームを使うことに適していると考えた方が良いでしょう。
ドラグ力が弱い
スピニングリールの最大ドラグ力はスプール径の大きさで決まります。
摩擦力の関係で、スプール径が大きければ大きいほどドラグ力は強く、小さければ小さいほど弱くなります。
2000番のスピニングリールはスプール径が小さくドラグ力が弱いため、強引に魚を引き寄せる等の力強いフィッシングスタイルには不向きと言えます。
糸巻き量が少ない
スプール径が小さいため自ずと糸巻き量は少なくなってしまいます。
そのため遠投をして沖の魚を狙う釣りや、水深の深いダムなどでディープの魚を狙う釣りには不向きでしょう。
細めのラインを必要量巻いて、近距離で繊細に狙うような釣りや、水深がそれほど深くない場所での釣りに向いていると言えます。
2000番のバス釣りに適したスピニングリールの選び方
軽さ
2000番のスピニングリールは基本的にはどれも軽いです。
しかしその中でも、リールの構造や素材、各メーカーのテクノロジーなどの違いによって軽さに違いが出てきます。
一般的な軽さのものから、さらに軽さを追求した「究極の軽量リール」と言えるようなものまで様々です。
ただし、バス釣りにおいてはリールが軽ければ良いという訳ではありません。
重要なのはタックルバランスです。
使うルアー、ライン、ロッド、リールのバランスをしっかり合わせることでそれぞれの道具のパフォーマンスが最大限に発揮されます。
そのため、自分のやりたい釣りに合わせた軽さのリールを選ぶことが大切です。
剛性
大きいサイズのリールに比べて、小さく軽量なリールは剛性が低い傾向にあります。
剛性が低いとリールがたわんでしまってトラブルにつながったり、最悪の場合リールが破損して使えなくなってしまう可能性もあります。
そのため「軽量化」と「剛性」という相反する性能を両立させるべく、各メーカーは知恵を絞って様々な素材や技術を開発するなど努力を続けています。
使いやすさの性能を求めることも大切ですが、それ以上に快適に釣りを続けられることが重要です。
そのためには、剛性についてもしっかり意識してリール選びをする必要があるでしょう。
ドラグ性能
ドラグ性能は目に見えにくい部分であるため、「どれも大体一緒でしょ？」と思われがちなものだと思います。
しかしスピニングリールにおいてドラグ性能は非常に重要であり、リールによって大きな差が出る部分でもあります。
特に細いラインで繊細な釣りをする場合は、ドラグ性能次第で「魚をゲットできるか」もしくは「ラインが切れてしまうか」が分かれてくると言っても過言ではありません。
ドラグ性能が良ければ良いほど、よりスムーズに安定してドラグが出るためラインが切れる確率が低くなります。
ただしその分リールの価格も上がるため、自分に合った価格と性能のバランスを見極めてリール選びをすることが重要です。
2000番のバス釣り用スピニングリールおすすめ12選
シマノ21 ナスキー（C2000S）
低価格帯のベーシックなスピニングリールです。
低価格帯と言っても、信頼と安心のシマノのリールですのでかなり精度高く仕上がっています。
「あまりこだわりはないけど安心して使えるものがほしい」という方におすすめのリールです。
突出した性能はないものの、全てバランス良く安定した性能を持っていることが特徴と言えます。
シマノ20 ツインパワー（C2000S）
シマノ最高峰のスピニングリールであるステラに次ぐ、高性能なモデルです。
ハンドル回転やドラグの滑らかさ、軽量ボディ、剛性と全てにおいて高い性能を持ちながら、最高峰モデルよりも安い価格で購入できることが特徴です。
「性能にはこだわりたいけど最高峰リールには手が届かない」という方に最適なリールと言えるでしょう。
シマノ22 ステラ（C2000S）
シマノの最高峰モデルであり、日本を代表するスピニングリールと言っても過言ではないリールです。
素材、滑らかさ、剛性など全ての性能が最高レベルで仕上げられています。
また何と言っても、細部まで作り込まれた美しい造形とデザインが特徴と言えます。
持っているだけで嬉しくなる、所有欲を満たしてくれる、釣り人なら一度は使ってみたいと思わせてくれるリールです。
ダイワ20 レブロス LT（LT2000S-XH）
ダイワの低価格帯モデルで、必要な性能をバランス良く持ち合わせたスピニングリールです。
低価格であることを感じさせない安定した性能を持ちながら、高級感があるデザインに仕上げられていることが特徴です。
またハイギアであるため、ピンポイントの狙い撃ちと回収を繰り返すような釣りに向いているでしょう。
ダイワのリールを使ってみたい方のエントリーモデルとして最適です。
ダイワ20 ルビアス LT（FC LT2000S）
ダイワの中価格帯リールです。
機能面において全てが高性能であり、デザインや質感についても「高級リール」と言える仕上がりになっています。
「良いリールを使いたいけど最高峰モデルには手が届かない」という方に最適なリールと言えるでしょう。
中価格帯のリールにおいて、非常にコストパフォーマンスが高い歴史あるモデルです。
ダイワ23 エアリティ（LT2000S-H）
その名の通り、空気のような軽さを追求した超軽量モデルのスピニングリールです。
軽さを極限まで追求するだけでなく、ダイワの歴史ある技術によって強さも持ち合わせることに成功しています。
「究極の軽さ」と「強さ」という相反する性能を両立させたリールと言えます。
極細のラインを使った超フィネスな釣りを高精度に行いたい方は、このリールを使うことでパフォーマンスを最大限に発揮できるでしょう。
アブガルシアカーディナル II SX（2000S）
アブガルシアの低価格帯の定番モデルです。
リールと言えば「シマノ」や「ダイワ」のシェアが大きいですが、アブガルシアも試してみたいという方のエントリーモデルとして最適と言えます。
また本体にはアルミスプールが装備されていますが、もう一つグラファイト素材の替えスプールが付いていることが特徴です。
釣り場でラインの太さを変更したい場合や、ライントラブルに備えて使うこともできる為とても便利です。
アブガルシアロキサーニ（2000SH）
1万円台で購入できる非常にコストパフォーマンスが高いモデルです。
真っ黒なボディにカーボンハンドルを標準装備しているカッコいいデザインも特徴的です。
ドラグワッシャーの取り付け順を変更することでドラグの特性を変えることができるという、他にはなかなか無い機能を持っています。
価格、デザイン、性能のバランスが非常に良く取れたモデルと言えるでしょう。
アブガルシアレボ PRM（2000SH）
軽量でありながら、タフさを追求したモデルです。
また細部まで作り込まれたゴールドとブラックのデザインも美しく、ハンドルやドラグの滑らかさも持ち合わせています。
ハイギアである為、少し強めなフィネスの釣りで、ストラクチャーから少し強引に魚を引きずり出すような釣りに向いていると言えるでしょう。
プロックスネロスト（2000S）
とにかく価格が安く、全身真っ黒なデザインが特徴的なリールです。
これからバス釣りを始める方や、初心者でタックルを増やしたいという方におすすめです。
また、親子でバス釣りを楽しみたい場合に子供用に買ってあげるのにも良いかもしれません。
性能面はあまり高いとは言えませんが、お財布に優しくデザインもカッコいいため目的によっては重宝されるでしょう。
ワタチャンプアラディノ（2000）
ワタチャンプは一般的にあまり知られていないメーカーですが、釣具生産20年の歴史を持つ信頼できるメーカーです。
リールの価格は非常に安く、デザインについても高級感があります。
また必要な性能もしっかり持ち合わせており、コストパフォーマンスが高いモデルと言えるでしょう。
アルミ製の替えスプールが付いていることもとても嬉しいですね。
テイルウォークスピーキー（2000HGX）
非常に耐久性の高いモデルです。
過酷な環境において、ラフに使用しても絶えられるタフさを備えています。
また、タフなだけではなくスムーズな使用感や滑らかで安定したドラグ性能も特徴です。
ハンドルノブは力が入りやすいEVA素材になっているため、強めのフィネスな釣りや魚をストラクチャーから強引に引き剥がすような釣りに最適と言えるでしょう。
まとめ
この記事では、バス釣りにおいて使用頻度が高い2000番のスピニングリールを12種類紹介させていただきました。
今回紹介したおすすめリールや選び方を参考にして最高のリールに出会い、楽しいバス釣りができることを願っています。
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