ビッグベイトを扱う上でカスタムハンドルにすることは、もはや必須と言っても過言ではないでしょう。
自重のあるビッグベイトをリールで操作するにはある程度の強い巻きトルクが必須となるからです。
また、カスタムハンドルを装着することでドレスアップの効果も期待できます。
そこで、本記事ではビッグベイト用リールのカスタムハンドルおすすめ10選を特集させて頂きます。
おすすめのハンドルの長さやノブの形状、素材などを様々な観点から考察しておりますので、どうぞご覧ください。
ビッグベイトに適したリールでカスタムハンドルを使うメリット
ルアーアクション向上
国内メーカーのリールについている80mm台の純正ハンドルだとリーリング時に発生するエネルギーが小さく、クラッシュ9など自重のあるビッグベイトをクイックにアクションさせることができません。
ロングハンドルにカスタムすれば、巻きトルクがアップしてリーリング時にルアーに入力されるエネルギーが大きくなります。
したがって自重のあるルアーでも、リーリングでレスポンスよくクイックに動かすことが可能です。
今まで反応させれなかったバスを反応させ、釣果に繋がる大きなメリットと言えます。
デッドスロー巻きがしやすい
自重のあるハンドルノブ且つロングハンドルであれば、デッドスロー巻きがしやすいというメリットがあります。
その理由は「慣性の法則」がハンドル全体に働いていて、ハンドルが一度回り出したらノブの自重を利用し勝手に等速でリーリングしてくれる為です。
最小限の力でブレのないリーリングが可能になるので、上記のハンドルカスタムはビッグベイトのデッドスローゲームに最適と言えます。
ファイトがしやすい
丸型やラッパ型の大型ノブを使用したロングハンドルにカスタムすることで、強い巻きトルクが生まれることによってファイトがしやすくなります。
さらに、上記の様な大型のノブは握り込みやすく指をかける本数も純正ノブと比べて多くなる為、疲労感が軽減されグリップがしやすくなります。
強い力でファイトができ主導権を与えないパワーゲームが可能です。
見た目が良い
ハンドルカスタムを施すことで単純に見た目が良くなるというメリットがあります。
ノブの色や質感、ハンドルの長さや色など様々な選択肢の中から自分だけの一台を作り出すことが可能です。
自分好みにカスタムしたリールでデカバスを釣れば、高い満足感を得られることでしょう。
ビッグベイトに適したリールでカスタムハンドルを使うデメリット
クラッチ返り
ビッグベイト向けの自重のあるロングハンドルではクラッチ返りが発生する可能性があります。
クラッチ返りはメインギアに大きな負担がかかりますし、バックラッシュする可能性もあるのでなるべく防ぎたいところです。
対策として、キャスト時にロッドに対して平行にしたハンドルがロッドを振り抜く軌道に乗っていれば、クラッチ返りを防止することが可能です。
例を挙げておくと、オーバーキャストであれば、まずキャストする前に必ずロッドに対してハンドルを平行にします。
続いて、左ハンドルならハンドルを地面側に向けて(右ハンドルならハンドルを空側に向ける)キャストするといった具合です。
釣りのテンポが遅くなる
ビッグベイト向けのハンドルは自重が重く、タックルの総重量が増してしまうので釣りのテンポを遅くしてしまうデメリットもあります。
対策として、軽い素材のノブを使用する、軽めのロッドに変える、ハンドルの自重が軽いものにするなどタックルバランスを考慮しながら、総重量を下げると改善されるでしょう。
ビッグベイトに適したリールのカスタムハンドルの選び方
ハンドルの長さ
90〜95mm
クランクやチャター、バイブレーション、など一般的なサイズの引き抵抗のある巻物系ルアーはおおよそ快適に扱うことが可能です。
また、フロッグや〜2oz前後のビッグベイトの操作も行いやすく、ビッグベイトを中心に他のルアーもバーサタイルに扱いたいアングラーにおすすめです。
96〜105mm
2〜6ozのビッグベイトの操作やディープクランク、パンチングやデッドスロー巻きに効果的なハンドル長となります。
このハンドルのレングスでノブに自重があれば、スイムベイトやビッグベイト、スイムジグなどのデッドスローゲームやディープクランクなどに向いています。
反対にノブに軽さがあれば、フロッグやパンチングなどテンポが求められるカバーゲームに効果的です。
106mm〜
巻きトルクが大変高い為、6oz超のビッグベイトやジャイアントベイトの操作に有効があるハンドル長となります。
リーリング主体で操作するクラッシュゴーストやデニイロなどのジャイアントベイトには必須となるレングスです。
ノブの形状
ラッパ型
ビッグベイトのリーリング操作やデッドスロー巻き、ただ巻きなどビッグベイトで行う操作を快適に行うことができます。
指先のみの軽い力でリーリングできる為、テクニカルな操作が可能です。
丸型
こちらもラッパ型と同じくビッグベイトで行う操作を大方行うことができます。
グリップ力が非常に高くファイトがしやすい為、パワーゲーム向きなノブの形状です。
平型
つまみやすくアタリが取りやすいシマノの純正ノブにも採用されておりベーシックです。
バーサタイル性に富んでおりビッグベイトだけでなく通常のルアーも幅広く対応できる形状です。
タックルバランスや扱うルアー、求めるアクションによってカスタムするノブの形状を考慮する必要があります。
ノブの素材
金属
金属製ノブは抜群の感度と高い剛性を兼ね備えており、見た目も光沢が強く高級感があります。
上記の特性から感度を重視したいアングラーにおすすめで、ビッグベイトのデッドスロー巻きに向いています。
EVA
軽量で滑りにくく、雨の日でもグリップがしやすいという特徴の為、ビッグベイトなどのパワーゲーム向きの素材です。
EVA自体が安価の為、EVA素材のノブが用いられている場合は、比較的低価格でお求めやすいハンドルになる傾向があります。
ラバー
フィット感があって肌にまとわりつくような素材で、グリップ力があり滑りにくいです。
重さ、感度、グリップ力のどれをとってもネガティブ要素が無く、どの釣りのタイプにも適正があります。
カーボン
コストはかかるものの、非常に高い剛性と感度、軽量且つ滑りにくいという卓越した特徴を持っておりビッグベイトやパワーゲーム向きです。
ビッグベイト用リールのカスタムハンドルおすすめ10選
まとめ
本記事内で紹介したように、ビッグベイトに適したカスタムハンドルを装着することによって、ビッグベイトを扱う上で様々なメリットが生まれます。
ビッグベイトに対して自分自身が必要とする要素とそのカスタムハンドルの特徴を照らし合わせて、あなたにとってのベストなカスタムハンドルが見つかれば幸いです。
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