「ビッグベイトは短いロッドでも大丈夫なのか」「ビッグベイト初心者でも扱える長さのロッドはないのか」と思っている方は多いのではないでしょうか。
実際ビッグベイトを扱うロッドは7フィート以上のものが多く、長すぎると感じることが多々あります。
しかし、ビッグベイトを扱える7フィート未満のショートロッドも年々ラインナップが増えてきており、需要が増加しています。
そんなビッグベイトを扱えるショートロッドのメリット・デメリットと共に、今回は12アイテム紹介させていただきます。
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ビッグベイトに適したショートロッドの特徴
簡潔に言うと硬さH(ヘビー)以上の物です。
ビッグベイトを扱うショートロッドを選ぶうえで、まず注意したいのが、充分な硬さがあるかどうかです。
ビッグベイトは一般的に1oz~5oz程のルアーの事で、かなり重量があり、その重さに耐えられるスペックのロッドを選ぶことが、重要になります。
ビッグベイトでショートロッドを使うメリット
キャスト精度
ショートロッドのメリットとして、ロングロッドに対して、慣れていない方でも比較的楽にカバー等のスポットにピンポイントでキャストすることが出来る点です。
昨今の主流であるロングロッドでは難しかったスポットに簡単にキャスト出来るため、手の届かなかったバスを釣り上げることが可能になります。
操作性
手元から竿先の距離が短いため、非常に操作性がよく、ジャーキングやトゥイッチもロングロッドに比べてやりやすいです。
また、小場所においてはロングロッドは長すぎてアクションできないという状況もありえます。
ショートロッドであれば、おかっぱりで釣る場所が限定されにくいので、釣果も変わってきます。
疲れにくい
ロングロッドに比べて短いので、その分ロッド自体の重量も軽く疲れにくいです。
ジャーキングやトゥイッチを繰り返す事を考えると、ロングロッドよりもショートロッドの方が手や腕への負担が少なく、釣りに集中しやすく多くのキャスト数を稼げるのでショートロッドに利があります。
ビッグベイトでショートロッドを使うデメリット
遠投性能
ショートロッド最大のデメリットはロングロッドに比べて、竿がしなる長さが短いため飛距離が出にくい点です。
キャストの正確性が求められる場面ではショートロッドに分がありましたが、オープンフィールド等の遠投が求められる場面ではロングロッドに分があり敵いません。
ですので場面場面にあったロッドを選択することが大切といえます。
ノリにくい
ロングロッドだと手元から竿先に十分な距離があり、バスがルアーを捕食したときに竿先からしっかりとしなるため、合わせやすい且つノリやすいです。
ショートロッドは短い分しなりを利用した合わせが利きづらく、ノリづらいというデメリットがあります。
しっかりと大きく合わせたり、巻き合わせを使い対応しましょう。
ラインコントロール
ショートロッドだとどうしてもリトリーブするコースが、ロングロッドに比べて狭くなる点です。
少しキャストがズレた時に修正する能力が低く、思い通りのコースを通せないことがあります。
また、足場の高い場所では竿先が水面から離れている分、足元までしっかりと引いてくることが出来ないのでロングロッドに比べ不向きになります。
ビッグベイトに適したショートロッドの選び方
長さ
ビッグベイトを使用できるショートロッドの長さはおおよそ6フィート以上7フィート未満の物が多く、1oz未満のルアーを扱うショートロッドより長いロッドが多いです。
ビッグベイト用のロッドが通常7フィートから8フィートほどなので、ビッグベイト用途としてのショートロッドという位置づけになります。
ですので、6フィートから7フィート前後のロッドを普段から使っている方なら、ビッグベイト用ショートロッドと同じような感覚で扱うことが可能になるでしょう。
硬さ
冒頭でも紹介しましたが、硬さはH(ヘビー)以上の物がベストです。
ヘビークラス以下のロッドをビッグベイトで使用することはほとんどなく、ブランクに張りのあるガッチリとした強度のあるもので、ビッグベイトの重さにしっかりと耐えられるヘビー以上の物を選択しましょう。
「1~5」のように硬さが数字表記になっているメーカもあるので、その都度リサーチしながら決めてみてください。
ビッグベイト用ショートロッドおすすめ12選
DAIWAブラックレーベルLG(6111H+FB-SB)
ダイワよりリリースされているスイムベイト・ビッグベイト用ロッドでサイズは6フィート11インチです。
ベリーからバットにかけてはかなり硬く強靭で、ティップが柔らかいビッグベイトロッドでは珍しいファーストテーパー仕様のロッドで、感度がよくリップ付きビッグベイト等の、デッドスローリトリーブ時に安定したパフォーマンスを発揮してくれます。
DAIWAブレイゾン(C611H-SB)
ビッグベイトをキャスト出来るロッドが、とりあえず1本欲しいという方におすすめのロッドです。
ダイワのエントリーモデルなのでかなりお手頃な価格になっていますが、3/8ozから4ozまで投げられる幅広さがあり、有名どころのビッグベイトは大体これ1本で投げられるようになります。
DAIWAリベリオン(651XHSB-SB)
ピッチングなどのショートキャストで子気味よくキャストしたいならこのロッドではないでしょうか。
ダイワよりリリースのリベリオンは、1/2ozから5·1/2ozのフルサイズのビッグベイトまで投げられるパワーがありながら、6インチ5フィートの非常に取り回しの良いサイズで、おかっぱりはもちろんボートでの釣りにもおすすめです。
JACKALLBPM 1PC(B1-C611MHH)
ベリーからバットにかけてはヘビーで、ティップがミディアムヘビー仕様になっているロッドです。
ティップに柔らかさがあるため、バレにくく乗りやすいです。
極端に重量のあるビッグベイトには対応していませんが、フロッグやスピナーベイトには対応できるロッドなのでコストパフォーマンスを考えるとかなり良いでしょう。
JACKALLBPM 1PC(B1-C65XHSB)
JACKALLよりリリースされている、ショートキャストに特化したエクストラヘビーの6フィート5インチのロッドです。
カバーやストラクチャーをタイトに攻めるのに重宝するロッドで、使用できるルアーの範囲は狭く少しとがっていますが、その分ビッグベイトの操作性がバーサタイルロッドに比べて高く初心者の方にもおすすめできる一本でしょう。
レジットデザインワイルドサイド(WSC65XXH)
ダブルエクストラヘビーのロッドで、約168gまでの重量級ビッグベイトを扱えるワイルドサイド WSC65XXHです。
ダブルエクストラヘビーと聞いて曲がらないのでは、と思うかもしれませんがブランクスにはグラス素材が20%程含まれており、非常にしなやかに曲がってくれるためそのような心配もありません。
SHIMANOポイズンアドレナ(169XH-SB/2)
世代を問わず大人気のプロ秦拓馬氏が監修している、SHIMANO×JACKALLのビッグベイト用コラボレーションロッドのセンターカット2ピースモデルです。
特徴は約160gの物まで投げられるパワーがあるにも関わらず、自重が約130gとめちゃくちゃ軽いところで、腕や手首に負担になりにくく痛めにくい仕様になっています。
また、バス釣りだけでなくソルトフィッシングにも使用できるため、色々な釣りをしてみたい方にオススメです。
SHIMANOバンタム(168XH-SB/2)
デカバスハンターの異名を持ち多くのアングラーの憧れである奥田学氏がプロデュースした至高の一本でしょう。
ジャイアントベイトやビッグベイトに対応しており、6フィート8インチという絶妙な長さで、ショートキャストの精度とロングキャストの飛距離を併せ持つロッドになっています。
Abu Garciaホーネットスティンガープラス(HSPC-671X-BB)
Abu Garciaからリリースされている、用途特化型のビッグベイト対応モデルです。
主にピッチングなどのショートキャストを得意としており、カバーやストラクチャーを果敢に攻められるロッドでボートを使っての釣りに強いでしょう。
ビッグベイトのほかに、重量級の撃ち物にも使えるのでボートからのカバー攻略には欠かせないロッドになること間違いなしです。
Abu Garciaベルサート(VERC-66XH BB)
2ozから4ozのビッグベイトを得意としている、カーボン100%のロッドです。
Abu Garciaの革新的な技術TAF製法のカーボン100%のブランクスは、トルクとしなやかさを高次元で両立しており、繊細なルアーアクションが可能になっている一本になっています。
DAIWAブラックレーベル トラベル(C61XXH-5・SB)
少し変わり種の5ピースのロッドで仕舞寸法44cmと持ち運びに大変便利なロッドです。
なんと10ozまでのルアーがキャストでき、バス釣りのみならず様々な釣りに対応しているので旅のおともに最適でしょう。
またファーストテーパーになっており、ティップを使った繊細なアキュラシーキャストが可能になっています。
DRANCKRAZY×TULALAGARGOYLE(63-N)
6フィート3インチの主に1ozから2ozクラスのビッグベイトを快適に投げられる、DRANCKRAZY×TULALAのコラボロッドです。
高級感溢れる見た目をしており、他のロッドにないデザインをしているため人とは違うものにしたいという方にオススメです。
またビッグベイトだけでなく、トッププラグからバイブレーションなどの巻き物まで幅広い用途で使用することができます。
まとめ
7フィート未満のショートロッドを使うことにより、ロングロッドでは攻めきれなかった場所を攻められるようになります。
ビッグベイトを扱えるショートロッドのラインナップも増えてきているので、ご自身のお気に入りのロッドを探してみてください。
また、初心者の方や、手を出しづらいという方も、ぜひ今回の内容を参考にしてショートロッドでビッグベイトでの釣りを楽しんでみてください。