ボートシーバスにおいてもショアからのシーバスゲーム同様、様々なメソッドが確立されています。
その中で多くのアングラーが愛用する最強ルアーを厳選しつつ、今回は船からのストラクチャー周りや、広範囲を攻める時におすすめのルアーを10選してのご紹介です。
ボートシーバスに臨む際の参考にすると釣果に結びつくかも知れません。
ボートシーバス用ルアーの選び方
まず重要なお話として、ボートシーバス用ルアーの選び方についてご説明します。
どのようなメソッドで攻めるか
移動しながらの穴撃ちやビッグベイトを使用したコノシロパターンなどその時期や水温などに合わせたメソッドがあるのがボートシーバスフィッシングです。
時期や季節、釣行ポイントの環境などを考慮したメソッドで釣行する事がそのまま釣果につながるので、釣り方については何よりも重要視する必要があります。
また、釣り方から必要なルアーが絞られる為、ある程度ルアーの目星をつけるためにも必要な作業です。
タックルとの相性を考慮する
ロングキャストが必要なシーンに軽いルアーだけを持っていても距離が足りませんし、逆にストラクチャー周りをタイトに攻める時に重すぎるルアーは使いづらいものです。
同様に軽量のルアーしか扱えないタックルセットに重量級のルアーをセットしてしまっては、最悪の場合ロッドが折れる事なども考えられます。
自分の使うタックルの使用可能ルアーの重量や、どのようなシーンにルアーを使うかを十分に考慮して使うルアーを選定するのがベストです。
狙うシーバスのサイズによってもロッドやリールの種類が変わってくるので、まず始めにタックルを決めてから相性の良いルアーをセレクトしていくとスムーズに決めやすくなります。
リアクションバイトを誘発させる
いろいろ考えてルアーを選んでおいたとしても、それが必ずしもうまくはまらない事が往々にしてあるのがルアーフィッシングです。
予想外の大雨が前日に降った事で水が濁ってしまったり、水温が極端に変化したりと、釣り場の環境は日々変化してしまいます。
そんな時に有効なのがリアクションバイトを誘発するタイプのルアーです。
急激な変化を起こすタイプやルアー操作をした時の波動によって意識を引くタイプなど、水質や水温に左右されにくいルアーを忍ばせておく事で釣果を得られないリスクが軽減されます。
トップからボトムまでをひとしきり攻められるようにバランス良く用意しておくと安心して釣行可能です。
カラーバリエーションについて
パターンにはまったルアーを使っていても何故か釣果が上がらない時などにはカラーリングを変えてみるのも重要です。
その為、同じルアーのカラーバリエーションを何パターンか用意しておくと、状況の改善につながる時があります。
種類分けや色分けでタックルボックスの中を整理しておくと釣り場の環境に合わせて即座にルアーの切り替えが可能になるため、予め釣行前に準備しておくと良いでしょう。
ボートシーバス用ルアーおすすめ10選
トップからボトムまでの各層を10選ずつセレクトしてしまうと膨大な数のルアーをご紹介してしまう事になるので、今回のおすすめボートシーバス用ルアーはバランス良くトップからボトムまでをセレクトしています。
【アムズデザイン】アイマ ポッキー(100)
ますトップウォーターでの釣行で結果を残してくれるルアーと言えばアイマポッキーが有力です。
飛距離や使いやすさという点で100をおすすめします。
基本的な使い方はドッグウォークですが、ただ巻きでも十分にシーバスへのアピールをしてくれる優秀なペンシルベイトです。
シーバスの活性が高い動き時にナブラや鳥山が発生したら、まず打ち込んでおくと結果を出してくれると思います。
【ダイワ】モアザン T.D.ソルトペンシル(95F)
ベイトフィッシュがイワシの時にキャストするカラーリング「アルミッシュイワシ」が強烈にアピールしてくれるペンシルベイトです。
他のカラーリングもキビナゴやマイワシ、イナっ子に至るまでマッチザベイトを追求したデザインになっており、逃げ惑うベイトの群れの中に入れてもナチュラルなのでスレにくいという性質もあります。
ロッドアクションで群の中からはぐれた1匹を演出すると効果的です。
【ダイワ】ショアラインシャイナーZ セットアッパー(125S-DR)
スローシンキングミノーながら、細かく震えつつ潜航するアクションが強烈なフラッシングと波動を伴ってシーバスのリアクションバイトを誘発します。
堤防の際などに入っている、居付きのシーバスを引きずり出すのに効果的なルアーです。
また、キャストした際の飛行姿勢が整い易く、飛距離が出るのでポイントまでの距離や深さの調節がし易いところも優秀な出来になっています。
【アムズデザイン】サスケ 裂波(120)
表層より少し深い、水深3メートル辺りにいるシーバスへのアピール力に定評のあるミノーになります。
ただ巻きでも十分にアピールしてくれますがジャーキングしたり、スローリトリーブなどを合わせて使うと更に効果的です。
ベイトフィッシュが大きめの時に大活躍してくれるルアーになっています。
【バスデイ】レンジバイブ(70ES)
ボートシーバス用のルアーとして確実に入れておきたいバイブレーションです。
特にレッドヘッドタイプはタックルボックスに忍ばせておいてもまず間違いなく倉庫番にはなりません。
キャスト後、カウントを入れてから速度を速めたり緩めたりしながら巻いてくるだけという使いやすさもあって、誰でも気軽にボートシーバスフィッシングを楽しめる優良ルアーになっています。
【エバーグリーン】マービー(70)
これと前述のレンジバイブを入れておけばバイブレーションに関してはもう他に要らない、というくらい定番のバイブレーションです。
小刻みというよりは少しゆっくりとした揺れ方をするため、他のバイブレーションでバイトが少ない時に試してみると効果的です。
また、濁りが強い時などにも非常に強力なアピールをしてくれるので釣り場の環境が予測出来ない時に重宝します。
【ラッキークラフト】ワンダー80(ESG)
非常に使い勝手の良いシンキングペンシルです。
ベイトフィッシュが小さい時により効果的なルアーとなっており、いかにも弱った魚のようにユラユラとテールを振りながら動いてくれます。
フォールする際にもボディをユラユラと振りながら沈んでいく為、バチ抜けの際のメソッドである「バチパターン」には欠かせないルアーです。
【コアマン】スピンテールジグ パワーブレード(PB20)
ボートシーバスの定番スピンテールジグの中でも有名なルアーです。
日中のアピール力は素晴らしく、表層を意識しているシーバスに大して使うと効果が期待出来ます。
このルアーは、大抵の場合シーバスが下後方か後ろからルアーにバイトしてくる事を想定しており、ブレードの根本部分にフックが取り付けられているという良く出来た設計です。
リフトとフォールを繰り返して使う他、表層が賑やかな時に敢えて中層を引いてくるのも効果があります。
【Blue Blue】メタルジグ フォルテン(20g)
深場のシーバスへアピールするのに欠かせないメタルジグですが、このフォルテンは食い渋りの時やベイトフィッシュが小さい時にも効果的です。
メタルジグは沈み込む時のヒラ打ちが一つのアピールポイントではありますが、食い渋りしている時にはあまり効果がありません。
そこで一気に沈み込みこませ、そこからショートジャークでアピールしていく方が効率的かつ手返し良くシーバスを狙っていけます。
また、沈み込みの速さがあるので底を取るのにもシンキングタイプのルアーをカウントするより明確に手元に伝わってくる為、正確なボトムの位置を確認出来ます。
【ヒルクライム】R-32
一時期大人気だった爆釣ワームは未だ健在で、多くのアングラーに使用されています。
使い方も簡単で、フラットになっている面を上にした状態でジグヘッドをセットしたら後はゆっくり巻くだけという気軽さながら、カタクチイワシがベイトフィッシュの時の威力は抜群です。
アピールと言うよりは泳ぐ時の波動がカタクチイワシに似ているようで、夜間のボートシーバスゲームでは更に効果的となっています。
まとめ
タックルボックスの中にルアーがたくさん入っているものの、実際に釣果につながったのは数点だった事や、使わないルアーが多い事などがあると思います。
ルアーは魚種や釣り方、釣り場の環境に合わせて実に多種多様ですが、魚の嗜好とルアーが合っていなければその釣行時には使えないルアーになってしまうので、ルアーの選定はアングラーとして重要な能力です。
自分の考えた釣り方に合ったルアーで実際に釣行し、釣果につながるという事がルアーフィッシングでの最高の喜びになります。
今回ご紹介したボートシーバスにおすすめのルアーが皆様の釣果に結びつけば幸いです。
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