一度ハマると迫力のあるバイトシーンが癖になるトップルアーでのチニング。
主にペンシルとポッパーの2種類だけを使用するシンプルな釣り方にはなりますが、それだけ奥が深くルアーの選択は非常に重要です。
加えて成立するポイントや時期が限定されており、それらの条件が揃わなければ釣ることはできません。
今回は、チニングに適したトップルアーの特徴や、使用するメリット・デメリット、おすすめのチニング用トップルアー12選を解説します。
チニングに適したトップルアーの特徴
チニングに適したトップルアーの特徴として1番に挙げられるのは、サイズが6~10cmであることです。
シーバスのように口の大きな魚の場合は、ルアーを吸い込むようにバイトしてくるため大きいルアーでも問題ありません。
しかし、チヌの場合はあまり口が大きくなく、噛みつくように食ってきます。
この時アタリを弾かないために、小さめのルアーが適しているわけです。
もう一つの特徴として、動きが激しすぎないことが挙げられます。
チヌは警戒心が強く、ポイントによってはルアーが着水した瞬間に逃げられることも珍しくありません。
そのため、チニングに使用するトップルアーは動きが不必要に激しくない物が適しています。
チニングでトップルアーを使うメリット
迫力あるバイトが楽しめる
チニングでトップルアーを使うメリットといえば、やはり迫力あるバイトシーンが楽しめることです。
ルアーの後ろに波が立ち、チヌが追いかけてくる様子は非常に緊張感があります。
チニングではボトムを探ることがほとんどで、穂先でアタリを楽しむ釣りになりますがトップチニングは同じ魚でも全く違う興奮が体感できます。
大型が狙いやすい
トップルアーを使ったチニングでは、大型のチヌが狙いやすいというメリットもあります。
ワームと違ってルアーが大きく、バイトしてくるチヌはそれだけ大きい傾向があります。
また、トップルアーのチニングは成立するのが約2m以下の水深になるため、サイトで大きい個体を狙い撃ちする釣り方も可能です。
大型のチヌを狙うなら、トップルアーでの釣りは外せません。
専用タックルが必要ない
トップルアーのチニングには、専用のタックルが必要なく、バスロッドやエギングロッドでもそのまま楽しめます。
あまりタックルが揃っていない初心者の方も安心です。
できれば少し柔らかいものが良いですが、トップルアーがしっかり遠投できれば問題ありません。
一旦手持ちのタックルを使用して、より快適に楽しみたくなったら専用タックルを購入すると良いでしょう。
チニングでトップルアーを使うデメリット
成立するポイントが限られる
トップルアーでチニングする場合、釣りが成立するポイントが限られることに注意しなければいけません。
まず第一に、水深が深くても2m以下である必要があります。
チヌは通常ボトムに張り付いて貝や甲殻類を捕食しており、水深があるとトップルアーのアピールに気づいてもらえないからです。
波や濁りに弱い
水深と同様に、波や濁りがある状態ではルアーのアピールに気づいてもらえません。
通常のチニングであればこれらの条件であっても釣りが成立するため、これはデメリットと言えるでしょう。
逆に水がクリア過ぎるのも警戒心を高める原因になるので、ほんの少し濁っていて、チヌの影がうっすら確認できるくらいがベストです。
時期は初夏から初秋だけ
トップルアーを使ったチニングは、楽しめる時期にも制限があります。
梅雨明けから9月頃の水温が高い時期がベストです。
チヌ自体は年中狙える魚ではありますが、水温が下がると活性も下がりトップには出づらくなってきます。
毎週釣りに出かける方は良いですが、中々釣りに出かけられない環境の方からすれば、あっという間に時期が過ぎてしまいます。
チニングに適したトップルアーの選び方
サイズは6~10cm
冒頭でも説明しましたが、チニングに適したトップルアーは6~10cmのサイズになります。
チヌのバイトを弾かず、アピール力が低すぎないサイズです。
チニング専用設計のトップルアーは、6~7cm程度のものが多いので、この辺りを基準にするのが良いでしょう。
地域やポイントによって捕食するベイトのサイズが異なるので、いくつかルアーを揃える場合はサイズの大きいものも1本持っておくと安心です。
カラーはクリア系やナチュラル系
ルアーのカラーはクリア系やナチュラル系を中心に選びましょう。
濁りの少ない環境で狙うことが基本になりますので、色の濃いチャート系では警戒されることがあります。
カラー選びに迷ったら、「チャート系は避ける」とだけ覚えておくと安心です。
といっても、どんな状況でも万全にしておくために、1本はタックルボックスに入れておくことをおすすめします。
アピール重視ならポッパー
ポッパーはしっかりアピールしたいときにおすすめです。
水しぶきと音で、遠くのチヌまでルアーの存在を知らせることができます。
アクションは少し間を空けながら、水しぶきのタイミングに緩急をつけて誘います。
河川などで、チヌが落ちてきた虫を捕食しているような状況でもおすすめです。
この場合は漂わせるようにアクションさせましょう。
警戒心が強ければペンシル
ポッパーの水しぶきではチヌが離れていってしまう場合、水面を小魚が逃げ回っているのが確認できる場合は、ペンシルがおすすめです。
ポッパーよりもナチュラルなアピールが可能なので、警戒心の強いチヌにも使いやすくなっています。
ペンシルはドッグウォークで移動距離を抑えながら、間を空けずに誘うのがポイントです。
チニング用トップルアーおすすめ12選
まとめ
今回は、チニング用トップルアーの特徴や、おすすめ12選について解説しました。
トップルアーでのチニングは少し条件が厳しいですが他の釣りでは味わえない面白さがあります。
ぜひ今回おすすめしたルアーを使って、挑戦してください!
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