近年はデイゲームも主流となりつつあるシーバスですが、安定した釣果と橋脚などの明暗を攻略するナイトゲームはシーバスフィッシングの大きな醍醐味です。
そんなナイトゲームで欠かせないアイテムといえばヘッドライトですが、初心者の頃はタックルやルアーを揃える事を重視して手を抜く事の多いアイテムです。
しかし、快適で安全に釣りを行い、釣果アップにもつながるアイテムであることをベテランアングラーは知っています。
そんな夜釣りも安心して行えるシーバスにおすすめの10アイテムを紹介いたします。
シーバス釣りでヘッドライトを使うメリット
安全性
デイゲームと比べてナイトゲームが危険と言われる理由は、暗くて足元の状況や遠くの障害物がよく見えず、不意に落水をしたり、コケたり、夜行性の野生動物と遭遇してしまう事が思い当たります。
ウェーディングをする場合であれば、エイなどの危険な生物はいないか、急に深くなっている場所はないか、岩場などの滑りやすいところはないかなど、気をつける部分がオカッパリよりもさらに増えます。
しかし、このような危険は明るい時であれば回避できるものが多く、それだけヘッドライトの明るさが大切であることがわかっていただけると思います。
タックルセッティング
ナイトゲームでのタックルセッティングはヘッドライトの性能が顕著に出る場面です。
近年細糸が流行る中で、メインラインがうまく見えない、リーダーが結びにくいなどの声を聞くことが増えてきました。
ガイドにラインを通す、ルアーを結ぶ、バックラッシュを直す、エビったルアーを直すなど、ちょっとしたセッティングや、トラブルも明るく高機能なヘッドライトなら手早く確実に対処することができます。
ベイトの確認
シーバスフィッシングにおいて、今このポイントでどんなベイトが捕食されているかを知ることはとても重要なポイントです。
イナッコ、イワシ、バチ、サヨリ、アミ、マイクロベイト、アユ、コノシロ、サッパなど、しっかり明るいヘッドライトであれば、ベイトを判別することができます。
釣果に直結する重要な情報を漏らすことなくキャッチして魚に近づきましょう。
※先行者がいる場合は配慮をして無闇に水面を照らすことはやめましょう。
シーバスに適したヘッドライトの選び方
明るさ
ヘッドライトの明るさは、一般的にルーメンという単位で表記されており、数字が大きくなればそれだけ明るくなるのですが、残念ながら同じルーメン数でも、アイテムによって明るさが全然違うのが難しい所です。
それでも目安として最低限300ルーメン以上のヘッドライトを選べば、上記のメリットを享受できますが、逆にそれ以下の明るさであれば、安全面での不安が出てきてしまいます。
個人的には500ルーメンを超えるものをメインにして、ウェーディングベストに300ルーメン程度のサブライトを付けるようにしています。
夜釣り中に何かの拍子でライトが壊れようものなら、最悪朝まで帰れない恐れがあり、実際メインライトが電池切れを起こす様なことも稀にあります。
ウェーディングをされる方であれば、命に関わる恐れもあるのでサブライトも検討されるとをオススメいたします。
身につける場所
ヘッドライトを身につける場所といえば文字通り頭がメインになりますが、意外に頭につけてしまうと帽子のつばと干渉して、足元が見にくくなってしまいます。
首にかけるタイプであれば、足元も見やすく、不意に頭から外れて落水させることもないのでオススメです。
ウェーディングベストの肩部分に取り付けできるタイプもオススメで、首元のライトで足元、ウェーディングベストのライトで前方を照らしておけば真っ暗闇でもかなり安全に移動ができます。
耐久性
ヘッドライトの耐久性は重要な問題です。
特に防水性に関しては、何かと濡れることの多いシーバスフィッシングにおいて、ヘッドライトが故障する一番の原因になる部分です。
防水性の規格は、IPX4や、IP65と表記されており、IPXは後の数字が大きければそれだけ防水性能が高くなります。IPX4で生活防水レベルなので、雨での使用を考えればIPX5以上を選ぶようにしましょう。
IPは10の位が防塵性能でMax6、1の位が防水性能を表しておりMax8となり、IPXと同様に雨の中で釣りをしようと思えば、防水性能は5以上を選ぶ様にしてください。
先ほども書きましたが、真っ暗闇の釣り場でヘッドライトが壊れることは、とても危険な事なので、万全に危機管理をしっかりして、楽しく安全に釣りをしましょう。
シーバス用ヘッドライトおすすめ10選
まとめ
以前は私もタックルをそろえることに必死でヘッドライトにこだわりはありませんでしたが、子供ができた頃から、自分の安全を守るために投資をしてみることも大事だと思うようになりました。
皆様もぜひ今回紹介したヘッドライトを参考に、いつまでも安全で楽しく釣りを続けていただきたいと思います。
※釣り場でのヘッドライトの扱いは十分注意してください。
先行者がいるときはライトを弱くするなど配慮を行い、むやみに水面を照らさないようにしましょう。
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