岩陰や海藻のまわりを住処にしているロックフィッシュ。
時には防波堤などの身近なところで、大型がかかることもあります。
トルクがあるその引きは多くの釣り人を虜にしています。
ロックフィッシュはルアーへの反応も良好で、近年では特にワームを使用してロックフィッシュを狙う釣りが人気です。
今回はその中でも、アイナメやキジハタ等のハードロックフィッシュ狙いに最適なワームを20点紹介します。
タップできる目次
ハードロックフィッシュに適したワームの特徴
ロックフィッシュは、主にカニやエビ類などの甲殻類を餌にしていることが多いですが対象魚の食性や地域性によっては小魚も食べていることがあります。
そのため甲殻類を模したクロー系やホッグ系のワームだけでなく、シーバスやヒラメ釣りでも多用される小魚を模したシャッド系ワームや、カーリーテール系のワームもロックフィッシュ用の物が各メーカーから販売されています。
ハードロックでワームにこだわるメリット
お財布にやさしい
ハードロックフィッシュはその食性から、イソメ類やカニ類などの生き餌でも狙うことが出来ますが、ワームでの釣りはルアーフィッシングです。
当日に餌を購入しに行く手間もかからないし、コストも断然かかりません。
魚の食いつきが良い
ワームは柔らかい素材で出来ているため自然な動きをします。
海に生息する生き物と類似した動きを出すことができ、魚の反応が良いです。
特にロックフィッシュは他の魚種に比べて側線が発達していると言われており、ルアーの波動や音に対して敏感です。
側線でワームの存在を感じ取ったら、バイトしてくる可能性が高いです。
根掛かり回避能力が高い
必然的にボトムを攻めなければならないハードロックフィッシュでの釣りなので、根掛かりの確率は高いです。
しかしながら、ハードルアーでボトムを狙うよりもジグヘッドやリグを使用するワームでの釣りは、1本針で行うことが多いため障害物を回避しやすいです。
その中でも特に近年では、根掛かりしにくいテキサスリグ等の仕掛けが使用されることも多いです。
ハードロックフィッシュに適したワームの選び方
ワームの大きさを大切にする
ハードロックフィッシュ釣りのワームは3インチから5インチ程度の大きさのワームを選ぶようにしましょう。
魚がいるであろうポイントが近い場合は3インチで、ある程度長い距離をキャストする場合にはジグヘッドやリグが重くなりますので、針のサイズ感とワームの大きさを合わせると良いです。
3インチ以下になると、カサゴやメバル等のライトロックフィッシュが食いついてきてしまうことが多いので注意しましょう。
中心になるのは甲殻類を模したもの
甲殻類を好むロックフィッシュは、それを模したクロー系やホッグ系のワームへの反応が特に良好で種類も豊富です。
これらのワームを中心にしてゲームを組み立てると、アタリを得られることが多いです。
各メーカーで微妙に素材の硬さや動きが違うので比べてみましょう。
匂い付きのワームも有効
人工の匂いがついている、いわゆる『汁系ワーム』もここぞという時に大活躍します。
匂いがついていないワームでアタリが出ない時も、アタリはあるんだけどもう少しで乗らない時にもしっかりと食いつくことが多いです。
飛び道具的なワームでもありますが、1つは必ず持っておくと良いでしょう。
カラーも大切な要素
ハードロックフィッシュのワームは、甲殻類を意識した赤やオレンジなどの派手な色が特に人気がありますが、食い渋った状況などには薄い緑などの海に溶け込む自然な色が有効な場面もあります。
そのため、カラーラインナップが豊富なワームを選ぶことも大切です。
ハードロックフィッシュ用ワームおすすめ20選
エコギアバグアンツ
ホッグ系ワームのロングセラー商品。
本物の甲殻類のように大小の足が数本生えているので、ボトムをしっかりとって底を這うような演出をしたりロッドアクションで漂わせると、ユラユラと動くので様々なアプローチが可能です。
カラーも豊富なので、必ず持っておきたいワームです。
ケイテッククローワーム クレイジーフラッパー
海水と淡水両方で実績が高いクロー系ワーム。
ワームにしては硬いマテリアルを採用しており、きびきびとした動きだけでなく飛距離の増加にもつながります。
パッケージでは汁には浸かっていないが、素材内にイカの香りを配合していて集魚力も高いワームです。
DAIWAHRF KJホッグ
ダイワ社が近年注力している、ハードロックフィッシュシリーズのワーム。
ホッグ系ワームにしては珍しくボディーにリブがまとわりついているため、水を受けしっかり泳ぎます。
アピール力が高いので、ナチュラルな動きのワームと分けて使うのがおススメです。
エコギアキジハタホッグ
キジハタ用に開発されたワーム。
まるでクワガタのような大きな手がついており、威嚇した甲殻類にそっくりです。
キジハタ用とは言え、アイナメやソイ等の実績も高く、特に三陸・北海道の激戦区でも好まれているワームです。
DRESSモスキートクロー
今まではフィッシングギアの販売が中心だったDRESS社が販売したワームです。
蚊の吸血針のようなピンテールが目立ちますが、それだけでなく大きなワームには穴加工が施されていて水を受けパタパタと手を振ります。
リトリーブスピードだけで動きに変化がつけやすいワームです。
メジャークラフトファイティングクロー
ザリガニのような形が特徴のクロー系ワーム。
クロダイ用ワームの位置づけだったが、アピール力が高くロックフィッシュへの反応が良好なので使用者も多くなってきています。
イカエビ系のエキスも配合されているわりにはコスパが良く、おすすめです。
バークレイガルプ! SW ホッグ
パッケージ内に匂い付きの汁が充填されている、きわめて集魚力が高い汁系ワームです。
集魚力が高い分、特に夏場はフグの猛攻を受けやすく持ちが悪くなってしまうので春や秋・冬の使用が特におすすめです。
プロズワンデプス プロズワンコラボ デスアダーシャッド
三陸でロックフィッシュのノウハウを高めているプロズワン社とdeps社がコラボした、デスアダーのソルト専用モデル。
特に回遊しているイワシを偏食する大型のロックフィッシュに高価が抜群で、南方のハタ類にも効果を発揮します。
通常のデスアダーと同じく、目立つラメが良く反射しますし匂い付きなのも特徴です。
ハリミツマグバイト スナッチバイト シュリンプ
オキアミやエビの本物と思わず間違えてしまうようなワーム。
エビの触角はもちろん、透けた内臓まで模している面白いコンセプトのワームです。
ダートアクションするジグヘッドに刺して跳ねさせたり、あえて漂わせたり様々な使い方でロックフィッシュを誘えます。
しっかりエビのフレイバーも配合しています。
オーエスピードライブクロー
長年、ブラックバス業界をけん引してきたオーエスピー社のワーム。
クロー系ワームが苦手にしているピリピリとした微細なアクションを実現できるよう、マテリアルや形にこだわったワームです。
全てのパーツに無駄が無く、ハイピッチなアクションが魚を誘惑します。
バス用に開発されたワームだがロックフィッシュの実績が高く、カラーラインナップも30種類以上あります。
depsデスアダーホッグ
ワームブランドとして人気が高いdeps社のワーム。
depsの代名詞ともいえるリブデザインが波動を生み、ナチュラルながらもハイアピールな動きが出ます。
ピンテールにもリブが施されており、ボトムパンプやズル引きでも好反応です。
エコギアパワーシャッド
シャッド系ワームの定番のワーム。
小魚を好んで捕食するロックフィッシュによく効きます。
硬めのマテリアルは広く探りたい場面での飛距離アップにもつながります。
基本的にはジグヘッドにつけて泳がせるのが効果的だが、オフセットフックを用いたテキサスリグやダウンショットリグでも有効です。
筆者は、ギンポ系の小魚を偏食するアイナメで実績が高いです。
エコギアグラスミノー
シャッド系ではあるものの、まさにミノーのようにロールしながらアクションするワーム。
ボディ全体のリブが水を受け、ジグヘッドを使用してのスイミングがロックフィッシュを魅了します。
マテリアルは結構硬めで壊れにくく、持ちが良いのも特徴です。
定番ワームなので、大型のホームセンターにも売っていることが多いです。
エコギアBALT
特に大型魚種をターゲットにした釣りで人気が高いワーム。
ボディーは扁平で重めなので、出来る限り水深があるフィールドでただ巻きで誘うのに向いています。
シーバスやヒラメでの釣果報告が多かったが、ロックフィッシュを得意とするプロアングラーの折本氏が好んで使用することで人気に火が付きました。
イワシ類をベイトにする大型のハタ類やソイ・アイナメ等の実績が豊富なワームです。
バークレイガルプ! SW パルスワーム
こちらも匂い付きの汁に浸されたワーム。
アピール力の高いカーリーテールに匂いが付いた超ハイアピールの商品です。
テール部がユラユラとアピールするため、その部分だけがエサ取りに遭うこともあるが食い渋ったロックフィッシュによく効きます。
ボディに施された特有のリブも特徴です。
エコギアリングマックス パワーオーシャン
バス釣り用の「リングマックスバス」をロックフィッシュ専用にラインナップを再構築したシリーズ。
ボディーのリブやラメ、カーリーテールと至れり尽くせりなワームでロックフィッシュとーなメンターからの信頼も高いです。
フックがズレにくいのもメリットで、根掛回避力やアピール力が高い万人受けしそうなワームです。
エコギアロックマックス
タフコンディションの切り札として地位を確立しているワーム。
先に紹介したリングマックスよりはナチュラルなスイムをするので、ゆっくりボトムをサーチしたり軽めのジグヘッドで漂わせたりするのに向いています。
こちらもラメ入りのカーリーテールだが、ボディーはリブが無く柔らかいアクションをします。
エコギア熟成アクア バグアンツ
何をしても釣れない時には、筆者も多用するワームです。
他の匂い付きワームに反応が無いときには、こちらを使用するとアタリが出ることもしばしば。
バグアンツの匂い付き版です。
酵素の力で作られた天然素材のマテリアルのため、柔らかく、劣化は早いため最終手段として使用するのがおススメです。
また、匂いがかなりきついので、密閉式の容器が必須です。
エコギア熟成アクア スーパーどじょう
ただでさえ集魚力が高い熟成アクアシリーズがドジョウのような動きをする魅惑のルアーです。
ボディーに切られた溝が水を受けてうねうねと動き、ロックフィッシュの捕食スイッチを刺激します。
匂いとドジョウのような動きにつられて、ヒットが連発します。
これも密閉式の容器が必須です。
メガバスSUPER SPINDLE SW
徐々にソルト界でも知名度を上げているメガバス社のワーム。
ボディー中央のくびれが自然な波動を生み、スローリトリーブ時にはダルい動きになりがちだった従来のシャッドテールから改善。
匂い付きだが、手についても嫌なにおいではない「アニスフレーバー」。
まとめ
ハードロックフィッシュはオフショアだけでなく、ショアからも手軽にワームで狙うことが出来ます。
コスパが良く強い引きを味わえるので、是非ロックフィッシュ用のワームを選んでみてはいかがでしょうか。