ライトジギングとは、船やボートから行うジギングゲームの中でも、比較的軽めのウェイトのメタルジグを使って行う釣りのことです。
通常ライトジギングで使用されるメタルジグは、60g~150g前後が主体となっていて、ターゲットとしてはタチウオや真鯛からブリやヒラマサなどの青物まで幅広く狙うことができます。
このエキサイティングな釣りを楽しむために、専用のロッドが各メーカーからたくさんリリースされていますが、今回はそのライトジギング用スピニングロッドの選び方や、おすすめのアイテム10選について紹介していきますのでぜひ参考にしてみてください。
ライトジギングでスピニングロッドを使うメリット・デメリット
最初に、ライトジギングでスピニングロッドを使用するメリットとデメリットについて見ていきましょう。
メリット
メリットとしては、やはりライントラブルの少なさを挙げることができます。
ベイトリールを使用している場合、少し操作を誤るとバックラッシュによるライントラブルを起こしてしまい、釣りを中断せざるを得なくなります。
しかしスピニングリールは、初心者の方でも非常に扱いやすく、少しだけキャストしたい状況であっても柔軟に対応することができ、ライントラブルの心配をせずに釣りに集中することが可能です。
デメリット
デメリットとしては、こまめにメタルジグをフォールさせながらボトム周辺を狙っていきたい場合などに、毎回ベールを返すという動作が必要になる点があります。
これがベイトリールであれば、片手でクラッチを切れば簡単にフォールをさせることが可能で、フォール中に違和感を感じた時には親指でスプールをサミングしたりしてアタリを探ることも可能です。
スピニングタックルでは、どうしてもこの繊細な操作が難しく、フォール中のアタリを取る際も気付きにくかったり、合わせが遅れてしまうことがあります。
ライトジギング用スピニングロッドの選び方
では、ライトジギング用のスピニングロッドを選んでいく際に注目したい3つの点について見ていきましょう。
長さ
ライトジギング用ロッドの長さとしては、基本的に6ft前後のものを選ぶのが妥当と言えます。
キャスティングロッドであれば、遠投性能も考慮に入れなければいけないため、ある程度の長さが必要となりますが、船のジギング用ロッドではほとんどの場合キャストすることがないので、あまり長さは必要ありません。
逆にあまり長すぎると、重いメタルジグをジャークする際や大物とのファイト時にアングラー側に負荷が掛かりやすくなりますし、船上での取り回しも悪くなるので、比較的短めのロッドがマッチします。
硬さ
背負うことのできるメタルジグの重量がほとんど変わらない場合であっても、硬さの味付けが各メーカーによって違うことは多々あります。
キレの良いジャークを繰り返しながら青物ゲームを組み立てていきたい方は、少し張りのある硬めの味付けのロッドを選ぶと良いでしょう。
逆に、太刀魚や真鯛なども視野に入れつつ、乗せて獲るスタイルで釣りを楽しんでいきたい場合は、柔らかめのロッドをおすすめします。
価格帯
ライトジギングロッドは価格帯もさまざまですが、1万円前後で購入できるような比較的安価な価格帯のものであっても、十分に釣りを楽しむことが可能で、特に初心者の方にはおすすめです。
高価格帯のロッドは、ブランクの張りがしっかりしていて感度が良かったり、ガイドの材質に高価な素材が使用されて軽量化が図られていることがあります。
こうした点を踏まえて、自分はどんなスタイルでライトジギングを楽しんでいきたいかを考えながら、最適なロッドを選んでいきましょう。
ライトジギング用スピニングロッドおすすめ10選
シマノ21 グラップラーBB タイプLJ S63-2
コスパの良いシマノのルアーロッドとして知られているグラップラーシリーズの、ライトジギング専用モデルです。
この”S63-2″は、40~160gのメタルジグを扱うことができるモデルで、状況に応じてオールマイティに使用していくことの可能な、とても重宝するアイテムです。
ライトジギング用の最初の1本をどのロッドにするか迷っておられる方には、こちらをぜひおすすめします。
シマノゲームタイプ LJ S63-2
こちらも、40~160gを操ることのできるモデルで、シマノのライトジギングモデルの中でも、ミドルクラスの位置づけとなるアイテムです。
曲げやネジレ、つぶれなどの負荷に強いシマノ独自のスパイラルXコアが採用されており、大型魚がヒットする可能性の高いライトジギングゲームの頼もしい味方となってくれます。
シマノオシアジガー LJ S62-1/FS
細身でシャープなロッドでありながら、フルソリッドならではの驚きのパワーを持ち合わせたライトジギングロッドです。
こちらのモデルは30~130gが適合となっていますので、少し軽めのメタルジグを多用される方にぴったりのアイテムと言えます。
アブガルシアソルティーステージ KR-X SXLS-632
非常に軽量で扱いやすいロッドですが、しっかりとしたトルクも兼ね備えている、アブガルシアのライトジギングロッド「KR-X」シリーズのスピニングモデルです。
X状にしっかりとカーボンを巻きあげて作られたブランクスは、フッキング時にもパワーを発揮し、確実にターゲットを仕留めてくれます。
ライントラブルをできる限り軽減させるために設計されたガイドシステムも大きな特徴で、初心者の方でも安心して使用することができるロッドとなっています。
アブガルシアオーシャンフィールド OFLJS-62/120
これからライトジギングを始めてみたいという方に特におすすめなのが、こちらのロッドです。
比較的安価で購入可能ですが、作りはしっかりしていて、その粘りのあるブランクスで大型魚とも対等に渡り合うことができます。
天龍ホライゾンLJ HLJ621S-FML
天龍からリリースされているこちらのロッドはルアーMAX150gで、幅広いメタルジグが使用可能となっているため、状況に応じた多彩な攻めを可能にしてくれます。
ドラグMAXも3kgまでかけることのできる設計となっており、繊細なアプローチと同時にパワフルなファイトも可能にしてくれます。
メジャークラフトフルソリ FSLJ-S64L
メジャークラフトのフルソリッドタイプのライトジギングロッドで、しっかりと曲がり込んで粘ってくれるため、大型のターゲットがヒットした際にも余裕を持って対応することができます。
ライトジギングの醍醐味とも言える、曲げて獲るスリリングなファイトを味わうにはもってこいのアイテムです。
メジャークラフト3代目 クロステージ CRXJ-S602/4
かなりのパワーを秘めた、しっかりとしたブランクを纏ったメジャークラフトの人気機種です。
適合ウェイトは80~150gとなっているため、100g以下の軽めのメタルジグを多用する方には少し物足りなく感じるかもしれませんが、それ以上の重量をメインで使用する場合には、かなり頼もしいロッドとなってくれます。
ダイワヴァデル LJ 63XXHS
こちらのダイワのヴァデルシリーズの「63XXHS」も、比較的重量のあるメタルジグを主体にゲームを組み立てていきたい方に最適のモデルとなっています。
ライトジギングのエントリーモデルと謳われていますが、他のモデルと比べても見劣りすることはなく、ガイドもKガイドシステム搭載でライントラブルも非常に少なく、快適に釣りを楽しむことができます。
ダイワブラスト J62MS・V
メタルジグをナチュラルにアクションさせて、違和感なくターゲットの口を使わせることの可能なブランクス設計が特徴の、ダイワの「ブラスト J62MS・V」です。
バット部も非常に強靭に作られているため、不意の大物のヒットにも慌てることなく落ち着いて対応することができます。
まとめ
ライトジギングロッドにもさまざまな種類のものがラインナップされており、どのモデルを購入すれば良いのか迷うという方も少なくありません。
ぜひ、自分がいつも通うフィールドの特性や狙うターゲット、さらには自分自身の釣りのスタイルなどをしっかりと考えながら、自分に合ったロッド選びをしていきましょう。
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