自然の中で楽しむアウトドアの中でも、釣りはコロナ禍になり人気が増しアングラーの数もとても増えました。
特に近年人気の渓流ネイティブトラウトは、自然の中で非日常を感じられ、ゲーム性の高さからもとても人気となっています。
敢えてオールドスタイルでタックルを揃える方、最新アイテムで様々なスタイルの釣りをされる方など楽しみ方も十人十色。
リール、ロッド、様々な物が有りますが、今回はタックルの中でもメインとなる渓流ネイティブトラウトに相応しいロッドを、選び方などを踏まえてご紹介させていただきます。
スピニングだけでなく、ベイトロッドもご紹介いたしますので、気になってる方は要チェックです。
タップできる目次
渓流ネイティブトラウト釣りでロッドにこだわるメリット
キャストがしやすい
渓流ネイティブトラウトフィッシングで重要になるのが正確なキャストです。
川幅が狭く、魚との距離も近い、ルアーを見せる時間も短いので、より正確にキャストしてトラウトにルアーをいち早く見つけられる必要があります。
また何度もルアーを通してしまうと、すぐに見切られてしまいスレてしまうため、キャストのしやすさが重要です。
ポイントによって木があったり、テイクバックしにくかったりと様々なシチュエーションがあるため、ポイントに合ったロッドレングスの選択も必要です。
アクションが付けやすい
適正のロッドレングスや握りやすいグリップのロッドを選ぶ事で、自分の右腕のようになりルアーにアクションを付け加えやすくなります。
渓流ネイティブトラウト釣りには、アクションは必要不可欠な重要なファクターですので、ロッドにこだわり最も自分が使いやすい物を選ぶ事をお勧めします。
写真映えする
渓流ネイティブトラウトを釣り上げた際、トラウトと写真を撮るときにロッドを並べて撮ると非常に写真映えします。
コルクグリップ、削り出しのウッドグリップやアルミなどの装飾、ロッドの色など自分好みのロッドと並べ写真に撮る。
撮った写真を自宅で眺め楽しむのも、ロッドに拘る大きなポイントです。
シチュエーションに特化したモデルがある
渓流ネイティブトラウトと一言で言っても、渓流にも様々なシチュエーションがあります。
割と山の麓にあるポイントや、山道を歩き獣道を掻き分け向かうポイント、砂防ダムなど様々な難所を越えながら向かうポイント。
川幅や草木の状況、移動の仕方など様々なスタイルが有ります。
自分はどのスタイルが多いのか、またこれからどんなスタイルに挑戦して見たいのか、それによってロッドを選び拘るのも楽しみの一つです。
渓流ネイティブトラウトに最適なロッドの選び方
ロッドの硬さ
渓流で使うルアーのサイズは大きくても6センチほどのミノーとなり、ウェイトもそこまで重くないので8グラム程まで使えるルアーキャパのある事。
硬すぎるとロッドの反発を上手く使えずキャストしにくい場合もある為、ある程度柔らかくキャスト時にしっかり曲がり込む事。
上記2点がポイントとなります。
メインとなるのはXULですが、40センチ、更には50センチを超える大型が釣れる場合にはULまでがお勧めです。
ロッドの長さ
ポイントによって、又は季節によって草木が生い茂り、キャストしにくい状況になるのが渓流での渓流ネイティブトラウトゲームです。
オーバーヘッド以外に、バックハンド、フリップ、サイドと様々なキャストをする事も時には必要となります。
豪快にロングキャストではなく、正確にショートキャストが、渓流トラウトで必要となりますので、長くても6フィート台、適性は4フィート半から5フィート台になるかと思います。
渓流から更に源流域までを視野に入れている場合は、更に短い3フィート台のロッドも有ります。
仕舞寸法
山道を歩きプチ登山、又は本格的な登山の末にたどり着くポイントも有れば、獣道を掻き分け向かうポイント、里川の様な身近なポイントまで渓流ネイティブトラウトの域は幅広いのが特徴です。
何れにしても、移動してポイントへ向かう事が多い釣りとなりますので、なるべくコンパクトになり持ち運びしやすいロッドを選ぶ事をお勧め致します。
リュックなどに入れて持ち運ぶ方も増えてきましたので、その様な方には50センチ程までコンパクトになるロッドがお勧めです。
そこまで移動しない方は、標準の2ピースロッドがお勧めです。
自分のスタイルに合わせたロッドの仕舞寸法を選びましょう。
グリップ
渓流ネイティブトラウトのグリップには、大きくコルクとウッドの2種類有ります。
メインとなるのはコルクグリップです。
握りやすく柔らかい為、手に馴染み誰でも使いやすい、高級感もあり一番人気のグリップとなります。
ただし経年劣化でコルクの目が抜けていく為、長く綺麗な状態を保つためには、パテで埋めるなどメンテナンスが必要です。
ウッドグリップは、独特の高級感があります。
コルクと違い値段も高く、また中々市場に無いのもデメリットです。
コルクとはまた違う印象があるのでオールドスタイルで楽しみたい方にはお勧めです。
渓流ネイティブトラウト用ロッドおすすめ12選
ダイワワイズストリーム 46TUL・Q
大手人気メーカーのダイワから出ている渓流ネイティブトラウトロッドです。
こちらは携帯性に優れたテレスコピック(振り出し)ロッドで、パックロッドなのに1ピースロッドの様な快適な使用感が得られるのが特徴です。
非常にシンプルな外観でとてもスッキリとしたかっこいいロッドです。
仕舞寸法が41センチと非常にコンパクトになるので、リュック入れアクティブにポイントを目指し釣りをする方にお勧めです。
シマノカーディフ ネイティブスペシャルS54UL
大手メーカーのシマノから出ているネイティブトラウトロッドです。
シマノらしいシャキッとしたロッドで、持った時には硬く感じますが、キャスト時やファイト時にはしっかりと曲がりとても扱いやすいロッドです。
ハリがあるためアクションも付けやすくロッドにパワーがあるため、大型のイワナやレインボーを狙う方にもお勧めです。
軽く感度がよく、釣りを存分に楽しめるロッドです。
アブガルシアトラウティンマーキスナノ TMNS-535UL MB
渓流トラウトロッドで人気の高い、アブガルシアのロッドです。
トラウティンマーキスはトラウトファンからの支持が高く、綺麗に曲がり込むレギュラーテーパーのロッドです。
癖がなく誰でも扱いやすいのもポイント。
こちらは5ピースのパックロッドタイプなので、移動が長いポイントへ通うアングラーにお勧めです。
値段以上の使用感と、カッコいい外観のロッドなので必見です。
ダイワネイティブトラウト PURELIST 46ULB
2023年にダイワから新しく登場した渓流ネイティブトラウト用ベイトフィネスロッドです。
ダイワらしいしなやかでハリのあるロッドはキャストしやすく、これから渓流ベイトフィネスを始める方にもお勧めです。
コルクグリップとオールドスタイルな風合いのロッドのカラーがオシャレです。
一万円台前半と価格も非常にリーズナブルな為、サブロッドとしてもお勧めです。
パームスエゲリアネイティブ ETNS-53UL
パームスから出ている渓流トラウトロッドです。
癖がなくビギナーの方でも扱いやすいロッドで、5.3フィートと汎用性の高いレングスなのでポイントを選ばず万能に使える一本。
ウッドとコルクを組み合わせたグリップと、アルミのリールシートが渋さを演出しています。
値段も一万円台半ほどと、手に取りやすい価格帯なのも魅力です。
ジャクソンカワセミラプソディ KWSM-S52UL
YouTubeなどメディアでも多く取り上げられる人気メーカージャクソンの渓流ネイティブトラウトロッドです。
とても評価が良く、しなやかで綺麗に曲がるロッドです。
98%がカーボン、2%グラス素材が入っているためカーボンのハリとグラス素材の柔軟さが相まったテイストとなっています。
柔らかめのロッドがお好きな方にお勧めなロッドです。
メジャークラフトトラウティーノ TTS-B4102UL
コスパに優れたロッドを数々製造している人気メーカーのメジャークラフトから出ている、渓流トラウト用ベイトフィネス ロッドです。
4.6フィートで渓流トラウトのスタンダードになるレングスは、取り回しが良く非常に使いやすいロッドです。
コルクグリップにアルミの装飾と外見もカッコいいですが、価格も1万円台前半と手頃なのもポイントです。
メジャークラフトファインテール FTX-B38/425UL
メジャークラフトの中でも特に人気なのがこちらのファインテールシリーズです。
ウッドとコルクを組み合わせた渋めのデザインがカッコよく、価格も2万円を切る価格帯となっています。
こちらはパックロッドとなっており、セミハードケースも付いているので、渓流から源流域までを視野に入れている方に特におすすめです。
バット部分のピースでレングス調整が出来るので、一本で2本分の役割をしてくれます。
4.6フィートから5フィートになるレングス違いのモデルもあるので、ご自身のいくポイントに合わせたロッドレングスを選びましょう。
スミストラウティンスピン ダガーストリーム DS-TEC50UL
ネイティブトラウトフィッシングで一番の人気を誇るスミスのベイトフィネスロッドです。
仕舞寸法36.5センチと非常にコンパクトになるテレスコピックのパックロッドです。
シンプルで洗練されたデザインのロッドなのでリールを選ばず、所有感も満たしてくれます。
キャスト、ファイト共にしなやかに曲がるロッドなのでトラウトとのファイトを十分に楽しむことが出来ます。
天龍レイズ RZ4102B-UL 渓流域Twitchin'モデル
老舗ロッドメーカーの天龍から出ている渓流ネイティブトラウト用ベイトフィネスロッドです。
レイズシリーズはベイト、スピニング共に非常に人気でトラウトアングラーの支持を得ています。
天龍ロッドらしい美しい曲がり、粘り強さが際立つ一本です。
上質なウッドとコルクを使ったグリップは、美しいの一言。
トゥイッチなどアクションを加える釣りがしやすい設計となっていますが、その他の釣りにも柔軟に対応してくれるロッドです。
フィッシュマンビームス ブランシエラ4.8UL
ベイトロッドに特化したロッドメーカー、フィッシュマンから出ている渓流トラウトロッドです。
フィッシュマンロッドは、一言で言えば不思議なロッドです。
全体的にとてもしなやかで、特にティップが柔らかいのが特徴的です。
最小限のスウィングでしっかりとロッドが曲がり復元力も高いため、軽いルアーを軽い力でキャストできます。
他のロッドに比べて値段は高めですが、使用感、所有感、共に最高のロッドです。
メガバスGREAT HUNTING HUNTSMAN GHBF53-3UL
3ピースのロッドとなっており、ベリーからティップがホワイト、バット部分はブラックの塗装がされており非常にかっこいいです。
特に、天然木を削り出して作られたグリップは見惚れてしまうほど。
さすがメガバスと思う美しい外見のロッドとなっております。
キャストアキュラシー、パワーは言うまでもなく最高です。
トラウト用ベイトロッドの中で最も高価な一本ですが、見ているだけでも楽しくなるような素晴らしいロッドです。
まとめ
渓流は自然を感じながら非日常を味わえ、様々なスタイルで楽しむことができます。
美しいロッドは、ネイティブトラウトを釣るという楽しさのほかに、自分好みのロッドで釣りして心も満たすことが出来ます。
ロッドを振っているだけで楽しくなり、魚を釣り上げると喜びも倍増します。
自分好みのロッドは、釣りを今よりももっと楽しく特別な釣行へと導いてくれるアイテムです。
是非お気に入りの一本を手に渓流へ出掛けてみてください。