那珂川(なかがわ)は、栃木県那須町の那須岳を水源として栃木県東部から茨城県の県央部にかけて流れひたちなか市と大洗町より太平洋へ注いでいる延長150km、流域面積3270㎢の一級河川である。
茨城県では涸沼川などの合流がありシーバスフィッシングの好フィールドだ。
那珂川のシーバス釣りの特徴
那珂川でシーバス釣りに出かけるうえで外せないポイントが河口域から水戸市内を流れる中流域です。
ここよりも上流部では中、上級者向けのポイントなので今回は、河口から中流域にかけての汽水域での釣りを紹介したい。
夜釣りや朝夕まずめ時がメインで、捕食しているベイトやタイミングを読んでゲームを組み立てていくスタイルが面白く、春は、稚鮎やバチパターン夏から秋の最盛期はシャロー系ミノーを使ったイナッコ、ボラパターン、落ち鮎パターン、冬のマイクロベイトパターンなどの様々なパターンがある。
那珂川でシーバス釣りをするうえで使用するタックルは8.6f~9.6fの硬さがMかMLクラスが使いやすい、比較的川幅も広く遠投するシーンが多いのでリールは3000~4000番くらいあると心強いだろう。
季節にもよりますが、ヒットするシーバスのサイズ50~60以上が多いので使用するラインはPE1~1.5程度リーダーは、20ポンド以上がおすすめです。
那珂川の設備について
河口エリアには、ひたちなか市側に海門町ふれあい公園があり施設内に駐車場とトイレがある。
大洗側には祝町パーキングがあり駐車場とトイレがあるので気軽にエントリー出来るでしょう。
水戸市内の中流エリアには桜川との合流地点に駐車場があり、この場所も実績ポイントなのでチャレンジしてもらいたい。
那珂川でシーバス釣りをする際の注意点
那珂川は、各場所にポイントが多数あるが民家も多数ありますので、特に、夜間の釣りを友達など数人とする際は、騒いだり車のエンジンをかけたままにせず近隣住民に迷惑をかけないような配慮が出来るよう心掛けましょう。
また、食事をした後の食べかすや容器などのゴミ、ライントラブルしたラインくず、ルアーを購入した際のパッケージなどのゴミはもちろん絶対に持ち帰りましょう。
釣り禁止エリア
海門町ふれあい公園エリア周辺はフェンスで囲まれている場所があるので絶対にフェンスを超えての釣りは避けてもらいたい事です。
この場所に限らず那珂川沿いにはポールやフェンスで囲まれた場所があるので注意しましょう。
もちろんのことだが、作業場や個人宅の敷地内を通り抜けてポイントに入ることも絶対にやめましょう。
マムシ(へび)に注意
河川沿いに「マムシに注意」の看板がある場所は以前にマムシの目撃情報や近くに巣がある確率が高いので軽装備で釣りをしたり藪漕ぎしないほうが良いです。
また、近くに看板がなくても、田んぼや湿地エリアが近い場合も注意しましょう。
万一、噛まれた場合は慌てず119番で救急車を呼びましょう。
危険な場所
大洗側の那珂川河口部にある祝い町堤防、ここは、波が穏やかな日の干潮時は歩いて先端まで行けるが、ちょっとした天候の変化で波の高さが変わりやすく岸に戻ることが困難になりやすい。
基本的に水没気味な堤防なので足場になる部分にコケや海藻が生えているため、とても滑りやすい場所だ、堤防周辺は川の流れや海の流れが複雑で、万が一足を滑らせ堤防から落下してしまったら岸に戻って来ることは困難だろう。
釣果よりも自分自身の安全を優先しましょう。
那珂川のシーバス釣りポイント
釣りポイント1 ひたちなか市
海門町ふれあい公園は釣り人のために整備された公園で初心者やファミリーでの釣り人も多い釣場で、手前の護岸沿いもある程度水深があり流れもきついので、流れのたるんだ場所や護岸沿いを中心に狙うと良いでしょう。
海底は沈み物が多く根がかりが多発するので表層から中層を狙ってもらいたい。
釣りポイント2 大洗水辺プラザ駐車場
橋脚付近や流れ込み付近も高ポイントになっており特にベイトが確認できなくても、潮のタイミングでベイトやシーバスの回遊があるため回遊待ちのスタイルで狙ってみるとよいでしょう。
釣りポイント3 三反田
北関東道の橋脚付近は、流れもだいぶ緩やかでベイトとなる子魚もたまりやすく、岸際から川の中心までポイントは広がりやすいが、小川の流れ込みなどのシーバスが捕食していそうなポイントをランガンして積極的にせめて行きたいポイントです。
夏から秋にかけハゼ釣りをする釣り人を見かけるのでハゼなどの海底の魚がベイトになっている場合はバイブレーションなどで海底付近を攻めると良いでしょう。
釣りポイント4 指定した地点
中丸川河口エリアはベイトもたまりやすくシーバスの回遊も期待できるとエリアで、朝夕はベイトの動きも活発になるためシーバスの捕食スイッチも入りやすいため周辺をランガンすると良いでしょう。
流れの変化もあるため潮汐のタイミングを読んで入るエリアを選定したい。
基本的には下げている場合は、下流側で上げている場合は上流側に入ると良いでしょう。
釣りポイント5 ひたちなか市
ここは、流れの流心が掘れており岸際の境目であるかけあがりが岸から近いため、扇じょうにキャストして魚の反応を見ると良いでしょう。
流れ込みもあり合流地点は一級ポイントなのでいろいろな方向からルアーを泳がせてさぐりたい。
岸際には杭が立っているので根がかりには注意しましょう。
釣りポイント6駐車場(那珂川河川敷)
千波湖から流れてくる桜川との合流地点周辺は水深もありシーバスも待機して捕食しやすい場所なので、色々なルアーをローテーションして当たりパターンを探していくスタイルが良いでしょう。
川幅がひろいので、一回り大きなサイズで飛距離が出しやすいルアーで攻める事をおすすめしたい。
那珂川のシーバス実績ルアーおすすめ3選
シマノサイレントアサシン99F
飛距離を求めるならシンキングだが、泳ぎと飛距離のバランスがよく全エリア向けのミノー、カラーはイワシ系やレットヘットがおすすめですが水の濁り具合でカラーローテーションすると釣果にもつながりやすい。
早巻きしてもルアーの泳ぎが破綻しにくく、リアクションバイトで積極的に掛けていく釣りから、スローリトリーブでじっくり食わせたい釣りにも対応できるため。このルアーで大体のシュチエーションは対応できるはず。
Imakomomo SF-125 コモモ
リバーシーバスフィッシングにおいては特に流れの変化も読み取りやすく、最近のルアーと比べると飛距離は控えめだが十分に捕食エリアまでは届く飛距離は出しやすいルアーだ、発売当初から実績の高いルアーで、いまだに愛用者も多い。
カラーは、コットンキャンディ系やゴールド系、定番のレットヘットもおすすめ。
タックルハウスローリングベイト 77
こちらも、定番ルアーで、基本は投げて巻くだけのルアー。
カウントダウン釣法で中層から低層までも探ることができるので魚が沈んでいるときは積極的に使用したい。
引き抵抗も重すぎず早巻きにも対応できる万能ルアー。
まとめ
那珂川でシーバス釣りをする場合、河口から20㎞位のエリアが潮の影響を受けるので比較的ポイントが絞りやすいので挑戦してもらいたい。
大型のシーバスも実績が高いエリアなのでタックルや装備品のチェックはしっかり行って無理なく釣行し、ランカーシーバスを積極的に狙ってみてください。
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