最近ではロックフィッシュは人気のジャンルになり専用のタックルも増えてきました。
は特にベイトリールはロックフィッシュと相性も良く、上級者になればなるほどベイトリールの使用率も上がります。
そんなロックフィッシュに適したベイトリールの中でも上級者向けに作られた各メーカーの最高峰に位置付けられている高級ベイトリールを、メリットやデメリット、選び方などを踏まえてご紹介したいと思います。
最高峰のロックフィッシュに適したベイトリールの特徴
ロックフィッシュに適したベイトリールには、魚の引きに負けないドラグと巻きのパワーやボディが歪んだりしない剛性が求められます。
更に低価格帯のベイトリールと最高峰リールとの大きな差として、ラインへの適応力の違いがあります。
ロックフィッシュに適したベイトリールの特徴はパワーと剛性を備えながらも、フィールドやその場面で適したラインを自由に選択できる自在性を兼ね備えたものになります。
最高峰のロックフィッシュに適したベイトリールを使うメリット
剛性
ロックフィッシュはパワーが強く、一度根に潜ってしまうと引っ張り出すことは容易ではありません。
根に潜られない様に強引なやり取りをすることも少なくはなく、リール全体に相当な負荷がかかります。
ボディに負荷がかかり歪んでしまうと巻き取りのパワーが落ちてしまったり、ギアの噛み合わせが悪くなり最悪の場合には修理不能な故障につながります。
剛性が高いことによってキャッチ率も上がり、リールも長く使うことができるようになります。
コスパ
上記でも少し触れましたが、高級なベイトリールはボディやギアなどが強くてとても長く使用することが出来ます。
きちんとメンテナンスをしていれば10年以上使い続けることも可能ですが、低価格帯のベイトリールではリール自体の寿命も早くなってしまいます。
性能を維持しながら長期間使うことのできる高級ベイトリールは、結果的に見るとコスパに優れています。
飛距離
ロックフィッシュに適したベイトリールでは特に飛距離に特化したモデルが多くなります。
海という広大なフィールドで居着く習性の強いロックフィッシュでは、いかに誰もが攻めていない様な遠くへルアーを届けることが釣果を伸ばすコツになります。
最高峰のベイトリールであれば更に飛距離の伸びを感じることができ、軽い力で安定してロングキャストできるので自然と釣果を伸ばすことができます。
最高峰のロックフィッシュに適したベイトリールを使うデメリット
価格
上記のメリットでも触れた通り各メーカーの最高峰ベイトリールは、メンテナンスさえしっかりしていれば長く使うことができコスパには優れています。
ですが初期購入費用としてはかなり高額になってしまいます。
現在販売されている高級ベイトリールの中では10万円前後する物まであるので、気軽に手に入れることが出来ないので注意が必要です。
カスタム
最高峰のベイトリールはとても完成度が高く、ほぼノーマルの状態が最も性能を発揮する仕様になっています。
ベイトリールのカスタムは人気ですが、カスタムすることによってリールの性能が落ちてしまうこともあるので注意が必要です。
カスタムする場所や内容によってはメーカー保証が受けられなくなることもあるので、事前に確認をすることをおすすめします。
最高峰のロックフィッシュに適したベイトリールの選び方
ブレーキ
各メーカーの最高峰ベイトリールとまでなると、どのブレーキシステムであってもトラブルレスに快適につかうことができます。
個人的な好みで選んで問題はありせんが、各メーカーのブレーキの特色を事前チェックしておくと失敗が少なくなります。
特にダイワ、シマノ共に電子制御ブレーキを搭載したモデルが出てきていますが、ダイワのモノはスマートフォンアプリとの連携や充電などが必要になるので注意が必要です。
自身のキャスティング技術と好みで選ぶと良いでしょう。
スプール径
フィールドなどにもよりますが、ロックフィッシュでは比較的重い物を遠投することが多い釣りです。
スプール径が小さくなるほど軽量な物に適し、径が大きくなるほど重い物を遠投することに優れていきます。
バーサタイルに使うことのできる34mm程度から40mmまでくらいがロックフィッシュでは適しています。
ライトロックであれば34mm以下でも問題はありません。
40mm以上の場合では一般的なルアーを扱うには大きすぎかつ、ボディサイズも大きくなるのでタックルバランスが取りづらくなるのでおすすめしません。
扱うルアーサイズに合わせて34mmから40mm前後で考えると失敗が少なくなります。
ラインキャパ
ロックフィッシュで使われるメインラインは、ほぼフロロラインとPEラインの2択になります。
最高峰のベイトリールであればどちらも快適に使うことはできますが、基本的に飛距離プラス余剰分として最低150から200mのラインは巻く必要があります。
PEラインの場合はラインが細いので浅溝タイプのスプール、もしくは下巻きをして必要分のラインを巻くと良いです。
フロロラインはPEラインと同じ強度でも太いので深溝タイプのスプールである必要があります。
大口径のスプールであればほとんどの場合ラインキャパは問題ないことも多いですが、しっかりと確認をしておくと失敗することがなくなります。
同じリールでも深溝、浅溝のスペアスプールを発売しているものもあるので同時に検討してみると良いかもしれません。
最大ドラグ
ドラグはフルロックが基本なロックフィッシュですが、フルロックをしていても魚のサイズによってはラインをだされてしまいます。
ロックフィッシュは特に力の強い部類の魚で、根に潜る習性もあるので主導権を渡す訳にはいきません。
同じシリーズのベイトリールであってもサイズや番手によって最大ドラグは変わってくることが多いので必ずチェックすることをおすすめします。
最大ドラグが8kg前後が理想にはなりますが、購入を考えているものの中から1番最大ドラグが強いものを選びましょう。
最高峰のロックフィッシュに適したベイトリールおすすめ10選
ダイワSILVER WOLF SV TW
チニング向けハイエンドベイトリールとして発売されているシリーズですが、ライトロックにとても適したリールになっています。
特にPEラインへの対応力に特化したブレーキとスプールになっているので、トラブルレスでキャストをすることができます。
PEラインをメインとして、ライトリグを使用したライトロックなどに是非おすすめの一台です。
ダイワ18 ジリオン TW HD
ダイワのタフなベイトリールの代名詞と言われるジリオンシリーズの中でも、よりヘビーに使い倒すことを想定されたリールです。
ロングハンドルや大口径スプール、強化されたドラグなどはモンスタークラスのロックフィッシュとも対等に渡り合うことができます。
前モデルにはなりますがパワーではこちらに軍配上がる、今でもロックフィッシュにおすすめのリールです。
ダイワ22ジリオン TW HD
18ジリオンtw HDの最新モデルでタフさはそのままに、小型化や軽量化がされています。
スプール径が小さくなったことにより、以前よりも軽量ルアーへの対応力があがりオールマイティに使うことのできる仕様になりました。
強さを求めながらも少し軽めのルアーを使用する場合には、前モデルよりもこちらのモデルをおすすめします。
アブガルシア ゼノン MG7
2022年にアブガルシアのハイエンドベイトリール新ブランドとして発売されたゼノンシリーズでも1番オールラウンドに使えるモデルになります。
ボディは135gと超軽量ながら大型ドライブギアを搭載して、軽さとパワーを兼ね備えています。
ライトロックから中型のロックフィッシュをランガンスタイルで狙っていく際などにちょうど良いサイズのリールです。
ダイワSTEEZ A TW HLC 8.1
ダイワのバスフィッシングシーンでは知らぬ人はいない、スティーズシリーズの中でもタフで飛距離に特化した最上位モデルです。
36mmG1ジュラルミン製スプールにMAG-Z BOOST機構を搭載した仕様になっているので、海の広大なフィールドでの超遠投に適しています。
バスだけでなくロックフィッシュにも是非おすすめな一台です。
シマノ22 カルカッタコンクエスト 200XG
丸型ベイトリールの決定版とも言われるカルカッタコンクエストは派生が多いですが、ベーシックのモデルの200番手になります。
無骨な金属ボディにシンプルな遠心ブレーキ、大口径スプールに超精巧に削り出されたマイクロモジュールギアなど漢心をくすぐるスペックになっています。
少し重量がありますが何年、何十年と付き合っていくことのできる強さを持った一台です。
アブガルシア ゼノン Beast9
上記のゼノンMG7の兄弟機で、こちらの方がパワータイプになります。
大口径ギアとロングハンドルを搭載し巻き取りのパワーを高めながらも、本体は手にすっぽり収まるサイズ感になっています。
パワーがありハイギアの仕様になっているので、より大型のロックフィッシュを狙う際にはMG7よりもこちらをおすすめします。
シマノ19 カルカッタコンクエスト DC
電子制御のDCブレーキを搭載したシルバーのカルカッタコンクエストで、兄弟機と同様ボディの強さや巻き心地をそのままになっています。
使用する各ラインごとにブレーキ設定が分かれており、シンプルな設定で最大限の飛距離を出すことができます。
丸型ベイトリールでDCブレーキが搭載された唯一のシリーズになるので、どちらも楽しみたい方におすすめです。
シマノ23 アンタレスDC MD
超遠投を得意としたアンタレスシリーズをよりタフにした最新モデルです。
シマノ独自のDCブレーキによってどのラインであってもオートマティック&トラブルレスに遠投をすることができます。
日本2大メーカーシマノの中でもトップクラスの性能を有しているベイトリールなので、是非一度手にとっていただきたい一台です。
ダイワIM Z LIMITBREAKER TW HD-C XH/XHL
かつてダイワから発売されていたZをベースに最新科学が盛り込まれた最新作ベイトリールです。
ダイワ初の電子制御のブレーキを採用しており、スマホアプリと連携することで的確なブレーキと自身のキャスティングデータを集めることができます。
価格もトップクラスですが、次世代ベイトリールに触れてみたい方に是非おすすめの一台です。
まとめ
誰もが憧れる各メーカーの最高峰ベイトリールの中でもロックフィッシュに適したモデルをご紹介しました。
価格は高価ですが、性能も最高峰のベイトリールばかりです。
そんな憧れのベイトリールで思い出に残る最高のロックフィッシュを是非釣り上げてください。
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