ラバージグで釣りを行う時に釣果に直結し易いポイントとなるのが、使用するロッドの特性です。
数多くのロッドメーカーが、ラバージグ用のロッドを作り出しているように、ロッドの性能はラバージグの動きに大きく影響し、他のロッドでは代用がしにくい部分でもあります。
今回は、そんなラバージグの適したロッドの特徴と、ラバージグロッドの選び方をおすすめモデルと一緒にご紹介します。
ラバージグに適したロッドの特徴
ラバージグに適したロッドとして必ず抑えておきたいポイントとなるのが、キレの良いラバージグの動きを演出することが出来るパワーを持っているロッドです。
フルサイズのラバージグは1/4ozクラスから5/8ozクラスまでが一般的となっており、更に使用する時には多くの場合でトレーラーワームを使用することとなります。
ラバージグを使用する時のルアートータル重量は非常に重たくなりやすい傾向があり、水中で重量のあるラバージグを切れ良く意のままに動かすには、必要十分なパワーを持っていることが欠かせません。
更にボトムを中心にアプローチする釣りでもあるため、手元で水中の状態が明確にわかる高感度な特性も欠かすことが出来ない要素の一つとなっています。
ラバージグに適したロッドを使うメリット
ラバージグを意のままに動かすことが出来る
ラバージグに適したロッドを使用すると、ラバージグを意のままに動かすことが出来るようになります。
特にラバージグの釣りで重要視されるキレのある動きを出すには、ロッドとラバージグの相性が非常に重要になります。
アングラーがイメージした通りにラバージグをアクションさせることが出来れば、ラバージグの武器であるリアクションバイトも発生させやすくなります。
アングラーがイメージした通りにラバージグを動かすことは、バイト数増加にも直結する要素になり得ます。
地形変化が把握しやすい
ラバージグ用に適したロッドは、特に感度が高く作り上げられているので、フィールドのボトムの状況を把握しやすくなります。
ボトムの底質や、ストラクチャーの有無の検知は、バスが潜んで居るポイントを絞り込むための非常に大切な情報となります。
ボトムの変化を手元で的確に検知しながらアプローチすることで、喰わせ所を見つけやすく、効率よくフィールドを攻略することに繋げることも出来るようになります。
目に見えないボトム状態の解像度を上げることで、バスの潜むポイントを絞り込むことが可能となります。
フッキング率が高くなる
ラバージグには、ブラシガードが取り付けられていたり、ソフト素材で作り上げられていないため、バスがバイトした時に違和感を感じ易い特徴を持っています。
バイト時に違和感を感じたバスは、瞬時にラバージグを吐き出してしまうため、他のソフトベイトの釣りの様にルアーを送り込むことが出来ず、バイトが発生した時には、瞬時にフッキングする必要があります。
ラバージグ用のロッドは、パワーがあり、ブラシガードが取り付けられていた場合でも強烈なフッキングでバスの顎を貫通させることが出来る他、高い感度を持っているので、バイトがあった時にはバスがラバージグを吐き出す前にフックセットさせることが可能となります。
疲労しにくい
ラバージグはファーストムービングルアーではなく、基本はボトムを攻略するルアーですが、長時間のボトムバンピングなどの操作はアングラーの疲労に繋がります。
ラバージグはロッドを立てて操作することが多い為、ラバージグ用に作り上げられているロッドの重心は手元にあり、持ち重りがしないデザインとなっています。
常に手元に重心があるので、疲労が長時間の使用でも疲れにくく、ラバージグを使用した時に高いパフォーマンスを維持しやすくなっています。
ラバージグロッドの選び方
レングスで選ぶ
ラバージグロッドを選ぶ時に、レングスは非常に重要なポイントとなります。
ロングレングスであるほど、ロングキャストが出来、更に、コンパクトな動作でもロッドレングスが長い分しっかりとフッキングを行うことが出来るメリットが出ますが、ラバージグの動きが大きくなりやすい傾向があります。
レングスは短い程、ショートキャストやピッチングが行い易く、更に、移動距離を抑えて微細な動きをラバージグに与えることが出来るメリットを持っています。
広大なフィールドや、ラバージグをカバーエリアで使用する時は、ロングロッドが有利であり、ピンポイントのストラクチャーをじっくり攻める場合は、ショートロッドを選択することがおすすめです。
パワーで選ぶ
ラバージグロッドを選ぶ時に、ロッドパワーは非常に重要な要素です。
一般的にラバージグ用のロッドはミディアムヘビー~ヘビーパワーを持っていることが一般的となっています。
オープンエリアでラバージグを使用する場合は、ミディアムヘビー~ヘビーパワーを持っているロッドで対応することが出来ますが、ヘビーカバーやディープエリアを攻略する時には、ヘビー~エキストラヘビーパワーを持っているロッドの使用も必要となります。
ラバージグでどのようなポイントを攻略するかによってロッドに必要なパワーが異なるので、事前にどのような状況でラバージグを使用するのかを想定しておく必要があります。
ラバージグロッドおすすめ10選
シマノポイズンアルティマ(172H)
https://item.rakuten.co.jp/fishing-game/a01-1636/シマノとジャッカルが共同で生み出した究極のバスロッドシリーズであり、現存するバスロッドの中でもトップクラスの性能を持ち合わせているロッドです。
ポイズンアルティマはアルティメットブランクスデザインを基に、スパイラルXコア、ナノピッチ、ハイパワーX、そしてグリップには、振動伝達性に優れたフルカーボンモノコックグリップが採用することで、驚異的な軽さと、感度を実現しています。
水中の状態が手に取る様に分かる感度は唯一無二とされており、172Hはオープンエリア、カバーエリアを問うことなくラバージグに使用することが出来るモデルとなっています。
シマノポイズングロリアス(1611ML/H)
https://item.rakuten.co.jp/toukaiturigu/4969363305244/シマノとジャッカルのコラボレーションロッドの中核シリーズとなるのが、ポイズングロリアスです。
ポイズングロリアスの1611ML/Hは、ラバージグ&ワーミング用のロッドとして作り上げられているモデルであり、ティップ部分がML、バット部分がHクラスのパワーを持っている特殊なロッドとなっています。
穂先のパワーがMLクラスとしてソフトに作り上げられているので、ハイパワーロッドで発生しがちな、ラバージグを動かし過ぎてしまうこと防止することが出来るようになっています。
フィールドで丁寧なラバージグアプローチに長けているロッドです。
ジャッカルリボルテージ(RV-C73H)
https://item.rakuten.co.jp/fugashop2/jc-178883/ジャッカルがトーナメント仕様のロッドとしてプロデュースしており、トーナメントに参戦しているアングラーから高い評価を受けているモデルとなっているロッドシリーズです。
リボルテージはバット部分でロッドのブランク径を急激に大型化する技術であるB2-MXが採用されていることで、高い振動伝達性を実現しています。
RV-C73Hはラバージグやテキサスリグをカバーエリアで使用する為に作り出されたロッドであり、ハイパワーでありながら、アングラーがラバージグの操作感を失わない様に比較的ソフトなティップが採用されている特徴を持っているロッドです。
エバーグリーンオライオン(OCSC-69H)
https://item.rakuten.co.jp/tackleisland/evergreen_ocsc_69h/デカバスハンターであり、ラバージグの釣りを愛用することで知られている菊本俊文プロによって作り上げられているロッドであり、エバーグリーンのハイエンドロッドとして知られているモデルです。
ブランクにはトレカ®T1100Gとナノアロイ®技術の両方が採用されており、高い感度とトルクフルな特性が持たされています。
OCSC-69Hはロッドとしての重量はもちろん、リールをセットした時のバランスを考慮し、ジグの釣りに最適なバランスとなる設計が施されているので、長時間の釣りでも疲労を感じることなく、集中してラバージグの釣りを行うことが可能です。
まとめ
ラバージグを意のままにアクションさせ、瞬間的にフックセットに持ち込むには、ラバージグ用のロッドを選ぶ必要があります。
他のロッドとは異なる特性を持たせることが必要であるため、多くのメーカーがラバージグ用のロッドを作りあげており、異なる技術とテイストが施されています。
今回紹介したモデルは、ラバージグロッドの中でも特におすすめのロッドとなりますので、是非、参考にしてみてくださいね。
釣具の売れ筋ランキングも
チェックしよう!