涸沼は、茨城県中央部にある関東地方唯一の汽水湖で笠間市を水源とする涸沼川や大谷川が涸沼本湖に流れ込み、涸沼より下流は涸沼川が那珂川河口域に合流してすぐに太平洋につながっているので満潮時は海水が涸沼川を逆流し涸沼まで流れ込み潮汐の影響を与える湖になっています。
涸沼本湖では、大洗のタイドグラフから約3時間程度遅れて影響を受けるので、これを目安にシーバスフィッシングを楽しんでもらいたいと思います。
涸沼周辺に温泉やキャンプ場などのレジャー施設もあるので、家族や友人グループで、釣りに行く際はこれらの施設を利用することもおすすめです。
涸沼でのシーバスルアーの選び方
流れの変化を狙う
涸沼は、潮汐の影響を受けて満干差もあり流れも変わるのでベイトやシーバスの待機場所を読んで適切なルアーの選定をすると良い結果が出やすいです。
流れの先に障害物がありベイトが溜まっているとか、流れが合流してシーバスの待機場があるかなど、地形変化を読んでフローティングミノーやシンキングペンㇱル、遠投時にはバイブレーションなどのルアーをローテーションしてほしいです。
まずは、シャローエリアが多いのでベイトサイズに合わせたフローティングミノーを投げて、ルアーの流される方向やベイトなどの反応を確認し、潮は上げているのか下げているのかなど現場の状況みてルアー選定すると良いです。
イナッコ、ボラパターン
毎年6月から11月の涸沼では、ベイトのイナッコが海から入って大量にストックされ朝まずめにイナッコが岸際の寝床から出て行く、夕まずめには寝床に帰ってくるという光景が見られます。
シーバスもこのタイミングで岸際までベイトを追いかけて接岸するため、このタイミングでシーバスのボイルがあちこちで見られる日が多くあります。
このような状況の時はチャンスタイムで、ベイトが泳ぐ先などにトップウォーター系のルアーで表層を泳がせシーバスを水面に出す釣りがとてもエキサイティングで面白いので是非チャレンジしてもらいたいです。
お勧めは、ペンシル系のトップウォータープラグですが、ロットアクションを入れるのが苦手な方はウエイクベイトやシャロー系ミノーでも十分に派手なバイトシーンが見られますので、表層を意識してルアーを引いてほしいと思います。
明らかに、大型のシーバスがボイルしている時や小型のルアーに針がかりしない状況の時は大きめで3本針のルアーを選ぶとヒットしやすい場面が多いので大型ルアーも積極的に使用しましょう。
回遊待ちスタイル
シーバスのボイルも見られずベイトの気配もうすい時はミノーやバイブレーションなどでレンジを沈め回遊待ちパターンでじつくり攻めていると流れやベイトの回遊するタイミングでバイトのチャンスがあります。
巻き速度に変化をあたえたり、バイブレーションのリフトアンドフォールも有効な方法で、 日中などの明るい時間帯はバイブレーションの早巻きもおすすめ、暗い時間帯は出来るだけゆっくり巻くことが良いです。
涸沼はランカーシーバスも良くかかるのでタックルのチェックやランディングするエリアの確認は最初にしておき、特にフックのチェックはマメにしておくことがよいと思います。
細軸のフックはのばされ易いので、予備のフックも持ち歩く事をおすすめします。
涸沼で釣れるシーバスルアーおすすめ8選
ima sasuke ss95
色々な状況に対応できる万能ミノーでサイズ感もシーバス釣りにおいて基本的な大きさです。
シーバスの餌と言われるほど、とても長く販売しているロングセラー商品なので信頼性もあります。
ss95は、シンキングタイプでカウントダウン釣法を使い幅広くレンジを探れるため、パール系やナチュラル系などのカラー別に2〜3個は持っていたいルアーです。
特に、ルアーにアクションをくわえずにスローリトリーブで広範囲を攻める使い方が良いのでじっくり攻めると良いです。
imakomomo 125 counter
シャロー系ルアーに反応が悪くなってきた感じがしたときに少し下のレンジ攻略で頼れるコモモカウンター 、特に魚の気配が薄く感じた時や回遊待ちの場合で広範囲をサーチすると良く、コモモカウンターは汽水域涸沼で使用するとサスペンド気味でルアーを止められるために、ここだなと思う所で食わせの間を演出しやすです。
キャストして着水したらリトリーブの回数を数えてルアーが泳いでいる距離を把握しながら止を入れ弱ったベイトを演出してあげましょう。
カラーはコットンキャンディ系やパール系がおすすめです。
ダイワモアザン クロスウエイク 90F-SSR
朝まずめボイルしているタイミングに、表層で引き波を立てて泳ぐ位ゆっくりとリトリーブして誘ってほしいです。
イナッコのベイトボールが確認出来たら泳いでいく先にキャストしてベイトを散らさないように引くと、荒食いしているシーバスが水面に飛び出して迫力のあるバイトシーンが見られます。
ルアーにかからなくても回収せずに最後までじっくり攻めるとシーバスが数匹アタックしてくる事が多いので慎重に引いてほしいです。
邪道アトール ヨレヨレ
飛距離が出てフィールドを探るのに重宝するシンキングペンシルです。
巻いても止めてもアクションするので、キャストしてカウントダウン中にバイトが出ることもあります。
ドリフトさせての使い方がおすすめで、シンキングペンシルが苦手な方にも使いやすくおすすめです。
カラーは、その時の水の色をみてパール系やゴールド系を持っていくとゲームを組み立てやすいので2~3種類は持っていると便利です。
シマノサイレントアサシン 99F
どんな状況でも対応できる優等生ルアーで バイブレーションのレンジ以外は、竿の角度やリトリーブスピードで 探れてしまいリップ付きのルアーなのに飛距離は一般的なバイブレーション並みに飛んでしまうルアーです。
重心移動式ルアーであるが泳ぎ出しが早く使い勝手がよいので、現場に着いたらはじめに結んでキャストしたいです。
もちろん、釣果も期待できますがキャストフィーリングの爽快感がたまらないのでどんどんキャストしてほしいルアーです。
シマノサイレントアサシン 129F
サイズアップの3本針仕様で99F同様にどんな状況でも対応出来るルアー、 強風時も飛距離が出やすいフローティングミノーです。
色々なシーンに対応できてしまうのでパール系とメッキ系など、カラー別に持ち歩くことをお勧めしたいです。
日中の明るい時間帯に、わりと効果的な使い方として、トゥイッチやジャークなど積極的にロットアクションを入れてリアクションバイトを誘って攻めることも効果的な方法、上げ潮に乗って涸沼へ食事に来たシーバスはやる気がある個体が多いので試してもらいたいと思います。
ロンジンキックビート 55mm 12g
シャローエリアでも使いやすいバイブレーションで泳ぎも水平を保ってゆっくり巻いてくる事が出来るルアーなので、涸沼では使いやすいバイブレーションです。
飛距離はルアー自体が軽めなので、50メーター位がアベレージですが波動が強いのでナイトフィッシングなど暗い時間帯にも使いやすくベイトがうじゃうじゃいてもルアーに反応してくれることがあるのでベイトボールの下を引いてくるようなイメージで使ってほしいです。
ジャンプライズぶっ飛び君 95S
飛距離は申し分なく人よりも遠くに飛ばしたい状況やボイルが遠くの場合はメタルジグ並みにこのルアーで飛ばして攻められます。
樹脂製のルアーなので浮き上がりがジグよりも早く表層付近も攻めやすい事とリフトアンドフォールもやりやすく 流れが強い状況でもドリフトしながら落としたりして使うことができます。
シンキングペンシルが苦手な方もぶっ飛び君ならミノー感覚で使えるのでおすすめです。
まとめ
近年、涸沼周辺のトラブルが増えて釣り禁止のエリアもありますので、夜釣りがメインになる場合は、必ず日中に民家や周辺施設を確認してゴミは必ず持ち帰るなど釣り人のマナーを第一に考えて、無理せず安全に釣行してほしいと思います。
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