1年のうち小型〜中型回遊魚をターゲットにした際、メインで頻繁に使用するのがミディアムクラスのショアジギングロッドです。
その中でも初夏や初秋、港湾やサーフといったシチュエーションでのMクラスロッドの使用が多いです。
回遊魚相手のシンプルな故に難しい釣りですが、近年多くのメーカーからもショアジギングはリリースされていて何を選べばいいか分からない方もいるでしょう。
そこでMクラスのロッドのメリットやデメリットを含めた、おおすめ12選を紹介します。
Mパワーのショアジギングロッドの特徴
Mクラスのロッドはサーフや港湾、堤防といったシチュエーションや、比較的フラットな磯での使用に長けています。
ルアーウェイトは60gまでと表記されていることが多く、対象魚のサイズにもよりますが40gをメインにライトショアジギングで使用することが多いでしょう。
さらにMとある通り柔らかめではあるので、他の釣りにも用いることができます。
Mパワーのショアジギングロッドを使うメリット
小型でもファイトが楽しめる
Mクラス特有の柔らかさと繊細な操作性によって、初夏からメインターゲットになる小型回遊魚でも楽しむことができます。
初夏ならではのワカシやシオといった小型回遊魚に対してメインで使用するのは20g前後のメタルジグですが、Mクラスでもメインラインを細くするなどタックルのパワーを下げることで攻略することができます。
他の釣りへの汎用性の高さ
サーフや磯でヒラスズキなどのボイルがあった際、ジグヘッドスイミングによるロックフィッシュを狙う際に流用できるので1本だけでも状況に合わせて楽しむことができます。
ミノーやジグヘッドの操作性も差し支えなく、サラシについている青物の不意なバイトやロックフィッシュを根から剥がせるパワーがあるので汎用性は高いです。
最初の1本に選びやすい
ライトショアジギングを始めるにあたって、最初の1本を選ぶのはとても難しいでしょう。
小型〜中型の回遊魚までを想定したライトショアジギングで、Mクラスのロッドを選ぶことでこれからより大きな魚を釣りたい、険しいフィールドにエントリーしたいといったシチュエーションで必要なタックルを考える判断材料になります。
Mパワーのショアジギングロッドを使うデメリット
不意の大物に若干苦戦
ミディアムパワーであるので対象魚にも上限があります。
秋〜春にかけて大型の回遊魚がショアラインへ寄ってくる季節、サーフや堤防などのストラクチャーのないフィールドを除くとどうしてもMクラスではキャッチできない魚が増えてきます。
サーフや堤防などでは時間をかければじわじわ寄せることができますが、磯ではそうはいきません。
より強いロッドもラインナップされているので、適材適所を理解した上でロッドを選びましょう。
トップウォーターの操作がイマイチ
ティップ(穂先)からベリー(ロッド中腹)にかけてよく曲がりながらも粘るのが特徴のMクラスにおいて、トップウォータープラグを引く際水かみに負けてしまうことがあります。
水かみに負けてしまうとロッドが曲がりすぎて強いロッドアクションを入力しないとダイブ、またはポップしないなど、アングラー側のストレスやうまくアクションできずに見切られる原因にもなります。
Mパワーのショアジギングロッドの選び方
レングス
ライトショアジギングロッドに多くラインナップされているレングスは、9.6ft〜10ftでしょう。
長さを決めるのは自分がどのようなフィールドで使用するかです。
狭く場所や人が多くロッドが振りづらいフィールドなら、9.6ftだと取り回しがよくルアーの操作性も初心者の方にとっても扱いやすいでしょう。
サーフなど広く周りに障害物のないフィールドなら、飛距離を求められる釣りではあるので10ftが求められます。
ルアーウェイト
Mクラスのロッドの中でもメーカーによって、少しの差ではありますがルアーウェイトの表記が異なることがあります。
50gまでのロッドと60gまでのロッドだと、キャストしやすいルアーウェイトが微妙に違ってきます。
これはロッドのテーパー、すなわち曲がり方が異なるからです。
表記の最大ウェイトから10または15g引いたウェイトがベストと考え、ショップで実際に曲げてみることで理想のスタイルに繋がると思います。
価格
大きなメーカーから知る人ぞ知るマニアックなメーカーまでショアジギングロッドはリリースされています。
メーカーの規模が大きければ安く、そうでなければ高い傾向にあります。
ただし高ければ良いということはなく、最初の1本を選ぶ際や少し使用感が気になるといった時には少し価格を抑えたコスパ機種を選ぶのが良いでしょう。
Mパワーのショアジギングロッドおすすめ12選
アピアグランデージ アトラス(98M)
アピアからリリースされているグランデージアトラスの青物専用モデルです。
先代のグランデージXDからよりパワーアップしたカーボン素材を使用することで、安定したキャスタビリティと高負荷での粘り強さを実現しています。
9.8ftではありますが、堤防などの広いフィールドから磯のような複雑な地形での高い操作性を兼ね揃えています。
まとめ
メーカーによって様々なライトショアジギングロッドがリリースされており、それぞれロッドには特徴やクセがあります。
自分がこれからどのようなフィールドで釣りをするのかを想像し、自分の思い描く釣りとロッドの特徴やクセを合わせることで快適に釣りができると思うので少しでも参考にしていただけたらいいです。
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