ソリッドティップのバスロッドといえば昔はほぼスピニングロッドにしかラインナップされていませんでした。
しかし、近年の開発技術の進化とベイトフィネスロッドの普及によってソリッドティップを搭載されたベイトロッドが各メーカーから発売されています。
技術進化によってロッド強度が大幅に上がり、ライトロッドだけではなく、ラバージグなどを使用するヘビーロッドでもソリッドティップが使用できるようになりました。
それによってワーミングの釣りの幅が広がっています。
今回はおすすめのソリッドティップのベイトロッドをご紹介します。
ソリッドティップとは
ほとんどのバスロッドは、チューブラーという筒状の中空構造になっています。
ソリッドティップとは、ロッドのティップ(先端)部分が筒状ではなく、中身が詰まった構造になっているロッドのことです。
チューブラー構造にくらべて柔らかいアクションがつけやすいのが特徴で、小さなバイトもフッキングしやすくなるのが特徴です。
ソリッドティップのバス用ベイトロッドを使うメリット・デメリット
メリット
食い込みの良さ
ソリッドティップは、柔らかく収束が遅いのが特徴となります。
魚の吸い込みに追従する様にティップが入り、ショートバイトもフッキングしやすくなります。
また、ティップが柔軟であるため、フッキングをオートマチックにおこなってくれるといった特性も持ち合わせています。
魚の活性が低い冬場、ハイプレッシャーフィールドでライトリグを使用するなら、ソリッドティップのロッドは欠かせないタックルとなっています。
ライトルアーがキャストしやすい
ソリッドティップは、非常に細く柔軟で、先端部まできっちり曲がる特性を持っています。
これにより、ライトリグをキャストする際にもしっかりと曲がり、ロッドにウェイトを乗せたキャストが可能になります。
チューブラーティップのロッドではキャストしにくい3g以下の超軽量ルアーも難なく扱えるようになりますよ。
繊細なアクションがつけやすい
ソリッドティップは、チューブラーに比べて収束が遅く、軽く振るだけでティップが大きく揺れます。
この特性を利用することで、繊細に小刻みなアクションをつけることができます。
チューブラーティップのロッドでの小刻みなアクションは腕がツラいことも多いですが、ソリッドティップにするだけで驚くほど軽い力でおこなえるようになりますよ。
デメリット
重さ
中空のチューブラーティップに比べて、ソリッドティップは中が詰まった構造のため、どうしても重くなってしまうのがデメリットと言えます。
ロッド全体の重量はもちろん、ティップ部分が重くなってしまうので、モデルによってはやや先重りのバランスに仕上がってしまいます。
チューブラーティップのロッドとタックルバランスが変わるのも注意点といえるでしょう。
感度が劣る
ソリッドティップは、チューブラーティップに比べて収束が遅く、たわみが大きくなります。
メリットでもある部分ですが、この大きなたわみがラインのテンションを抜いてしまうことがあります。
また、チューブラーの中空構造は振動の伝達がよくなります。
これらの理由から、ソリッドティップは感度が劣ると言われています。
しかし、ロッドの開発技術の進歩により、近年のソリッドロッドはチューブラーにも劣らない高感度ロッドになっています。
ソリッドティップのバス用ベイトロッドおすすめ8選
シマノゾディアス 167M‐S
幅広く扱える6フィート7インチのMパワーに、繊細なアタリも敏感にとらえることができる高感度ソリッドティップを搭載されたハイプレッシャーフィールド対応のバーサタイルロッドです。
スピナーベイト、クランクベイトのような巻物の釣りから、テキサスリグ、フリーリグなどのワーミングまで、使用するスタイルはアングラーしだいです。
繊細なティップを活かして通常ベイトフィネスよりも太めのラインを使用したパワーベイトフィネスロッドとしてカバー周りでも安心して使用することができます。
ダイワリベリオン 641LXB-ST
ダイワオリジナルの高弾性ソリッドティップ「メガトップ」が採用された6フィート4インチのLアクションロッドです。
繊細で高感度なティップがプレッシャーによってナーバスになってしまったバスの小さなアタリを敏感に捉え、貴重なチャンスを逃しません。
表記以上のリフティングパワーによってスモールラバージグ、ネコリグ、ノーシンカーを使ったカバーまわりへのアプローチも躊躇なく行え、不意のビッグバスにもしっかりと対抗することができます。
オープンウォーターからカバー周りまで、1本でフィネススタイルをマルチにこなすロッドです。
ダイワスティーズC64L-SV・ST- HERMIT –
ダイワの最先端技術を惜しみなく注ぎ込まれたハイグレードトーナメントロッドです。
ベイトタックルならではの正確なキャストと操作性で軽量のスモールラバージグ、ネコリグ、ダウンショットなどを扱うことができるテクニカルフィネスロッドです。
べイトフィネスロッドに多い食い込ませるためのソフトなソリッドティップではなく、硬めのソリッドティップを搭載することでキャストのブレを抑えて、スタックさせず地形変化やカバーの変化を敏感に感じ取ることができます。
アブガルシアホーネットスティンガープラス HSPC-671LS-BF
アブガルシア独自の「ナノカーボン素材」が採用され、細身で繊細なロッドでありながら、ビッグバスにも負けないトルクも持ち合わせたロッドです。
軽量なネコリグやノーシンカーをナチュラルに操り、わずかなアタリも捉えるソリッドティップと、カバー周りでスモールラバージグ、フリーリグなどを使用できるバットパワーで、あらゆるフィネスリグに対応します。
小型のシャッドプラグやトップウォーターのハードベイトも使用することが可能です。
レジットデザインワイルドサイド WSC-ST610ML
食い込みの良いしなやかな弾性のソリッドティップが搭載され、プレッシャーでナーバスなったバスのショートバイトでもしっかりと捉えることができます。
絶妙なロッドバランスで、ネコリグ、ライトラバージグ、ライトテキサスリグなどをカバーに絡ませ、そこから外すといったタイトなアプローチが行えます。
1本でベイトフィネス寄りの釣りからパワーゲームまでこなし、小規模フィールドからビッグレイクまで使用できる万能モデルです。
レジットデザインワイルドサイドWSCST63L+
レジットデザイン独特のしなやかで粘りのあるブランクスに、反発力を抑えたカーボンソリッドティップが搭載されたべイトフィネスロッドです。
華奢なイメージのあるベイトフィネスロッドとは違い、ライトリグを繊細に操りながら、ビッグバスの強い引きもいなして受け止めるパワーを持っています。
ショートバイトが多発するハイプレッシャーフィールドで、カバーにタイトについたバスをライトリグでテクニカルに仕留めることができる、攻撃的フィネスロッドです。
テイルウォークフルレンジ C67M/SL
通常のベイトフィネスタックルでは躊躇してしまうカバー周りへ、スモールラバージグ、ネコリグ、高比重ノーシンカーなどをアプローチすることができる、パワーベイトフィネスロッドです。
通常よりもワンランク太い糸やウェイトを使用でき、ワームだけでなく、ハードベイトを繊細に操ることも可能となっています。
ハイプレッシャーエリアでのオカッパリの1本としてオススメのモデルです。
ジャッカルBPM BP-C70M+ST
オカッパリを想定して設計された7フィートレングスのジグ&ワーミングロッドです。
ネコリグやスモールラバージグ、ヘビーダウンショットなど、1本で幅広いルアーが扱える「M +」パワーにハリのあるソリッドティップ搭載で、ボトムやカバーの変化を敏感に捉え、丁寧なアプローチが可能になっています。
仕舞寸法130cmのワン&ハーフ構造で、2ピースロッドでありながらワンピースと同じ使用感を得ることができます。
タックルの数を絞りたい状況や、1本だけでの釣行にオススメのモデルです。
まとめ
近年の素材と開発技術の進化によって、ソリッドティップのベイトロッドが増えてきています。
繊細にルアーを扱えて、喰わせに特化されたソリッドティップのロッドはハイプレッシャーエリアで強い味方になってくれるはずです、今まで使用したことのない方はぜひ1度使ってみてください。
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