近年、大人気になっているサーフでのルアーフィッシング。
専用のサーフロッドもどんどんリリースされている分、どのロッドを選んでよいか悩んでしまいがちです。
ロッドにはその硬さを示す表記があり、近年はMHの硬さのサーフロッドの使用者も増えてきています。
ちなみに、筆者もMHのロッドをメインで使用しています。
今回は、サーフロッドにおすすめなMHのロッドを10本紹介します!
MHのサーフロッドを使うメリット
ルアー選択の幅が広がる
基本的にMHの硬さのロッドは強さがあります。
そのため、ルアーの負担重量のMAXも重めに設定されていることが多いです。
MLやMのロッドでは思い切り投げられない重いルアーもMHならば、しっかりバッドを曲げて投げられます。
沖にいる魚を狙い撃つためには遠投も必要になるので、30g後半から40g程度のルアーを安心して投げられるロッドは大きなアドバンテージになるでしょう。
パワーファイトが出来る
MHのロッドはとてもパワフルです。
大型の魚が掛かった時にMLやMの硬さのロッドでは魚に主導権を与えやすく、ファイト時間がかかればかかるほどラインブレイクの可能性も高まります。
MHのロッドは硬さがある分、釣り人側が優位になれることが多く沖でかけた魚も岸まで少し強引に寄せることも可能です。
コツを掴めばキャストフィールも良い
サーフロッドが出始めの頃は、MHの硬さのロッドは硬すぎてサーフでのルアーキャストがしづらいと言われていたことがありました。
結論から言うと、それは間違いです。
MHのロッドは確かに硬いので、バッドからしっかり曲げこまないとルアーを飛ばしにくい傾向にはあります。
しかしながら、ルアーの重みをしっかり感じてキャストすれば100mを超える距離のキャストも可能です。
ある意味、キャスティングの本質を学びたい初心者にこそ持ってもらいたい硬さのロッドです。
MHのサーフロッドを使うデメリット
投げづらい重さのルアーもある
MHのサーフロッドは平均して、30g程度のルアーウエイトがベストウエイトの物が多いです。
そのため10g~20gのルアーはロッドを曲げこめず、飛距離が出なかったり狙ったポイントにキャストしにくい傾向にあります。
ゆったりとしたスイングを心掛けたりとか、ロッドごとの特性に合わせていけば軽いルアーも使えないこともありません。
軽快さは求められない
MHのロッドはパワーがありブランクスが太いため、ロッドウエイトはMやMLのロッドに比べ重い傾向にあります。
パワーが無い女性や華奢な方はもしかすると扱いづらいこともあるかもしれませんが、年々改善されておりMHなのにウエイトはものすごく軽くなってきています。
ですが、軽いルアーを何度も何度も軽快に投げていくようなロッドではないのを頭に入れておきましょう。
バイトをはじきやすい
MHのロッドはハリもあるので、小さなアタリをうまく乗せるのにコツがいるのも事実です。
特に低活性の魚や捕食が上手くない魚のアタリははじきやすいので、穂先で瞬時に合わせるようなことを辞め、手元近くのバッドで「じんわり」合わせるのがコツです。
とは言えMHのロッドも、だんだんしなやかさを兼ね備えたものが増えているため、さほど気にするポイントでも無くなりつつあります。
MHのサーフロッドの選び方
まずは極力軽いものを選ぶ
MHのロッドは頑丈でウエイトが重い傾向にあると先程述べましたが、素材は年々進化しており、軽くなってきています。
とはいえ、MLやMのロッドよりはやはり重ための設定なので200g以内を基準に選ぶと良いでしょう。
あくまで基準なので数グラム重くなる分には構いませんが、10g以上重くなると長時間釣りをした時の疲れが増します。
軽めのウエイトのロッドを選ぶと、集中力が増しアタリをとりやすくなるだけでなく長い時間釣りをすることが出来ます。
適正ウエイトの上限に必ず着目
MHの硬さのロッドとは言っても、メーカーによってロッドの強さや特性は様々です。
筆者が特におすすめしているのは、ルアーの適正ウエイトの上限が45~50g程度のMHロッドです。
これが40g程度だと、サーフでよく使用する30g程度のルアーを投げた時に心もとなく感じることもありますし、波高なシーンで40gのルアーを投げるにもパワー不足を感じます。
大半のMHロッドが45~50gのウエイト上限を持っていることが多いですが、購入時に注目してみてください。
何本継ぎのロッドが良いか
ロッドは構成本数が決まっています。
振り出し竿でないほとんどのロッドは2本継ですが、サーフロッドは10フィートを超えるものが多いため携行性を考慮し3本継の物もあります。
筆者がオススメするのは2本継のロッドです。
理由は単純に2本継ロッドの方がラインナップが豊富で、選べるバリエーションが増えるという事が一番の理由です。
次の理由は、ロッドは本来継ぎ目が無い1本のものが一番ロッド本来の特性を活かせるのですから継ぎ目は極力少ない方がキャストフィールが良いからです。
3本継のロッドも悪くはありません。
持ち運びのし易さは移動時に非常にコンパクトになりますし、継ぎ目ごとに強弱をつけやすく繊細なものもあります。
しかしながら3本継のロッドは復元力が多少弱く、初心者にはキャストしづらいと感じることもあるでしょう。
MHのサーフロッドおすすめ10選
まとめ
MHのロッドはその表記から、ハードな釣りばかりに向いたロッドに思えてしまいますが今のロッドはそうではありません。
強い引きの魚ともやりとりでき、ウエイトのあるルアーも投げられるなくてはならない存在のロッドです。
皆さんもぜひMHのロッドでサーフフィッシングをしてみてはいかがでしょうか?
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