超タフコンディションで何とかバスに口を使わせたい、そんな状況ってよくありますよね。
こんな時に有効なのがライトリグや軽量小型プラグを使ったフィネスな釣り方なのですが、一昔前までは使用するタックルがスピニングタックルに限定されていました。
しかし現在では、ロッドやリール開発の技術進歩によって従来扱うことが難しかったライトリグや軽量小型プラグをストレスなくベイトタックルで扱えるようになり、ベイトフィネスとして定着しています。
バスロッドの中でもフィネスフィッシングに向いている柔らかくて極めて繊細なULパワーまでベイトフィネスロッドでラインナップされるようになっています。
今回は筆者おすすめの柔らかいULパワーのベイトロッドをご紹介します。
ULパワーのベイトフィネスロッドが活躍する状況は?
手返しの良さが必要な場面
スピニングタックルよりも太い8lb〜10lb程度のラインを使用できるため杭や立木などのライトカバーを手返し良くせめることができます。
反面、ULパワーなのでいくらラインが太くても、濃いウィードマットなどヘビーカバーを攻めるには不向きです。
軽量なルアーを使いたいとき
タフな状況下で全然口を使おうとしないバスにはスモラバ、ジグヘッド、ダウンショットなどのライトリグが有効で、これらをベイトタックルで扱うことができます。
ネチっこくアクションさせたい場面
ロッドが柔らかいため、シェイキングなどのアクションを入れた際、ロッドの柔らかさがクッションになりルアーの移動距離を少なくできます。
ライトカバーなどの誰もが狙うピンスポットをネチネチと狙うことができます。
さらにクリアウォーターでのサイトフィッシングなどにも、ネチネチしたアクションでバスを焦らしてバイトに誘いこむことができるので有効です。
キャッチ率をUPさせたいとき
ULパワーのロッドは非常に柔らかくて繊細なためバスのバイトを弾かずにのせることができ、かつファイト中にバレ難いので、バラしが多いときなどに使うと有効です。
ULパワーのベイトフィネスロッドおすすめ8選
メジャークラフトデイズ DYC-65UL/BF
スモラバやジグヘッド、ダウンショット、ライトテキサスなどのボトムのワーミングに適したロッドです。
繊細なルアーアクションを演出できる柔らかいティップと張りのあるバットを持っているため、太いラインと組み合わせて根がかりが多発するリップラップや沈みオダなどを積極的に攻めることができます。
メジャークラフトBENKEI<弁慶> BIC-652UL/BF
今回ご紹介する中で1番安価ですが、バスロッドの基本性能を十分持っています。
ワームのノーシンカーリグや軽量プラグといったスピニングタックルが得意な釣り方を、手返し良く精度良く行うベイトフィネスをはじめたい方におすすめしたいロッドです。
メジャークラフトエムエスエックス MXC-64UL/BF
スモラバ、ジグヘッド、ネコリグ、ダウンショット、ライトテキサスなどボトムのワーミングに適したロッドです。
柔らかさの中にシャープな芯のあるロッドであるため、カバーに対してタイトに攻めることができます。
テイルウォークGLAPPY 55UL
反発力の低いグラス素材とのコンポジットモデルになります。
しなやかに曲がるため非常にキャストし易く、トップウォータープラグ・シャロークランクベイト・ジャークベイト・スピナーベイトなどのハードルアーに最適です。
ダイワブラックレーベルSG 661UL+FB
2021年新作の、ハイエンドモデルに搭載されているダイワのテクノロジーがふんだんに使われているロッドです。
スピニング同等の操作性と感度、高次元のフッキング性能を持っているロッドです。
軽量虫系ルアー、ネコリグ、ダウンショット、スモラバなどのボトムワーミングに加えて、小型クランクやシャッド、ミノーなどまで扱えるベイトフィネスバーサタイルなロッドです。
アブガルシアソルティースタイル ベイトフィネス STBC-6102ULT-KR
ソルトのルアーフィッシングをターゲットにしたロッドですが、長さや設計からバス釣りにも適しています。
小口径ガイドを搭載し、Xカーボンテープによってキャスト時のネジレも抑えられ、非常に扱いやすいです。
チューブラー構造のため乾いたような感度を持っており、適度に反発力を持っているためダウンショットやスモラバなどに適しています。
アブガルシアソルティースタイル ベイトフィネス STBC-702ULS-KR
ソリッドティップ構造のため非常に繊細な穂先を持っていて通常スピニングで行う3g以下のジグヘッドスイミングなどの操作性と投げやすさを重視したロッドです。
小型のミノー、バイブレーション、ポッパーなどのハードルアーも快適に使えるモデルです。
シマノトラウトワン NS B50UL
トラウトロッド特有のティップからベリーまで非常にしなやかに曲がるため、トップウォータープラグ・シャロークランクベイト・ジャークベイト・スピナーベイトなどのハードルアーに適しています。
さらに、ロッドの柔らかさによってバスがバイトする際に違和感を感じ難く、フッキング後のファイトではバレ難い特徴を持っています。
まとめ
フィネスゲームにベイトタックルを使用することでスピニングタックルを使用した場合よりもワンランク強くテンポの良い攻め方ができるようになりますよね。
今回ご紹介したロッドだけでなく、組み合わせるリールやラインを工夫することで、さらにベイトフィネスの釣りの幅が広がると思います。
ぜひ皆さんも、自分なりのベイトフィネスのタックルバランスを見つけて、ベイトフィネスの無限の可能性に触れてみてくださいね。
釣具の売れ筋ランキングも
チェックしよう!