マグロと言えば日本人に最も馴染みの深い魚と言っても過言ではなく、中でもキハダマグロは強烈な引き味に加えてサッパリとした味わいは多くの釣り人に人気です。
美味しく食べる為には、持ち帰る際にしっかりと魚体を冷やして持ち帰れるクーラーボックスが必要不可欠で、充分に冷やさないで食べるとヒスタミン中毒になる可能性も充分にあります。
ここではキハダマグロを持ち帰る際に必要な性能を備えているおすすめのクーラーボックスをご紹介していきます。
キハダ用クーラーボックスの選び方
サイズ(大きさ)
日本近海で釣れるキハダマグロは平均して5~50㎏クラスのサイズが多いです。
20㎏程度のサイズであれば釣れた後、尻尾を切り落とすことでクーラーボックスに入れて持ち運ぶことが出来ますが、それ以上のサイズとなると頭と尻尾を落としても相当なサイズとなり、ブロックにするかクーラーボックスではなくマグロ専用バッグが必要です。
日本近海で良く釣れる30㎏以下のマグロでも最低でも内寸80㎝程の長さがあり、60L以上の容量がある大型サイズのクーラーボックスが必須な為、なるべく大きいサイズのものを選びましょう。
保冷力・断熱材
一般的に販売されているクーラーボックスは主に3つの断熱材が使用されており、ポピュラーで安価なスチロール、値段と保冷力のバランスが取れているウレタン、圧倒的な保冷力を誇る真空パネルタイプの3つがあります。
充分な氷が確保出来、日帰りでの釣行であればスチロールタイプのクーラーボックスでも問題ありませんが、プチ遠征や帰宅までに時間が掛かるなどの条件の方は、ウレタン材質以上のクーラーボックスがおすすめです。
特にマグロ系の魚は釣った後も魚体の体温が高く、冷やすにもある程度の量の氷が必要になる為、予算に余裕のある方は保冷力が充分に確保できるウレタン以上のクーラーボックスを選んだ方が後々後悔がありません。
機能性・手入れのしやすさ
釣りメーカーから販売されているクーラーボックスは釣りで使用することを前提に設計されている為、魚の出し入れ易さや釣行後の洗い易さ、ローラー付きで持ち運びに便利など非常に扱い易いです。
また釣りにおいては、クーラーボックスの深さよりも長さの方が重視される為、その点も通常のクーラーボックスと比較し釣り専用クーラーボックスが優れた点と言えます。
キハダ用クーラーボックスおすすめ10選
伸和ホリデーランド(76H)
標準的な保冷力と充分なサイズ、お手頃な価格帯で大型クーラーボックスを試しに購入してみたいと考えている方におすすめです。
10㎏台のキハダマグロならカットせずに丸々入る大きさで、ブリやカンパチ、ヒラマサと言った大型青物にもピッタリです。
値段がお手頃な分、耐久性等はそれほど高くない為、2年程度を目途に買い替えをしていくことをおすすします。
ダイワトランクマスターHDⅡ(SU6000)
ダイワが販売する大型クーラーボックスです。
釣り専用設計になっている為、非常に扱い易く、フタの開閉からキャスターによる持ち運び易さは非常に魅力的で、釣り具メーカーのクーラーボックスの中ではダントツでおすすめ出来るシリーズです。
底一面が真空パネル仕様になっている為、地面からの照り返しによる熱を遮断出来、充分な保冷力があります。
内寸で85㎝の長さがある為、20㎏以下のキハダマグロであれば尻尾を落とせば、そのままの姿で持ち運ぶことが出来ます。
ダイワトランクマスターHDⅡ(VSS6000)
トランクマスターシリーズのハイクラスモデルで、断熱性に非常に優れている真空パネルを5面に採用している為、圧倒的な保冷力があります。
またこのモデルでは、抗菌・消臭機能も備わっており、清潔にクーラーボックスを保管する事が出来ます。
離島等の遠征釣行に行かれる方にとっては、この圧倒的な保冷力は非常におすすめです。
ダイワビッグトランクⅡ(SU8000)
ダイワの大型クーラーボックスで大型青物やキハダマグロ等を狙うアングラーの方に最適です。
トランクマスターシリーズより若干深さがある為、厚みのあるキハダマグロでもしっかりと収納することが出来ます。
保冷力もバッチリで遠征釣行やキャンプでの使用にも最適です。
シマノスペーザホエールライト(65L)
シマノの販売する大型クーラーボックスで、軽量且つ高い保冷力、扱い易さが人気のモデルです。
発泡ポリスチレンにより、充分な保冷力があり、日帰り釣行などでは充分なスペックがあります。
キャスターの採用に持ち運びも簡単で、且つ抗菌剤を添加している為、清潔に保管することが出来ます。
シマノスペーザホエールベイシス(65L)
下位シリーズのスペーザホエールライトに加えて底面に真空パネルを採用している為、地面からの熱に強く、更に高い保冷力があります。
ダイワのトランクマスターシリーズと比較すると2㎏程軽量である為、持ち運びにも便利で、車への積み込みなども容易に出来ます。
内寸80㎝の長さがある為、キハダマグロも充分に持ち運びでき、大型魚を狙うアングラーにとっては価格、性能の面でも非常に魅力的な製品です。
シマノスペーザホエールリミテッド(65L)
スペーザホエールシリーズのハイエンドクラスで3面に真空パネルを採用している為、冷気が逃げにくく非常に高い保冷力があります。
その他の使い心地はシリーズ共通で、ワンタッチで開閉が出来るフタ、座ってもビクともしないボディ、高い排水性等釣りをする上で非常に扱い易いです。
遠征釣行も行う方はこのモデルがおすすめです。
秀和ビッグレジャー(75SDL)
釣り具メーカーではないですがビックレジャーは釣り人の中でも有名で、非常に高い保冷力と軽量ボディ、圧倒的な頑丈さで人気です。
断熱材にウレタンを使用しており、価格と保冷力だけ見ると圧倒的にコスパが高いです。
ただ釣り専用設計ではない為、完全にフタを取外すことが出来なかったり、キャスターが標準装備されていなかったりと使用に際し不便な点もあります。
イグルークイック&クール(142L)
海外メーカーのイグルーが販売する超大型クーラーボックスで、30㎏クラスのキハダマグロであれば問題なく持ち運ぶことが出来ます。
キハダマグロを定期的に釣る方は常時車に積んでいる方も多く、価格もそれほど高くない為、保管スペースに余裕のある方には非常におすすめです。
イグルーマックスコールド(156L)
クイック&クールよりも更に高い保冷力で釣れたキハダマグロをしっかりと冷やして持ち運ぶことが出来ます。
超大型サイズの為、釣行の際に船に積むと邪魔になってしまうので船から自宅までのキハダマグロを持ち帰る際に重宝します。
かなりのサイズの為、保管場所の確保が必要ですが、キハダマグロ以外にも大型魚を狙う方には魅力的な製品です。
まとめ
釣具メーカーのクーラーボックスは非常に扱い易い反面、価格が高いです。
反対に釣り具メーカー以外のものは価格はお手頃ですが、専用設計ではない為、使い勝手はどうしても劣ってしまいます。
この点は購入する際に充分に検討し、後悔のないクーラーボックス選びをしていって下さい。
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