手軽にエントリーできるポイントで初心者の方も楽しめるメバリングはライトゲームでも人気のカテゴリーとなっています。
特に狙える魚が少なくなる冬でもターゲットとなるメバルは通年釣りを楽しみたいアングラーの心強い味方で、食べても美味しい人気の魚といえるでしょう。
メバリングはジグ単で狙う方法が有名ですが、フロートリグを使ったメバリングはより遠投も可能となるため、大型のメバルを狙えるロマンある釣りです。
ただ、フロートリグを扱えるロッドを選ぶ必要もあるため、初心者の方はどういったものを選べばよいかわからない方も多いのではないでしょうか。
今回はおすすめのメバリング用フロートリグロッドをピックアップするとともに、フロートリグについてや選び方などについてもご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
メバリングで使われるフロートリグとは
フロートリグは簡単にいうと重さをプラスする遠投用の浮きのことで、メバリングのみならずアジングでも使用されるリグのことです。
シンカーと違う点は浮きであるため重さがあるものの遠投できる距離を確保しつつ、沈みすぎないため、ジグヘッドをゆっくりと沈めながらスローに誘うことやナチュラルに漂わせるなどのアピールが可能となります。
重さも5~20g程度まであり、使用することでジグヘッド単体では決して届かなかった沖へのポイントへもリグを運べるといったキャスト飛距離での圧倒的なアドバンテージを得ることができる点が魅力といって間違いありません。
メバリングのフロートリグに適したロッドを使うメリット・デメリット
メバリングにおいてフロートリグを扱う場合に適したロッドを選ぶことはメリットである反面、ジグ単でのメバリングと併用する場合はデメリットとともなる点を考慮しておく必要があります。
それぞれの長所と短所を理解しておくことで最適なロッドを選ぶことができるでしょう。
メリット
フロートリグはジグヘッドリグをより遠投させることに特化したもののため、フロートリグに適したロッドを選ぶことでよりその特徴を活かせるといって間違いありません。
操作性よりも遠投性能を高めたレングスや重量のあるリグをしっかりとキャストできるパワーやルアーウエイトキャパなど専用のロッドにはそれらがしっかりと備わっており、ジグ単でのメバリングロッドよりもさらにフロートリグを扱いやすいです。
むしろ、ジグ単用のライトなメバリングロッドでは重すぎるフロートリグは十分に飛距離を出せないばかりか、最悪の場合ロッドの破損にも繋がるためフロートリグに適したロッドを選ぶことをおすすめします。
デメリット
フロートリグを扱う上で適したロッドは通常、ジグ単でのメバリングロッドよりロングレングスでパワーもあるものを選ぶ必要があります。
そのため、ジグ単も併用したい場合はややオーバースペックとなる場合があり、取り回しが効きにくく、1g程度のジグヘッドを扱う場合には感度も劣ってしまうなどのデメリットがある点を理解しておかなくてはなりません。
また、フロートリグをキャストする上でティップも重さに強いチューブラーを使用しているため、ソリッドティップに比べるとアタリがバレやすくなるなどの点もデメリットといえるでしょう。
もちろん、ジグ単用とフロートリグ用を兼用で使うことも問題ありませんが、より特性を活かしたい場合はそれぞれの専用ロッドを分けて用意した方がより快適にメバリングを楽しむことができるといっても過言ではないです。
メバリング用フロートリグロッドの選び方
メバリングのフロートリグを扱う上で適したロッドはいくつか選ぶべきポイントがあります。
それらに注目して選ぶことでより快適かつ効果的にフロートリグでのメバリングを楽しむことができるでしょう。
長さ
メバリング用フロートリグロッドに適した長さは8フィート前後がおすすめですが、ジグ単との併用も検討している場合は7フィート程度でも問題ありません。
ロングレングスなほど飛距離も出しやすくなりますが、これ以上長いロッドになるとメバルとやり取りする上での操作性や感度の面でのデメリットが大きくなるため、長くても8フィートクラスが最大と考えておきましょう。
キャスト飛距離でアドバンテージがある点ももちろんですが、磯などの高さがある場合では長いロッドの方がラインを擦らずにやり取りが可能となるため、ラインブレイクのリスクを軽減してより安全にファイトが可能となる点もメリットといって間違いありません。
硬さ
メバリング用フロートリグロッドに適した硬さはLクラスがおすすめですが、ジグ単と併用する場合にはULクラスも検討してもよいでしょう。
また、20gなどのより重量のあるフロートリグで沖合へのポイントまでしっかりとキャストしたい場合はそれ以上のパワーのあるロッドも候補に入れてもよいです。
フロートリグを扱う場合、直接操作するのがフロートリグとなるため、ある程度パワーのあるロッドの方がアクションもさせやすいといえます。
ただ、巻きアワセなどのリーリングによるノリが重要となるメバリングであるため、あまりにも張りがありすぎるロッドはバラシやすくなるため、フロートリグ一本で使いたいのかジグ単とも併用したいかでロッドの硬さも吟味する必要があるといって間違いありません。
ティップの種類
メバリング用フロートリグロッドは基本的にチューブラーロッドが一般的となっていましたが、最近ではソリッドティップでも投げられるものや、それぞれの良い点を合わせたハイブリッドなティップも各メーカーよりリリースされてきています。
ただ、重量のあるフロートリグをしっかりとキャストする場合ではやはりチューブラーロッドの方が安心感があるため、フロートリグ専用で使用する場合はチューブラーロッドを選ぶことをおすすめします。
ソリッドティップのフッキング性能も魅力的ですが、チューブラーロッドは感度の面で優れているため、ロングキャストした先の沖でのアタリも伝達しやすくなっているチューブラーロッドの方がよりフロートリグロッドに適した特性を持っているといって間違いないでしょう。
メバリング用フロートリグロッドおすすめ8選
ここからはおすすめのメバリング用フロートリグロッドをご紹介していきます。
手頃でリーズナブルに手に入るエントリーモデルから熟練者も納得のハイエンドモデルまでを幅広くチョイスしてありますので、選ぶ上での参考にしていただければ幸いです。
ダイワメバリング X(78L-T)
ダイワからリリースされているエントリーモデルながら十分な性能を持ったフロートリグロッドです。
リーズナブルな価格ながらダイワ独自のブランク技術であるブレーディングXを採用しており、フロートリグのキャストにも最適なパワーとシャープさを誇る、基本性能も高いエントリーモデルとなっています。
テイルウォークSSD MEBARING(80L+)
テイルウォークからリリースされているメバリング専用モデルで絶妙な硬さとパワーが魅力的なフロートリグロッドです。
最大で10gまでのフロートリグをしっかりとキャストできるパワーながら、ジグ単でのメバリングもやりやすい繊細さを併せ持つバーサタイルなモデルといって間違いないでしょう。
パームスピンウィール(PFGS-86UL+ Super Flex)
パームスからリリースされている磯場やゴロタなど飛距離が要求されるフィールドで真価を発揮してくれるフロートリグロッドです。
8フィート6インチのロングレングスで飛距離のアドバンテージが高い点はもちろん、フッキング性能が高いティップからベリーに掛けてのしなかさとパワーのあるバットで大型メバルの引きにも対応できるトルクもあるロッドといっても過言ではありません。
オリムピック20フィネッツァUX(20GFINUS-832ML-T)
オリムピックからリリースされているメバリング専用モデルで高いコストパフォーマンスを誇るフロートリグロッドです。
エントリーモデルながらオートマチックにフッキング可能なティップで巻き合わせの釣りにも最適な点が魅力といえます。
フロートリグの扱いにも適しており、パワーも十分で15gまでのルアーキャパシティは重量のあるフロートリグを扱いたいアングラーにもマッチしているといって間違いありません。
シマノソアレTT(S80L-T)
シマノからリリースされている初心者の方から熟練者の方まで満足できる高性能なフロートリグロッドです。
スパイラルXやCI4+といったハイエンドモデルにも採用されているシマノ独自の高等技術を搭載しており、ティップもソリッド並みのしなやさ併せ持つハイブリッドなソフチューブトップを採用しています。
操作性や感度も高い次元を持つ高性能なロッドといえるでしょう。
ダイワ月下美人 メバル(76L-T・N)
ダイワからリリースされているメバリング専用の人気モデルとなるフロートリグロッドです。
非常にコストパフォーマンスが高く入門用としても愛用されているモデルで、クセがなく使いやすいメバルゲームに適したロッドといって間違いありません。
軽量かつ高感度なHVFカーボンを採用しており、アタリからフッキングまでやりやすいモデルといえます。
シマノソアレSS(S76UL-T)
シマノからリリースされているメバリング専用のミドルエンドクラスとなる高次元の感度と操作性を併せ持つフロートリグロッドです。
エントリーモデルとは一線を画す基本性能の高さで軽量かつ高感度なロッドといえるでしょう。
ハイパワーXやタフテックαといったフロートリグでのメバリングに必要な技術を搭載しており、熟練者の方でも満足できるモデルとなっています。
テンリュウルナキア(LK822S-HT)
テンリュウからリリースされている外洋に面した磯場や広大なフィールド攻略にも最適なフロートリグロッドです。
MAX25gまでのルアーウエイトキャパを誇り、テンリュウ独自のCNT素材やマグナフレックス製法を採用したモデルとなっており、重量のあるフロートリグをフルキャストできるパワーを持ちながら、高い感度も誇る熟練者も納得の高性能モデルといって間違いありません。
まとめ
フロートリグでのメバリングはジグ単でのやり方とはまた違ったおもしろさがあり、大型のメバルを狙えるエキサイティングなゲーム性も魅力といえるでしょう。
ぜひこの機会にフロートリグに適したメバリングロッドを手に入れて、さらにメバルゲームを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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