メバリングで釣果を上げるコツは、メバルが生息しているポイントを自らの足で探す「ランガン」にあります。
必要な荷物を持ちながらキャストを繰り返す、そんなスタイルをしやすくする道具が「ランガンバッグ」です。
コンパクトでスリムなバッグから想像できないぐらいの収納力があり、身の回りのアイテムをアングラーのアイデアで使いやすくする「育てるバッグ」でもあります。
ただ収納できるバッグとは一味違う「ランガンバッグ」の魅力と自分の釣りのスタイルから選び、育てる方法を公開します。
メバリングでバッグにこだわるメリット
ランガン
普通のバッグと違う部分は、持ち歩きながらキャストできるように設計されていることです。
必要な物を身に着けながらメバルに遭遇した時、素早く動くことができるようにスリムでコンパクトに作られています。
移動時に楽なことやキャストの時に邪魔にならないこと、ランディングのしやすさや写真撮影までの一連の動きに対応できるスペシャルバッグが「ランガンバッグ」です。
収納
メバリングでバッグに入れておきたいアイテムを数えていくとキリがありません。
どれもこれも持っておきたい必需品です。
そのアイテム達を全部持ち運べて、整理整頓された状態で収納できるのが「ランガンバッグ」です。
小さくてコンパクトなボディからは想像できないアイテム数を収納できるように開発されています。
カスタマイズ
ランガンバッグがいくらスペシャルなバッグでも容量は決まっています。
しかし、ランガンバッグには限界突破能力があります。
それが拡張性を兼ね揃えたカスタマイズ性能です。
自分好みにカスタマイズすることでランガン性能が向上し、よりメバリングを楽しむことができるようになります。
メバリング用バッグの選び方
サイズ
メバリングをする時のバッグは、小さい物を選ぶことがポイントです。
大きいバッグは沢山の物を詰め込むことができ移動がしやすくなりますが、キャストやランディングの際に邪魔になってしまいます。
小さいと荷物が入らない、という疑問が生じますが安心してください。
ランガンバッグの限界突破能力である「カスタマイズ」がありますので、荷物の収納数を増やしましょう。
荷物を収納でき、移動に邪魔にならず、取り回しが効くようにスリムでコンパクトなサイズを選ぶことをおすすめします。
形状
ショルダーバッグタイプ
肩にかけるタイプのバッグです。
普段使うバッグにもよくある形なので、慣れ親しんだ形で安心感が高いタイプです。
身の回りの物が上半身に集中するため、リグ交換などの作業が手元で操作しやすい形となっています。
バッグ周りの取り回しが自由なので、釣りがしやすい形となっていることが特徴です。
短所としては、取り回しの自由度の高さからくる安定性のなさです。
移動の際に邪魔になる可能性が出てきます。
歩いていると肩からズレてくる感覚があるので、ベルトの固定をしっかりしておくことをおすすめします。
ウエストバッグタイプ
ヒップバッグと表記しているメーカーもありますが、腰回りに取り付けるバッグのことを指します。
長所は上半身が自由になることです。
ロッドを振りかぶった時に邪魔になる要素がありません。
カスタマイズ性能に優れているものが多いので、個性の見せ所です。
短所としては、腰回りにバッグに膨らみができるので狭い場所には向きません。
磯場に向かう道や高所から低所への移動の際には不向きとなっています。
腰回りの膨らみは普段の生活にないので、目測を見誤る可能性があるのでご注意ください。
ポーチタイプ
バッグというよりは小物入れに近いタイプです。
使う物が決まっており、それ以上に持っていくことがないミニマリズムアングラーにおすすめのタイプです。
長所は手ぶらに近い感覚で釣りができることです。
足や腕に付けておくことでバッグとしての役割を果たしつつ、自由でストレスフリーな環境をアングラーに提供します。
短所は荷物がほぼ入らないことです。
ケース1枚で満杯になる可能性があるので、使う物を厳選されているアングラーにしか使いこなすことができません。
カスタマイズ
D環
バッグの拡張性を最大限に高めたオプションです。
だいたいのランガンバッグに数個付いています。
このD環の数でバッグの拡張性が決まります。
カラビナを付けたり伸びるストラップを付けることで、本来バッグに入れておくアイテムを外に収納することができます。
使う頻度の高いラインカッターやフィッシュグリップなどバッグの中に入れておくとかさ張り、探す手間を省きたいアイテムは外に付けておくと大変便利です。
バッグのどこの箇所にD環が付いているかを確認しましょう。
帯
ランガンバッグの表面にはヒダヒダの帯状のつまみが付いています。
この帯もD環と同じ役割をしています。
表面部分の付いていることが多いので、ランガンバッグにポーチを付けたり、ロッドホルダーを取り付けたりと大きい小物を外に収納できる工夫ができます。
バッグの前面やサイドに付いているケースが多いので、何を付けるか想像しながらバッグを選ぶと楽しさが増します。
メーカーオプション
ランガンバッグとは別に各社メーカーが独自のマーケティングで吸い上げた「あったら嬉しい機能」を形にしたアイテムコレクションです。
バッグ自体はシンプルですが、別売りで拡張オプションを販売しています。
ロッドホルダーやプライヤーケース、ドリンクホルダーなどを後から拡張することができます。
カラーを統一させたい、無理に付けるのではなくメーカーの意思に沿いたいなどの思考を持ったアングラーには拡張オプションがあるバッグを選びましょう。
拡張キットを1回で注文する必要がなく、欲しいと思った時やシーズンによって小物を変える時に注文することができるので便利です。
認識と想像
ランガンバッグの購入に際して一番重要なことが「認識」です。
どういう場所でどういうスタイルで釣りをするのか、キャストの仕方や取り回しの際の癖などをアングラーが自分自身を認識することで、どういうバッグが自分に合っているのかが分かります。
そして、カスタマイズなどを含めた「想像」がバッグを育て、効率化を促進させ、メバルに出会う可能性を広げていくのです。
まずは自分が欲しいと思う物の選定と同時に自分のスタイルを知りましょう。
メバリング用バッグおすすめ10選
JACKALLライトスタイルバッグ
ジグヘッドケースが2枚入る大きさのコンパクトなバッグです。
シンプルなスリムバッグですが、随所に拡張できるポイントが付いているので、使い方はアングラー次第となっています。
前面にはマグネットホルダーがついているので、リグ交換の時に上手く活用したいところです。
釣り場にあまり荷物を持ち込みたくないスタイリッシュアングラーにおすすめのバッグです。
ラパラショルダーバッグ2（RA0700028）
メインの大容量のスペースにはジグヘッドケースが数枚楽々入るショルダーバッグです。
前面やサイドにポケットがあるため必要な物を分散させておけるので、整理整頓がしやすいバッグとなっています。
D環がなく、帯も前面に1箇所なので拡張性があまりないところが残念ですが、その分メインのスペースが大きくなっているので釣行に対し不便はありません。
シマノXEFOタフS（BS-211S）
拡張性が高いシマノ社のショルダーバッグです。
帯が多く付いているので、カラビナやポーチを付けることができます。
そのままシンプルなバッグとして使うも良し、拡張して自分好みのバッグにするのも良しとなっています。
サイドにフィット感を上げるパーツがあるので、ショルダーバッグの短所である移動時の不安定さを解消しています。
防水加工されたジッパーも細かい気配りができた演出です。
LSDデザインズワンショットサイドベイビー
小型のショルダーバッグですが、容量は結構入ります。
何より嬉しい機能は、サイドについている簡易型のロッドホルダーです。
この大きさのバッグに標準で取り付けられているのはあまりありません。
LSD社の魅力は、付随したメーカーオプションにあります。
別売りとなりますが、ミニポーチやサイドベルトなど様々な物が同じカラーリングで取り付けることができます。
がまかつランガンショルダーバッグ（LE300）
ポケットの数やD環の数など容量以上に色々な物を収納できるショルダーバッグとなっています。
前面のポケットが二重構造になっているので、よく使うアイテムを入れるのに便利です。
特にリーダーやスナップケースなどの根がかりで切れてしまった場合の小物を入れておくとすぐにリグを組み始められます。
サイドにはマジックテープもあるので、大きなアイテムを外に取り付けられるのも嬉しい配置です。
ダイワヒップバッグD
ロッドホルダー、ドリンクホルダー、外部ポケット、サブスペースなどのオプションが付いているのにコンパクトボディーというヒップバッグとなっています。
容量は相当大きいのでこれ1つでランガン可能です。
元々ライトゲーム用に設計された物ではなく、バス釣りやエギングなどルアーサイズがライトゲームより大きい釣り用のバッグです。
沖堤防など持ち込みたいけど持って行く荷物が限られてしまう釣り場に行くのに最適なバッグとなっています。
あれもこれも入れることができ、何があっても対応できるバッグは頼もしい存在です。
アブガルシアヒップバッグ スモール3（1523804）
カラーリング展開が豊富なバッグとなっています。
8色展開で好きなカラーを選ぶことができるので、自分の好みのかわいいカラーを選びたい釣りガールにはもってこいのヒップバックとなっています。
前面に2つのポケットが付いているので整理整頓がしやすいのが嬉しいポイントです。
拡張はサイドのベルトのD環を上手く活用できると使いやすいでしょう。
エバーグリーンEGライトゲームポーチ
エギング用に開発されたポーチです。
コンパクトにまとめられたボディーですが、少々厚みがあります。
マジックテープでの開閉なので、すぐにリグ交換に移れるところがグッドです。
内外に2箇所のメッシュポケットが付いているので、様々な物を入れておけるので、見た目以上に容量があります。
ただ、ポーチなのであまり量を詰め込むとベルトがズレてきて歩きづらいので要注意です。
DRESSタクティカルレッグバッグエアボーン
足と腰に取り付けるポーチとなっています。
見た目からは想像もできない程色々な物が入るバッグです。
ロッドやプライヤー、フィッシュグリップなどの大型アイテムがバッグに取り付けられるので、移動の際に両手が空きます。
大型のバッグと同じ装備がこの小型のバッグに付いていること自体が驚きです。
ベルトが2本付いているので、ズレる心配も釣行の邪魔になる心配もありません。
TICTミニマリズム アクティブバッグ
その名の通り、荷物を極力減らして釣行したいアングラー向けのシンプルな作りのバッグです。
肩から下げたり、腰のベルトに巻きつけたりとスタイルはアングラーの好みで使い分け可能となっています。
安定性はないのですが、小さいバッグなので気になりません。
拡張性は多少ありますが、折角なので荷物を減らした釣行を楽しんでください。
釣りだけでなく普段のお出かけにも重宝します。
まとめ
ランガンバッグは、ランガンがしやすいだけでなく自分のスタイルの拘りを見直すアイテムです。
身の回りのアイテムをどう使いやすく配置するかはアングラーの数だけ正解がありますので、自分のスタイルを見極めてください。
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