ソルトのルアーフィッシングの中でも、アオリイカやモンゴウイカをターゲットにしたエギングは熱狂的なファンが多い人気の釣り。
メインフィールドの磯だけでなく、港内や堤防、サーフなど足場のいい身近なポイントで狙えるのも人気の理由でしょう。
ゲーム性の高さもさることながら、食べても美味しいのも魅力の一つです。
やり込むほどに自分好みのロッドが欲しくなってくるほど、非常に楽しいエギング。
その中でも、コルクグリップのロッドは誰しもが憧れるロッドではないでしょうか。
今回は、外見だけでなくコルクグリップのメリットやデメリットなど、補足も加えながら、おすすめのコルクグリップのエギングロッドをご紹介いたします。
コルクグリップのエギングロッドを使うメリット
感度に優れている
コルクグリップは、反響性能に優れており感度が良いのが特徴です。
ラインが引っ張られるエギング独特の当たりは、デイゲームやナイトゲームでも光量のある場所以外では中々感じ取る事が出来ません。
メインとなるナイトゲームでは、イカが抱く前に触腕で攻撃してくるイカパンチや、クンッと小さいあたりを感じ取る事でしっかりとフッキングする事が出来ます。
フォールで当たりをとる釣りですので、感度が高いロッドは心強い武器となります。
滑りにくい
エギングのシーズンは地方によって異なります。
オールシーズン狙える所以外は、メインとなるのは新子シーズンの秋と親イカシーズンの春となります。
どちらも季節の変わり目となる時期で、海も荒れやすい、雨も降りやすい時期となります。
EVAグリップは使い込むと非常に水で滑りやすくなる反面、コルクグリップは水が染み込みにくいため滑りにくいのが特徴です。
小さい当たりを取るためには、ロッドを軽く持つ事がポイントとなるため、滑りにくいロッドは雨が降ったり波飛沫でロッドが濡れても滑る事なく軽い力で持っていられます。
かっこいい
コルクグリップのメリットは何と言っても「かっこいい」これに尽きるのではないでしょうか。
所有感を満たしてくれるロッドは、釣りに対してのモチベーションも上がり、お気に入りのロッドで釣れた一杯は格別に嬉しいものがあります。
お気に入りのロッドは、自然と扱いも丁寧になるので長く愛用する事が出来ます。
コルクグリップのエギングロッドを使うデメリット
値段が高い
コルクグリップは、EVAのグリップよりも値段が高いのがデメリットです。
コルクグリップだから高いという訳ではありませんが、ハイエンドモデルに使用される事が多いため、ブランクスの性能やガイドの種類なども相まって価格が高くなっています。
それだけハイエンドの性能には、コルクグリップが相応しいという証拠です。
汚れやすい
コルクグリップは汚れがつきやすく、最初の白い状態からどんどんと黒ずんできます。
定期的にシンナーや除光液などで拭き取ると、黒ずみも取れ綺麗な状態を保てます。
革製品などと一緒で使い込むごとに味が出てくるのも、コルクグリップのかっこよさの一つです。
コルクが目抜けする
コルク独特の模様は使い込むごとに凹みが出てきます。
これはコルクの柔らかい部分が目抜けする事で発生します。
凹みが酷くなった状態で使い続けると、そこからコルクが割れてしまう為、目抜けしてきたら定期的にウッドパテで凹みを修復する必要が有ります。
釣具用のウッドパテも有りますが、100円ショップにあるウッドパテが色も合いおすすめです。
YouTubeなどでパテ埋めのやり方も調べられますし、意外と簡単で、グリップ全体が新品のように綺麗になりますので、汚れも気になる方はおすすめです。
EVAグリップより重い
EVAグリップは発泡素材のため、軽量なのが特徴ですが、コルクグリップは密度が高く、EVAよりも重量が有ります。
その為、ロッド全体の自重はEVAよりも重くなります。
しかし、グリップ部分なので手元に自重がよるため、重さが気になることもなく、穂先が軽く感度も向上します。
カタログスペックだけで考えず、是非手に持ってご体感ください。
コルクグリップのエギングロッドの選び方
ティップの種類
穂先までパリッとした中空素材のチューブラーティップと、負荷がかかると素直に曲がり込むソリッドティップの2種類有ります。
チューブラーティップは、ロッド全体に張りがある為メリハリのあるキビキビとしたアクションを付けやすく、積極的に掛けていくスタイルのロッド。
ソリッドティップは、少しの負荷で曲がる為イカに違和感を与えずしっかりと抱かせる事が可能で、イカ引っ張る以外にも、抱いてテンションが抜けるような小さなバイトも取りやすいのが特徴です。
自分の釣りスタイルに合ったロッドティップを選びましょう。
ロッドの硬さ
ロッドの硬さは、バイトを感じる感度にも直結します。
よく投げるエギのサイズをメインに選びましょう。
硬さはL(ライト)ML(ミディアムライト)M(ミディアム)MH(ミディアムヘビー)と4種類ほどがメインとなります。
大きく春秋と2つに分けると、秋の新子時期にはエギの大きさも2.5号から3号がメインとなるのでLかMLまでがおすすめです。
春の親イカ時期は、エギも3.5号や4号など大きくなり、釣れるイカのサイズも1キロを超えてくる為、MからMHの硬さがお勧めです。
よく使うエギが一番使いやすい硬さを選ぶ事で感度よく釣りができます。
使う頻度の少ないエギを考慮して硬めのロッドを選択すると、オーバースペックになり使いづらくなりますので柔らか目を選ぶのがおすすめです。
ロッドのレングス
硬さの次に重要なのがロッドの長さ(レングス)です。
7フィートから9フィートまで多彩にラインナップが有り、それぞれに長所短所が有ります。
7フィート台のロッドは、足場が低いポイントでショートキャストをしやすく、磯などランガンされる方には取り回しが良くおすすめです。
しかし、風が強い時などは糸ふけが出やすく、釣りづらい場面も有ります。
9フィート台の長尺は、遠投性能に優れている為サーフなど遠投が必要なポイントに最適です。
また堤防など足場の高いポイントでは、ラインを海面に付けやすい為、ラインコントロールがしやすくなります。
しかし風が強い時は、ロッドが煽られる場合も有ります。
8フィート台のロッドは、ちょうど中間なので、汎用性が一番高く、ポイントを選ばず使用できます。
ブランクスの違い
ブランクスとはロッド本体の事ですが、メーカーによってテイストが変わってきます。
有名なシマノとダイワを例に例えると、シマノはシャキッと若干硬い感じを得るほどロッドに張りが有りシャープな印象です。
ダイワは、ムチッとした少しマイルドなテイストで、柔らかさの中に強さを秘めているといった印象です。
テイルウォークやパームスなど様々なメーカーのロッドが有りますが、其々にブランクスの違いが有りますので是非店頭で持ち比べることをお勧めいたします。
コルクグリップのエギングロッドおすすめ10選
林釣漁具製作所餌木猿 サルスティック HSS-91
アジやメバルで有名で実釣能力に優れた実力派メーカーのエギングロッドです。
9フィート台のロングロッドは、ロングキャスト性能に優れ、ブレイクが遠いポイントや7フィート、8フィートクラスのロッドでは届かないポイントを狙うことが出来ます。
シャローから深場へ落ちていく晩秋など、ロングロッドでの攻略は強い味方となります。
まとめ
使い込むほどに味が出てくるコルクグリップのロッドは、いい意味で手がかかる分、愛着も増し自分好みのロッドになります。
今回ご紹介したロッドの他にも、沢山良いロッドがございますので、是非お気に入りの一本をお探しください。
お気に入りのロッドで釣りをすると、いつもの釣りがもっと楽しくなりますよ。
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