エギングとは古くからある漁具の『餌木』を最新の技法で進化させ、主にアオリイカをターゲットにしたルアーフィッシングです。
毎年春と秋に接岸してくるので堤防の墨跡を見るのが楽しみな方も多いのではないでしょうか。
アオリイカのシーズン、みなさんはどんなエギングロッドをお使いですか?
今回は中級者が好む、ミドルクラスのおすすめエギングロッドを紹介します。
長さや硬さの選び方も解説しますので、是非とも参考にして下さい。
中級者が好むエギングロッドの特徴
エギングを始めた頃はシーバスロッドやバスロッドを代用していた方、量販店にてセット売りやエントリーロッドを購入した方も多いと思います。
この頃にエギングで釣れたアオリイカは自ら誘って「釣った」という感覚よりは「あっ、釣れた」という感じじゃないでしょうか?
しかし、中級者になるとロッドから伝わる感度であったり、しゃくり(ジャーク)の操作性が欲しくなります。
そしてアウトガイドのロッドやインターラインのロッドを比べたり、長さや重さにもこだわりが出てきます。
中級者にはアオリイカが釣れるまでのプロセスが楽しみの一つになるのでエギングロッド選びは大事です。
中級者がミドルクラスのエギングロッドを使うメリット
ロッドの重量が軽く操作性が上がる
エントリーモデルからミドルクラスのロッドに変えると重量が軽くなります。
ロッドが軽くなるとキャスト時にかかる手首や腕の負荷を軽減してくれるので、多投が勝負のエギングには最適です。
軽量化は操作性に繋がるのでロッドアクションが機敏になり、釣果を左右するしゃくりが快適に行えます。
そして広い範囲を攻めることができ、特にランガンする時は軽いロッドが強い味方になります。
ロッドの性能が上がり感度が高くなる
エントリーモデルからミドルクラスのロッドに変えると感度が高くなります。
これはロッドに使用している素材のランクがアップしているので、アオリイカの小さなあたりにも機敏に反応します。
また、手元に得られる情報量が上がるので、しゃくり時の餌木の動きやフォール時のスピード感等、エギングの醍醐味が味わえます。
この感度の違いがエントリーモデルからミドルクラスのロッドに変える一番のメリットだと言えます。
性能の高いロッドを入手するとモチベーションが上がる
新しいロッドを買うとモチベーションが上がるように、性能の高いロッドを買うと同様に気分が高揚する方が多いです。
ミドルクラスのロッドは細部までこだわったデザイン性の高いものが多く、各釣具メーカーで特徴が違うので選ぶのが楽しいですよね。
ロッドの性能が上がるとリールや餌木へのこだわりも強くなり、よりエギングが面白くなります。
所有満足度が上がることで長期保有することになり、もしかしたら経済的かもしれませんね。
中級者が使うミドルクラスのエギングロッドの価格はいくら?
ミドルクラスのロッドはエントリークラスとハイエンドクラスの間の価格帯です。
中級者が満足出来るロッドの性能を考慮すると、価格はおおよそ2万円から4万円くらいのロッドを購入することをおすすめします。
ミドルクラスのロッドは上級者でも十分満足できる仕様となっているので長い期間使用できると思います。
中級者が好むエギングロッドおすすめ10選
ダイワエメラルダス MX(711MLM-S・N)
このロッドは能登半島で活躍している福島芳宏氏が監修したモデルです。
ショアエギングを極める釣りを日々追求している福島氏が関わったこのロッドは、全長が短めでランガンに向いています。
2.0号~3.5号の餌木を使い、漁港から磯場まで広範囲のエギングに相応しい1本です。
スペックも上位グレードに搭載されているテクノロジーを採用しているので、コストパフォーマンスが高く人気のロッドです。
ダイワエメラルダス AIR AGS(75MLM・R)
DAIWAエギングフィールドスタッフとして活躍している木森直樹氏が監修したモデルです。
地元の和歌山県がホームグランドで「デカイカ」ハンターと呼ばれ、紀伊半島でのショアエギングで5kgオーバーのアオリイカを釣り上げました。
ロッドは軽さを追求した「AIR」シリーズ、ダイワのエギングロッドシリーズでは最軽量です。
ランガン向きのショートロッドで2.5号〜3.5号までの餌木をガンガン打って行く強気の釣りに最適です。
ダイワエメラルダス AIR AGS(711M-S・R)
大阪府出身の岡隆之氏が監修した超軽量の「AIR」シリーズのロッドです。
このロッドの最大の武器は感度の高いメガトップを装着しているので、様々な情報をロッドを通して手元に伝えてくれます
手元に入る情報が増えることでアオリイカとの駆け引きを優位に進めることが出来る優れもののロッドです。
また、餌木も4.0号まで使用可能なので、色々な条件下でのエギングが楽しめます。
ダイワエメラルダス MX(86ML-S・N)
中級者向けハイコストパフォーマンスのベーシックモデルです。
このロッドはソリッドティップを採用し、繊細さや高感度を追求したモデル。
柔らかいティップから得られる情報は、小さなアオリイカのアタリを見逃しません。
2.5号〜3.5号を中心とした秋のアオリイカシーズンに最適な1本です。
シマノセフィア XR(S86ML)
このロッドは全長2.59mで、遠投性能を高めたテクニカル系オールラウンドモデル。
高活性時のエギングやタフなシーンでも活躍できて、様々な状況で使用できる万能ロッドです。
また、遠投性と操作性のバランスが良く、沖の深場まで攻めることが可能で、軽さによるスムーズな操作が強み。
スペックに対しての価格がリーズナブルでおすすめです。
シマノセフィア XR(S86M)
シマノが誇るエギングロッド「セフィア」シリーズで最もど真ん中をいくオールラウンドモデルです。
あらゆるイカ釣りを楽しむために作られたモデルですので、操作性や飛距離などトータルバランスに優れたロッド。
初心者から次のステップに進む時、最初に持っておきたい1本です。
シマノセフィア XR(S90H)
このロッドは全長2.74m、ロッドパワーの楽しさを追求したモデルです。
初心者向けのロッドには無い力強さで、4.0号の餌木をフルキャストして沖の深場を狙いましょう。
通常では得られない餌木操作が沖の深場でも可能になるのでサイズアップが狙える1本です。
中級者になり最初の1本というよりは2本目に持っておきたいロッドですね。
ヤマガブランクスメビウス(85ML)
2018年にリリースされたヤマガブランクスのブランク製造技術を詰め込んだバランスの取れたモデルです。
このロッドは操作性と快適さに優れ、オールラウンドに使える仕様になっています。
高活性時からタフな状況下でも力を発揮し、アングラーを満足させるでしょう。
初級から上級アングラーまでおすすめできる1本です。
アングラーズリパブリックパームス ショアガンエボルブ (SFTGS-86M・EG)
2021年にフルモデルチェンジしたパームスショアガンエボルブシリーズのエギング専用ロッド。
エギングで一番多い3.5号を自由に操れるパワーロッドで、春の大型アオリイカ狙いで使用する4.0号まで十分に対応できます。
また、デザインも華美ではなく機能美としての存在感があるのでおすすめです。
宇崎日新ブルーポーター EG(806L)
エギングロッドの老舗宇崎日新のルアーブランド「アレス」から発売されたブルーポーターシリーズのエギング専用モデル。
高弾性カーボンを使い、反発としなやかさを持たせることによってアングラーの負担が少ないロッドに仕上がりました。
柔らかく高感度のロッドなので様々なシーンで活躍するでしょう。
より本格的にエギングを楽しみたい方におすすめの1本です。
まとめ
皆さん、気になるロッドは見つかりましたか?
近年人気のエギングはメーカーの開発も活発で、たくさんのロッドがリリースされています。
エギングの楽しみはロッドに大きく左右されるので、お気に入りのロッドを見つけて次の釣行を楽しんで下さい。
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