タイラバゲームをやっていてタイラバスカートの必要性に悩むアングラーは多いと思います。
最近ではタイラバスカートはいらないという人の声も多く耳にするようになり混乱するばかりです。
そこで今回はそんな皆様のお悩みが解決できるようにタイラバスカートについてお話ししたいと思います。
おすすめ商品だけでなく自作する方法や交換方法までご紹介させて頂きます。
皆様のお悩みが解決してスッキリした気分でタイラバゲームを楽しむためのお手伝いが出来れば幸いです。
タイラバスカートとは
タイラバスカートとはゴムやシリコンの細い紐を10本程、まとめたパーツでタイラバを構成する部品の一つです。
タイラバは海中にフォールさせるとヘッドを下にして海底に落ちていきます。
この時、水の抵抗を受けてタイラバの存在と海中の様子を手元に伝える役割を担っているのがタイラバスカートです。
ネクタイだけでも同じ効果が得られるのでタイラバスカートは不要という考えが生まれています。
しかし、タイラバスカートを使うメリットも有りますからその意味を理解して自分の釣りに必要かどうか判断する事が大切です。
タイラバスカートは必要?いらない?なしでも大丈夫なのか?
結論から申し上げるとタイラバスカートが無くてもタイラバゲームは成立するのでなしでも問題ありません。
ヘッドやネクタイと比べたらタイラバスカートは存在感の薄いパーツなのです。
皆様がタイラバスカートを軽視するのはこの存在感の無さが一番の原因だと思います。
しかし、ネクタイには出来ない仕事をしてくれるので釣果を伸ばすためには無視できない存在でもあります。
なしでも問題ありませんが必要性を考えながら頭を悩ませるのもタイラバゲームの楽しみです。
一概になしで問題ないなら使わないという判断は楽しみも減りますし釣果を伸ばすチャンスロスにも繋がります。
タイラバでスカートを使うメリット・デメリット
メリット
ネクタイには無いタイラバスカートならではのメリット(効果)は2つあります。
1つ目は真鯛に対してタイラバに興味を持たせてバイトを誘うことが出来る事です。
海中にタイラバを投げ込むと水の抵抗を受けてスカートが閉じた状態で着底します。
着底した瞬間は水の抵抗が無くなりますからスカートが花のように開きます。
巻き上げを開始するとまた水の抵抗を受けて再び蕾のように閉じてしまうのです。
このようにボリュームに変化を感じるアクションをタイラバに加える役割を果たしてくれます。
2つ目のメリットはフォールや巻き上げの際、フックが絡み合わないのでフッキング率が上がる事です。
潮の流れが速すぎてフックが絡まりやすい状況ではタイラバスカートを付けるだけで問題が解消できる場合も有ります。
デメリット
潮の流れが緩い場所ではタイラバスカートを外すとタイラバがどうゆう状況なのか手元に伝わらず海中の様子を想像できません。
ただ巻いているだけの釣りになるので釣果を伸ばすことが出来なくなります。
また、潮の流れが速い時や斜めにラインが出て行くドテラ流し釣法の時はフックの絡まりが原因でミスバイトを誘発してしまいます。
タイラバスカートの選び方
本数(量)
タイラバスカートの本数を多くすればアピールが増しますがスレた魚には違和感を与えてしまいます。
また、潮の流れをもろに受けてしまうので思った場所にタイラバを投入するのが難しくなります。
その為、潮の流れや魚の活性を考慮して本数を使い分ける必要があるのです。
真鯛が捕食しているベイトもタイラバスカートの本数を決めるヒントとなります。
捕食しているベイトがイワシのように細身のシルエットの場合は本数を減らしてボリュームを抑えた方が釣果に繋がります。
10本をベースに状況に合った本数を判断して使い分けるのがお勧めです。
長さ
タイラバスカートの長さはメインフックと同等か少し短いくらいに調整して使用します。
フックが長くてタイラバスカートから飛び出た状態ではスカートとフックが上手く同調しないので針掛かりが極端に悪くなります。
また、真鯛が違和感を感じて見切ってしまう原因にもなりますから必ず長さ調整を行ってください。
逆にフックよりも長いタイラバスカートを使用した場合はスカートだけを引っ張ってしまうので針掛かりしません。
色(カラー)
基本的にヘッドのカラーを決めてからタイラバスカートのカラーを決めます。
一般的に売られているヘッドはレッド、オレンジ、赤金などですからこのカラーにマッチするのはレッドとオレンジの混色です。
単色で使っても問題ないのですが混色で使用する方がそれぞれの色を目立たせることが出来ます。
レッド+オレンジをベースにベイトや魚の活性、狙うタナの深さを考慮してもう1色組み合わせるのがお勧めです。
例えばベイトがイワシやサバの場合はフラッシング効果の高いゴールドやシルバーを追加します。
魚の活性が低い場合やディープエリアを狙う場合はグリーンやブラックを混ぜてシルエットだけが目立つように工夫します。
カラーは釣り人にとって永遠のテーマですから正解が無い事だけは覚えておいて下さい。
タイラバスカートおすすめ3選
ダイワ紅牙 カットスカート 3Dドット
表面に凹凸があるので海中では乱れた流れを生み出して真鯛に強くアピールします。
真鯛がバイトしても違和感を与えることが無いのでしっかり針に掛かるまで追従してきます。
耐久性も抜群でショートバイトを繰り返して引っ張られても簡単に千切れることは有りません。
適度なハリとコシを持ったスカートですからチューブから抜けることなくしっかり固定出来ます。
ハヤブサフリースライド カスタムシリコンラバー
海中でナチュラルな振動を発生させる非常にしなやかなシリコン製のラバーです。
伸縮性抜群で真鯛が咥えて引っ張っても切れることなくそのまま深く食いつかせてフッキングに持ち込むことが出来ます。
水に良くなじんで踊るようなアクションは活性の高い真鯛の数釣りに最適です。
水押しも抜群で潮の流れが緩い状況でもしっかりタイラバの存在を手元で感じることが出来ます。
レイン鯛ラバスカート
33色の豊富なカラーが用意されているので自分好みのスカートを作ることが出来ます。
水中ではしっかりフレアしてくれるのでボリューム感がたっぷりのアピールが可能です。
ユラユラと生命観ある動きとバイブレーションのような微細な振動で真鯛を惹きつけます。
水中での発色も素晴らしいので数種織り交ぜて使用すればより強いアピールが可能です。
タイラバスカートの収納ケース
タイラバスカートは一か所に放り込んで収納すると絡み合って使いたい時に1つずつ取り出すことが出来なくなります。
また、商品によっては色移りすることもありますから丁寧な扱いが必要です。
収納ケースは様々な種類のものが販売されていますが綺麗に収納出来て釣り場ですぐに取り出しやすいハードケースをお勧めします。
仕切りを自在に動かすことも出来ますしフタを開けずに中身が確認できるので非常に便利です。
タイラバスカートの保管にお勧めの収納ケースを1品ご紹介させて頂きます。
【ダイワ】紅牙タイラバケース
サイズは横255×奥行き190×深さ40でタックルボックスに入れても邪魔になりません。
フタを開けずにしっかり中身が確認出来ますし、フタの開閉作業も非常に簡単です。
仕切り板は自由に組み換えできるので自分にピッタリのスペースに整頓して収納できます。
タイラバスカートは100均商品で自作可能?
タイラバスカートはゴムやシリコンの素材で出来ているので100均商品を加工すれば自作する事が可能です。
お勧めなのは伸縮性、耐久性抜群のトレーニング用に販売されているラバーチューブです。
カッターを使って細く切る加工だけでタイラバスカートの素材として利用出来ます。
他にも素材は本物と異なりますがカラフルな緩衝材として売られているオーロラクッションも利用出来ます。
他にも探せばタイラバスカートに最適な商品があると思いますから探してみて下さい。
タイラバスカートの自作方法
タイラバスカート単体を自作するのは非常に簡単で素材を余ったPEラインで縛り付けるだけです。
専用の商品を使用する場合はちょうど真ん中の位置で数本縛り付けるだけで完成します。
100均商品を流用する場合は売られている商品を真似して同じサイズに切るだけで後の工程は同じです。
非常に簡単な作業ですから誰でも迷うことなく自作することが出来ると思います。
タイラバスカートの交換方法や必要工具
タイラバスカートはストッパー形式か金属での挟み込み形式でセットします。
ストッパー形式でセットした場合、キャップをずらしてループを緩めるだけでタイラバスカートを引き抜くことが出来ます。
セットする時は逆にタイラバスカートをループに通すだけの簡単作業で交換できるので工具は必要ありません。
金属での挟み込み形式でしっかり固定している場合はニッパーとペンチが必要です。
まず、ニッパーで金属の留め金を切り開いてチューブからタイラバスカートを引き抜きます。
そして、新しいタイラバスカートをチューブに差し込んで金属の留め金をセットしてペンチで握って締め込みます。
釣り場での交換を考えると工具不要なストッパー形式でセットしておく方が便利です。
まとめ
タイラバスカートは存在感が薄いパーツですがしっかりタイラバの性能を底上げしてくれる頼もしいアイテムです。
自作する楽しみも有りますから大いに悩んでタイラバゲームを楽しんで下さい。
大物真鯛の夢をタイラバスカートに託してロマンを追い続けるのも悪くないと思います。
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