タルイカとはソデイカの別名で、ウキの代わりにタルを用いたタル流し漁を行う事からそう呼ばれるようになりました。
釣りスタイルはジギングに似ており、10kgを超える大物がHITする事も珍しくありません。
その為、通常のイカ釣りと違ってしっかりロッド選びを行わなければパワー負けしてしまいます。
そこで今回は、タルイカジギングが楽しめるロッドの特徴、選び方についてまとめました。
通常のジギングもこなせる汎用性が高いおすすめロッドも紹介させて頂きますので参考にして頂ければ幸いです。
タルイカロッドの特徴
タルイカは図体が大きいのですがアタリは小さいので感度の高いロッド必要です。
また、アタリが出ても直ぐにジグを放すので、即アワセ出来るパワーロスの少ないシャープさが求められます。
大きいものは10kgを軽く超えるのでベリーからバットにかけてのパワーが無いと浮かせる事が出来ません。
本来は専用ロッドが好ましいのですが、殆どの方がジギングロッドやタイラバロッドを流用しています。
理由は釣り場が日本海側に限られ、回遊してくる9~12月だけしか楽しめないからです。
タルイカロッドの選び方
長さ
タルイカ用のジグを軽快に操作するには狭い船内でも取り回しの効く6~7fのロッドが適しています。
小回りが効くのでタモ入れも素早く出来て貴重な1匹を逃す事がありません。
ロッドは短い方が感度は高いので、繊細なアタリを拾うタルイカ釣りに向いているのです。
長すぎるロッドは操作性が悪いだけで無く、重量も増して長時間の釣りでは腕に大きな負担が掛かるので適していません。
ルアーウェイト
タルイカジギングでは主に150~200gの専用ジグを操作するのでこの重量に負荷に耐えられるロッドが必要となります。
ルアーウェイトの合っていないロッドはジャークを掛けたときに破損するので使用してはいけません。
このウェイトが操作出来るロッドは大型魚を掛けても浮かせるパワーを持っているので20kgを超えるサイズも安心して取り込めます。
ベイトロッドが最適
タルイカを狙う場合、水深200程の釣り場でベイトの反応があるタナを探っていきます。
使用するジグは150g以上と重く水圧も掛かるのでパワーを生かした巻き上げが出来るベイトリールを使います。
ベイトリールはフォールさせる速度もスピニングリールより早いので効率良い釣りが展開出来るのです。
その為、ロッドを選ぶときはスピニングロッドでは無くベイトロッドを選択して下さい。
タルイカロッドおすすめ10選
ダイワ紅牙X(69XHB-S)
コストパフォーマンスに優れた300gまでのジグが操作出来るパワー重視のタイラバロッドです。
リールシートが手の大きさに関係ないパーミングしやすい設計になっているので誰が使っても快適な釣りが楽しめます。
乗せ調子のロッドですから、ナーバスなタルイカに違和感を与える事無くしっかりジグを抱かせる事が出来ます。
ダイワヴァデル SJ(63B-3)
ロッドをしっかり曲げてファイト出来るジギングロッドで、タメが効くのでタルイカの力強い逆噴射にも負けません。
ワンピッチジャークが掛けやすいスローライトジギング用のロッドですから操作性も抜群です。
リールシートは上位機種であるSALTIGAと同じものを採用しておりしっかり握り込んでパワーロスの無い釣りが楽しめます。
ダイワキャタリナ BJ(60XXXHB・Y)
感度の高いチューブラーティップを搭載したジギングロッドで、繊細なアタリも見逃しません。
ハリが強いので船の揺れと小さいアタリの違いが分かり易く初めてタルイカ釣りをする方におすすめのロッドです。
パワーとレスポンスの良さを追求して作られているので、持って行かれるような強いアタリも落ち着いてアワセられます。
シマノグラップラー BB タイプ J(B60-5)
ねじれやブレを抑えたブランクスで作られたジギングロッドで、パワーがあるので大型のタルイカにも対応出来ます。
グリップジョイント式の2ピースロッドですが、ワンピースロッドに近い仕上がりを持っており強度も抜群です。
柔軟性も兼ね備えておりワンピッチジャークでジグにナチュラルなアクションを加えられます。
シマノグラップラー タイプスローJ(B68-3)
ホールド性、グリップ性の高い太径シートを採用しているジギングロッドでジャーク操作が快適に行えます。
ミドルクラスでありながら上位機種と変わらない強化構造を採用しているのでねじれが少なくパワーロスを起こしません。
遅い誘いから早い誘いまでジグの性能を生かし切るジャークが行える操作性の高さも持っています。
シマノエンゲツTT(B69MH-S)
乗せ調子のソリッドティップを搭載したタイラバロッドで、ティップが柔らかいので波の影響を受けずにジグを操作出来ます。
ベリーからバットに掛けてはパワーだけでなくクッション性も持たせてあるのでいきなり走られてもラインブレイクが防げます。
特殊なデュアルガングリップを搭載しておりしっかり握り込めるので寒い日でも操作にブレが生じません。
アブガルシアオーシャンフィールド ジギング(OFJC-63/120)
富士ニューコンセプトガイドを搭載したジギングロッドで、繊細なアタリもしっかり感じ取れます。
ブランクスは斜め方向からカーボンテープでX状に締め上げられており、トルクを高めているのでパワフルなフッキングが可能です。
硬さとハリが強いので、ジグの動きにキレが生まれてアクションでアピールする釣りが楽しめます。
メジャークラフトジャイアントキリング5G
ティップからベリーにかけて各セクションにパワーとトルクを配分したジギングロッドです。
非常に軽くブレが少ないので、どのようなジグを使用しても安定したワンピッチジャークで誘いを掛ける事が出来ます。
タメが効き粘りもあるので、深い場所で大物を掛けてもじっくりプレッシャーを与えながらランディングに持ち込めます。
テンリュウジグザム ドラッグフォース(JDF5101B-G4/5)
感度と操作性を兼ね備えたジギングロッドで狭い船内でも周りを気にせず軽快にジャークを掛ける事が出来ます。
ジグの動きを抑えたスローな誘いを得意としており、活性が低い状況でも違和感なくジグを抱かせられます。
また、レギュラーアクションのロッドなので初心者でも扱い易く電動リールを使った釣りにも最適です。
Mavllosラプター(180MH)
ジャークスタイルやジグのタイプに関係なく釣りを楽しめるオールマイティさを持ったジギングロッドです。
ソフトなティップと頑丈なバットを組み合わせて作られており、細かいアタリを拾って豪快に巻き上げる釣りが楽しめます。
全体的にハリがありスローな誘いを掛けてもジグにメリハリのあるアクションが与えられます。
まとめ
タルイカ釣りはジギングに近い釣りですからジギングロッドやタイラバロッドが適しています。
1年中楽しめる釣りではありませんから専用ロッドを準備する必要はありません。
最近は予約が取れない程、人気の出ている釣りですからチャレンジしてみて下さい。
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