釣りで狙える魚の中でも味が良く高級魚として人気のあるアマダイは船からの釣りで狙えるターゲットの一つでもあります。
アマダイを狙うには天秤を使用した餌釣りがメインとなり、専用のロッドがあるくらい人気があります。
アマダイを狙う上でロッドの選択は重要で、天秤仕掛けを扱うことができ、なおかつ感度の良いロッドを使用しなければなりません。
今回はアマダイを釣るうえで重要なロッドの特徴や選び方、おすすめのロッドを紹介していきます。
タップできる目次
アマダイ釣りに適した竿(ロッド)の特徴
アマダイ釣りは主に天秤を使用した天秤仕掛けの餌釣りで狙います。
基本的にボトムにおり、捕食範囲が狭いためボトムで仕掛けを細かくアクションして誘います。
使用する天秤は大体50号から80号程度のものを使用するためそれらを快適に扱うことができるロッドを使用する必要があります。
またエサ取りが多い釣りのため感度の良いロッドを使用し、エサ取りとアマダイのバイトを区別できるような高感度ロッドが多くあります。
アマダイ釣りで竿にこだわるメリット
操作性
アマダイは天秤仕掛けを使用してボトム付近を細かなアクションを混ぜて誘います。
アマダイ専用のロッドがあり、仕掛けを動かすアクションに向いた調子のモデルや、バラしにくい調子のロッドがあります。
細かなロッドアクションを仕掛けに伝えることができるため効率的にアマダイを誘うことができます。
感度
アマダイはエサ取りが多い釣りになります。
アマダイロッドは感度が良く、手元に伝わる感度だけではなく、ティップの動きでもアマダイのバイトやエサ取りを感じ取ることができます。
最初はバイトなのかエサ取りなのか判断がつきにくいですが、だんだんと違いが分かってくるため、エサ取りに翻弄されることが少なくなります。
電動リール対応
アマダイは主にベイトタックルを使用して狙います。
水深が比較的浅く、使用する仕掛けが軽い場合は通常のベイトリールで問題なく扱うことができますが、アマダイは水深が深いエリアにも生息しており、深場での釣りの際には使用する仕掛けも重くなります。
深いエリアでの釣りの際に人力で巻き上げるのは大変となるため電動リールを使用して巻き上げることがあります。
アマダイロッドは電動リールにも対応しているため専用のタックルを揃えることで快適に釣りをすることができます。
アマダイ釣りに適した竿の選び方
調子
アマダイに適したロッドを選ぶうえで重要になってくるのがロッドの調子です。
調子といわれてもあまり聞きなれない方もいるかと思いますが調子とはロッドが曲がる場所の違いのことを言います。
アマダイロッドは主に7:3や8:4の先調子のものが使用されます。
先調子のロッドで仕掛けにアクションを伝えやすい特徴があるためロッドを選ぶ際は先調子のロッドを選ぶようにしましょう。
長さ
アマダイ釣りは仕掛けを落とす釣りのためキャスティングする必要がなく、短めの1.8mから2mほどのロッドを使用します。
2mほどのロッドを使用することで仕掛けの扱いや、ロッドアクションがつけやすくなります。
適切な長さのロッドを使用することでロッドアクションや仕掛けの扱い、スムーズなランディングが可能となっているため長さ選びは慎重に行いましょう。
軽さ
アマダイ釣りは細かなロッドアクションや、バイトを感じる感度が重要になり、ロッドの軽さはそれらに影響してきます。
餌釣りですがロッドアクションをするため比較的軽いロッドを使用することで負担軽減になり、ロッドが軽いことで手元に伝わる感度も高くなります。
高価なモデルのロッドになるにつれて軽量になり、感度や操作性も上がるため自分のレベルに合わせて使用するロッドを選んでいくことをおすすめします。
仕掛けの重さ
アマダイ釣りは基本的に60号から80号程度の仕掛けを使用して狙います。
近年ではシャロ―エリアで40号程度の仕掛けを使用してアマダイを狙うライトアマダイが流行しており、ライトアマダイロッドもラインナップされています。
扱う仕掛けの重さが適合しているロッドを使用することで、仕掛けを快適に扱うことができるためロッドを選択する際は仕掛けの重さとの適合性を確認して選ぶようにしてください。
アマダイ釣り竿おすすめ12選
ダイワ極鋭アマダイ(MH-195)
ダイワのハイエンドクラスのアマダイロッドで、様々な技術が使われているアマダイ最強ロッドとなっています。
カーボン製のAGSガイドやチタン製のティップが使用されており、軽量となっているため操作性がよく、感度にも優れたロッドでアマダイのバイトやエサ取りの感触などが手にとってわかるような高感度のロッドになります。
扱える仕掛けも100号まで対応しており、7:3の先調子のため仕掛けをボトムで細かくアクションさせることに特化しています。
高価なロッドなので予算に余裕のある方にはかなりおすすめのアマダイロッドになります。
ダイワメタリア アマダイ205
2.05mと比較的長めなアマダイロッドとなっており、仕掛けを扱いやすいロッドになっています。
7.3の先調子のロッドですが長さがあるためロッドがしっかりと曲がりアマダイをばらしにくくなっています。
またチタンティップやAGSガイドが穂先に使用されており、高感度のロッドに仕上がっているためアマダイのバイトやエサ取りにもしっかりと気づくことができるようになっています。
ダイワアナリスターアマダイ195
1.95mと船上でも扱いやすい長さのロッドで、7.3の先調子のため仕掛けの操作感や感度が高いロッドになります。
グラスソリッド素材のロッドでしなやかに曲がる特徴がありますが、感度も高く適度な張りがあるロッドのため仕掛けを扱いやすく、バイトもしっかりと捉えることができます。
ハイエンドモデルに比べてコスパに優れており、扱いやすいロッドのためこれから始める方にはおすすめのアマダイロッドになります。
ダイワアナリスターライトアマダイ185
近年流行しているライトアマダイ用のロッドになります。
使用する仕掛けも40号程度となっており、タックルも軽量なため操作性が高いロッドになっています。
7:3の先調子で仕掛けを扱いやすい設計ですが、ロッドのグラス含有率が高く、しなやかな特徴もあるためバラしにくいロッドになります。
近海で比較的浅いエリアでのライトアマダイにはぴったりのロッドとなります。
ダイワリーディングマルチゲーム(73MH-205MT)
ダイワから出ているマルチゲームロッドになります。
番手によってターゲットとなる魚は変わってきますが、アマダイを狙う上ではこの番手のロッドが一番扱いやすいロッドになります。
7:3の先調子で2.05mと仕掛けを扱いやすい長さとなっており、アマダイだけではなく真鯛などもしっかりと狙えるパワーがあります。
アマダイだけではなく様々な魚種に対応しているため、これから船釣りに挑戦したい方にもおすすめのロッドになります。
シマノライトゲームリミテッドTYPE73(H200)
シマノのハイエンドモデルのアマダイを狙えるロッドになります。
130号まで扱うことができるロッドのため深いエリアでのアマダイ釣りに向いており、パワーのあるロッドになります。
7:3の先調子のロッドで操作性や感度にも優れたモデルとなるためアマダイだけではなく様々な魚種に対応していることから汎用性の高いロッドになります。
船釣りでのオールラウンドモデルになるため、これから船釣りを始める方や上級者の方にもおすすめのロッドになります。
シマノエキサイトゲームCI4+TYPE73(M195)
7:3の先調子ロッドで仕掛けの操作感がよく、アマダイをナチュラルに誘いだすことができるロッドになります。
CI4+というシマノ独自のブランクス構造になっており、ねじれに強いロッドのためパワーロスすることなくしっかりと巻いてくることができます。
先調子ですが良く曲がるロッドのためバラしが少なく、アマダイ以外の魚にもしっかりと対応できるロッドになるためおすすめのロッドになります。
左巻き、右巻き用にそれぞれグリップ形状が違うため購入する際には注意が必要です。
シマノライトゲームエクスチューンTYPE64(MH-200)
6:4の胴調子のロッドになります。
しなやかさが特徴のロッドになっており、バラしにくいロッドになっています。
仕掛けの操作感も高く、ロッドのダルさや感度の低下は感じないため大変扱いやすいモデルのロッドになります。
カーボン製のグリップエンドにより、ボトムでのバイトもしっかりと手元までに伝わる感度があるため、エサ取りの感触とアマダイのバイトをしっかりと区別することができます。
高価なモデルですがしなやかなロッドを探している方には特におすすめのロッドになります。
櫻井釣漁具金剛甘鯛竿200
老舗ブランドの櫻井釣漁具のアマダイロッドになります。
8:3の先調子のロッドでボトムでの仕掛けのアクションをしやすく、高感度なロッドになります。
80号までの仕掛けを扱うことができ、軽量なロッドのため操作性が高く1日釣りしても負担が少なくなっています。
シンプルなデザインで使用感も高くおすすめのロッドになります。
アブガルシア黒船ライト(KLTC-73/195M)
アブガルシアから出ている餌釣り用のロッドになります。
扱える仕掛けが60号までと比較的ライトなためライトアマダイに向いているロッドです。
7:3の先調子のため仕掛けを扱うことに優れ、高感度のため小さなバイトもしっかりと手元まで伝わってきます。
アマダイだけではなく様々な魚種に使用できることから汎用性も高く人気のあるロッドになります。
おり釣り具シーマスタッグ EXソリッド船200
フルグラスソリッド素材のロッドのため揺れる船上でも仕掛けがしっかりとボトムをキープできるように曲がりこむため荒れた日でもしっかりとボトムでアマダイを誘うことができます。
グラスソリッドですがダルさはなく、7:3の先調子のため感度も良好なためエサ取りやアマダイのバイトをしっかりと拾うことができます。
コスパにも優れているため初心者の方にもおすすめのロッドになります。
ジャッカルGSW(C190H82)
100号までの仕掛けを扱えるロッドですが、このロッドはメタルジグを使用することも想定して作られており、120gまでのジギングもできるようになっています。
アマダイ釣りは釣ることが難しく、釣れない時間も長いため気分転換にジギングもできることからおすすめしたいロッドの1つです。
仕掛けもメタルジグもしっかりと扱うことができ、コスパに優れたロッドになっています。
アマダイ釣りに代用できるロッドの特徴
長さ
アマダイは専用ロッドではなくてもしっかりと狙える魚になります。
他のロッドを代用するうえで重要なのが長さになります。
アマダイロッドの特徴でもあった通りロッドの長さは仕掛けの操作感やランディングに影響してくるため2m前後の竿であれば問題なく使用していただけます。
調子
ロッドの調子は仕掛けの操作感やキャッチ率、感度にも影響してくるため他のロッドを代用する場合はロッドの調子を確認して選ぶようにしましょう。
基本的には7:3の先調子のロッドを選んでもらえると操作感や感度も問題なく使用できます。
タチウオテンヤロッドや五目ロッドなどが調子的にも代用しても違和感なく釣りができるかと思います。
鉛負荷
アマダイ釣りは基本的にボトムを攻めることから仕掛けがかなり重たくなるため仕掛けの重さに適合したロッドであれば問題なく使用できます。
80号程度まで扱えるロッドであればアマダイ釣りも問題なくでき、仕掛けを操作することができます。
まとめ
アマダイは群れで行動しないためたくさん釣るのが難しい魚になります。
エサ取りも多く難しい釣りにはなりますが、今回紹介したアマダイ釣り専用のロッドを使用してアマダイ釣りにチャレンジしてみてください。