マグロ類の中でも小型サイズであるビンナガを狙ったジギング、通称「トンジギ」が今爆発的な人気を博しています。
他のマグロ類の魚と比較すると引きもそれほど強くなく、まとまって釣れることもある為、入門者の方にも比較的おすすめの釣りと言えます。
ここではそんなトンジギに必要不可欠なアイテムであるクーラーボックスのおすすめと種類、選び方等をご紹介していきます。
トンジギにクーラーボックスを持っていくメリット
まず最初にトンボとはビンナガマグロの通称で、長い胸びれを開いた状態が昆虫のトンボに似ている為、漁師の間でトンボと呼ばれてきました。
特徴として他のマグロ類の魚と比較しても小型に分類され、30㎏未満、平均して10~15㎏程のサイズが主体となります。
しかし小型と言ってもそこはマグロ類の為、魚体の熱量は高く、しっかりと冷やさないと鮮度の劣化や最悪の場合、食べた際にヒスタミン中毒を起こす可能性もあります。
この為、クーラーボックスは必要不可欠で、魚体+充分な氷を入れられる大き目のサイズがおすすめです。
トンジギ用クーラーボックスの選び方
大きさ
トンボとは魚のサイズ的にも多くは10㎏前後のサイズが良く釣れる為、そこまで大きいサイズのクーラーボックスは必要無く、ブリやサワラ等に使うサイズのクーラーボックスで充分に対応出来ます。
具体的な数字でお伝えするとすれば内寸70~80㎝、50L程の容量があれば充分に対応でき、仮に少し大きめのサイズが釣れても尻尾を切り落とすことで、そのままの姿で持ち帰れます。
保冷力
トンジギが特に盛んな三重周辺の海域では、12月~2月頃の寒い時期がハイシーズンとなり、夏場に比べると高い保冷力はそこまで必要無く、安価なスチロールタイプのクーラーボックスでも充分です。
しかしトンジギにチャレンジする人の多くは、他の釣りも行う方も多く、この点を考慮するとより高性能で高い保冷力を持ったクーラーボックスを選んだ方が総合的に見てもお得な場合が殆どです。
メンテナンス性
トンボを初めとしたマグロ類の魚は血の量が多く、船上で血抜きをしてもクーラーボックスの中でもどうしても血が出てしまいます。
また生臭い臭いも強く、使用後はクーラーボックスをしっかりと洗う必要があります。
この点はダイワやシマノの釣り具メーカー品の方が、汎用品のクーラーボックスよりもフタが取外し易かったり、排水が楽だったリと、メンテナンスが非常にやり易く、長く快適に使用出来ます。
トンジギのクーラーボックスおすすめ8選
伸和ホリデーランド(48L)
汎用クーラーボックスの中でもポピュラーなモデルで手頃な価格帯が特徴です。
トンジギには充分なサイズで、ブリ等の大型青物も入る為、汎用性の高いサイズと言えます。
天蓋がそれほど強く無い為、上に座ったりは出来ませんが、一般的な保冷力、サイズ、使い勝手等総合的に判断するとコスパの高い製品で、クーラーボックスにそこまで予算を掛けられないと考えている方におすすめです。
ダイワトランク大将Ⅲ(SU5000X)
ダイワのクーラーボックスの中でも大型サイズのクーラーボックスで、トンジギを初めとして多くのジギンガ―に愛用されています。
キャスターが標準装備されている為、釣ったあとの持ち運びも便利で、且つ両開き可能なフタは使い勝手はもちろん、洗う際のメンテナンス性も非常に高いです。
真空パネルとウレタンを合わせた素材で高い保冷力がありますので、夏場の使用でも問題なくガンガン使えます。
ダイワトランクマスターHDⅡ(SU6000)
ダイワのクーラーボックスの中でも最も人気のあるモデルで、持ち運び性、メンテナンス性、使い勝手等はもちろん、耐久性も高く、上に座ってもビクともしません。
また内寸85㎝のキャパシティがある為、15㎏クラスのサイズであれば尻尾を切らなく手もそのまま入れる事が出来非常に重宝します。
内部は抗菌・消臭処理もされている為、衛生面でも安心して使用が出来ます。
底面1面の真空パネルとスチロールの合わせ技で充分な保冷力があり、地面からの反射熱に対しても対策がされています。
ダイワトランクマスターHDⅡ(VSS6000)
トランクマスターHDⅡシリーズのハイエンドモデルで、真空パネルを5面に使用した設計で、群を抜いて保冷力が高く、氷を入れて置けば殆ど冷蔵庫として使用出来ます。
その分コストも高くなりますが、釣った魚をとにかく鮮度良く持ち帰りたいと考えている方には特におすすめ出来ます。
シマノスペーザホエールライト(45L)
シマノの大型クーラーボックスシリーズの中でもエントリーモデルに位置し、基本的な保冷力はもちろん、内寸70㎝の充分なキャパシティ、座ってもビクともしない頑丈さ等、コスパが高く、多くのアングラーに愛用されています。
釣り専用に設計されており持ち運びやメンテナンス性も高い為、大型クーラーボックスを初めて購入する方にもおすすめ出来ます。
シマノスペーザホエールベイシス(65L)
スぺーザシリーズのミドルクラスに位置し、基本的な性能に加えて、高い断熱性や保冷力は遠征釣行等にも使用出来、夏場の炎天下の状況でも鮮度を落とすことなく魚を保管することが出来ます。
またクーラーボックス保管時の設計にもひと手間加えられており、万一の子供の閉じ込め等の事故を防ぐセーフティロック機構も採用されており、ファミリー層の方にも安心の構造となっています。
シマノスペーザホエールリミテッド(65L)
スぺーザシリーズのハイエンドモデルで、スペーザホエールベイシスの基本性能に加えて圧倒的な保冷力は、炎天下の遠征釣行等にも安心して使用出来ます。
とにかく入れた氷が溶けない為、不要な開け閉めをしない限りは氷の量をある程度入れれば、2~3日は冷蔵庫の様に使用でき、魚以外にも飲み物の保管にも最適です。
勿論その分価格も高価ですが、釣りをやり込む方にとっては決して高いとは言えないだけの性能はあります。
秀和ビッグレジャー(75L)
秀和のビックレジャーと言えば遠征釣行を行う釣り人の間では認知度が高く、圧倒的な耐久性、頑丈さはもちろん、価格、軽さ、保冷力と釣り具メーカー以外の製品としては圧倒的に出来ます。
釣り専用設計ではない為、メンテナンス性や片側しか開かないフタ等使い勝手は基本レベルですが、価格を考えれば非常にコスパ高くおすすめできます。
まとめ
トンジギ向けクーラーボックスとしてご紹介しましたが、もちろん青物等の他の釣りにも使用出来ます。
基本的にクーラーボックスは価格と性能は比例しますが性能を気にし過ぎてオーバースペックのものを買うのであれば、ミドルクラスのものを買うことをおすすめします。
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