マグロの中でも比較的狙いやすいトンボマグロは、メタルジグを使用したトンジギで狙うことができます。
トンジギではロッドやリール、ラインだけではなく、スプリットリングと呼ばれるパーツも重要となります。
スプリットリングと言ってもお店にはたくさん並んでおり、どれがトンジギに適しているかわからない方も多くいるはず。
今回はトンジギに適したスプリットリングの選び方やおすすめを紹介します。
トンジギでスプリットリングにこだわるメリット
強度が高い
スプリットリングと同じように扱われる物にはスナップがあります。
スナップはジグの脱着は簡単に行えますが高負荷がかかった際に開いてしまう場合があるためトンジギには向いていません。
それに比べてスプリットリングはジグの脱着の際にプライヤーが必要になりますが強度が高いため、高負荷がかかるトンジギにおいて必要不可欠なパーツです。
高強度のスプリットリングを使用することで伸ばされることなく安心してファイトできます。
ジグの動きを妨げない
スプリットリングの性能は強度だけではなく、ジグの動きを妨げないことも挙げられます。
適切なサイズのスプリットリングを使用することで、ジグがより繊細に動いてくれるようになり、ナチュラルな誘いができるメリットがあるため、スプリットリングのサイズ選びも重要なポイントです。
ジグの付け替えが楽な場合もある
スナップは一般的にはルアーの付け替えがスプリットリングよりも簡単な特徴があります。
一方スプリットリングはリングを開く必要があり、プライヤーを使用しなければならないため面倒な一面があります。
しかし、トンジギではグローブを装着している場合が多く、指先まで隠れるグローブを装着している場合には、スナップよりもプライヤーを使用して開けるスプリットリングの方がジグを装着しやすいメリットがあります。
慣れてしまえばスプリットリングの開閉も簡単にできるため、トンジギではスプリットリングを使用しましょう。
トンジギに適したスプリットリングの選び方
サイズ
トンボマグロは引きが強いため、高負荷がかかるスプリットリングはサイズ選びが重要です。
トンジギでは♯8~♯10程度のサイズのスプリットリングがベスト。
上記の番手であれば強度は十分あり、リング内径も大きくなるため、メタルジグのアクションを妨げることがありません。
適切なサイズのリングを使用することで強度、アクションの面でも差が生まれます。
形状
スプリットリングは丸い形状だけではなく、楕円形のリングもあります。
スプリットリングは構造上、1本のワイヤーを丸めて作られており、2重に重なっているところと、重なっていない場所があります。
2重に重なっている場所はもちろん強度が高いですが、重なっていない場所は強度が落ちてしまうことも。
楕円形のスプリットリングはジグのアイが2重に重なっている部分に当たるため、強度が一定で高い特徴があります。
もちろん通常のリングもトンジギで使うことができるため、参考にしてみてください。
平打ち加工
スプリットリングには平打ち加工がされているものもあり、強度がより高い特徴があります。
通常のリングは真円のワイヤーで形作られていますが、平打ち加工されたリングは扁平形状になっているため、ジグのアイと接触する部分の強度がより高い特徴があります。
また通常のリングは複数回開閉していると開き気味に変形してしまう場合がありますが、平打ちリングは変形しづらいメリットもあるため、こだわる方は平打ちリングを使用するとより高い強度と安心感を得られます。
トンジギ用スプリットリングおすすめ6選
オーナースプリットリングウルトラワイヤー（♯8）
オーナー製のリングは非常に強度が高いことで非常に人気があります。
特にトンジギなどの大型魚を相手とする釣りにおいては強度が命です。
正直硬すぎて開閉が難しく感じることがありますが、まず伸ばされることがないので、私自身もジギングではよく使用しています。
マリアファイターズリング楕円（♯8）
楕円形のスプリットリングで安定した強度が特徴です。
110㎏の負荷まで耐えられる変形強度があるためトンジギでは全く問題なく使用できます。
キハダが掛かっても十分な強度があるためパワーファイトができるのもメリット。
ペンシルなどのプラグとも相性が良く、アクションがつけやすいことから様々な釣りに使用されています。
シャウトスプリットリング（8mm）
強度が高く、開閉動作を繰り替えしても変形しずらい特徴がある平打ちリングです。
平打ちリングはトンジギなどの大型魚相手に最適な形状で、通常のリングよりも高い強度があります。
開閉を繰り返しても変形が少ないため、ジグをローテーションしてもそのまま十分に使用することができるため、リング交換の手間も省けるメリットがあります。
ただ強度が高く、開閉しずらいことがあるためプライヤーは忘れないようにしましょう。
バレーヒルスプリットリング EX.スタウト（♯5）
♯5番のリングですが平打ち加工がされているため十分な強度があります。
小型のリングは魚に違和感を与えにくい特徴があります。
♯5番程度のサイズであればジグのアクションに与える影響は少なく、ナチュラルな誘いが可能です。
ブリジギングに使用するメタルジグとも相性が良く、汎用性が高いサイズのリングです。
フィッシングファイターズビッグオーシャン 鉄腕スプリットリング（♯8.5）
ワンランク上のサイズのリングと同程度の強度を誇るスプリットリングで、こちらもトンジギに向いています。
平打ち加工がされているので強度が高く、キハダも混じるような場合でも安心して使用することができるためこちらも人気のあるリングです。
番手も♯8.5番で他にはない番手のため、リングサイズも細かくこだわることができます。
スタジオオーシャンマークトラックスプリットリング（♯7）
マグロ釣りではおなじみのスプリットリングで、キハダも十分狙える強度があるスプリットリングです。
緩い楕円形をしているため最大強度が出やすく、ジグのアクションも損なわない特徴があります。
こちらも強度が高すぎてリングの開閉が大変なため、絶対にプライヤーを忘れないようにしましょう。
まとめ
トンジギで使用するスプリットリングは強度が高い物でなければすぐに伸ばされてしまいます。
今回紹介したリングは高強度で安心してトンジギで使用することができるため、参考にしてみてください。
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