今流行りのカヤックフィッシングにおいて、皆さんはどのような仕掛けで魚を狙われているでしょうか?
メタルジグ、タイラバ、インチクなど最近では各メーカーから様々なルアーが発売されており、その数の多さに圧倒されるのは私だけではないと思います。
結局「どのルアーを選べばいいの?」「ルアーの特徴は?」
そのような疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はカヤックフィッシングに適したルアーについて解説し、筆者おすすめの12選を紹介したいと思います。
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カヤックフィッシングに適したルアーの特徴
カヤックフィッシングでは、「沈めるルアー」「投げるルアー」のようにタイプの異なるルアーを準備しておくことが大切です。
「沈めるルアー」であれば、メタルジグ、タイラバ、インチクなどがあります。
重さとしては20~80gのものを選ぶとよいでしょう。
その理由としては、それ以上の重たいルアーを使い続けるとすぐに腕が萎え体力の消耗が早まるためです。
カヤックフィッシングは自分自身が船の原動力となりますので、激しい体力の消耗は命取りになりかねません。
また「投げるルアー」であれば、ホッパーやミノーなどがあります。
大きさとしては全長が10㎝前後で、飛距離のでるものを選ぶと良いでしょう。
なぜならば、海上では突如としてナブラに遭遇する機会があります。
その時に即座に対応ができるよう、ホッパーやミノーも忘れずにそろえておきましょう。
これによりチャンスを活かすことができ、よりエキサイティングなカヤックフィッシングが楽しめます。
カヤックフィッシングでルアーにこだわるメリット
多くの魚種に対応できる
様々なタイプのルアーをそろえることで、トップウォーター(海面)からボトム(海底)まで幅広い範囲の魚をターゲットにすることが可能です。
魚の生息域は水深によって異なります。
そのため、まずはターゲットの魚のいるレンジにルアーを落とし込むことが重要になります。
トップウォーター…ホッパー、ミノー、ワーム (シーバス、青物)
ミドル…メタルジグ、タイラバ、インチク、ワーム (青物、マダイ)
ボトム…メタルジグ、タイラバ、インチク、ワーム (ロックフィッシュ、マダイ、ヒラメ、マゴチ)
このように、自分がターゲットとする魚がいるレンジにルアーを投入できるよう、様々なタイプのルアーを準備しておきましょう。
タングステンにこだわる
ルアーで使用する重りは「鉛」と「タングステン」の大きく2種類に分類されます。
タングステンとは近年、重りとしても注目され始めた希少金属の一つです。
その特徴として、鉛の約1.7倍と高比重な点が挙げられます。
そのため、鉛よりも小さな体積で同じ重量のルアーを作成でき、空気抵抗や水の抵抗を受けにくいといったメリットが得られます。
メタルジグ
青物やシーバス釣りでは、いかに「ベイトと同じ大きさのルアーを選択するか」が大事になります。
メタルジグにおいては、鉛とタングステンの二つを使い分けることで、重さを変えずに、ベイトの大きさのみを変えることが可能になります。
タイラバ
タイラバでは、「底取り」というものが重要な要素の一つに挙げられます。
タングステンのヘッドを使用することにより、体積を小さくでき、水中での抵抗を減らすことで、着底時間の短縮が図れます。
同じ重さの鉛ヘッドを使用しているアングラーよりも早い底取ができ、魚がヒットする確率を上げることができるでしょう。
カヤックフィッシングに適したルアーの選び方
メタルジグ
カヤックフィッシングにおいて最もメジャーなルアーの一つです。
鉛やタングステンといった金属を、小魚のように加工し装飾したものになります。
使い方は様々で①ガンガン巻く、②アクションをつけて巻く、③キャストして巻く、などがあります。
20g前後の比較的軽いメタルジグであれば、キャストすることで広範囲のレンジを探ることもできます。
タイラバ
①ヘッド、②ネクタイやスカート、③フック、の3つのパーツから構成されるルアーです。
全てのパーツが一体となっている「固定式」と、ヘッドの部分が動く「誘導式」の2つに分類されます。
筆者としては、フォール時のアピールを長くできる点、フッキング時のばらしを軽減できる点において「誘導式」をおすすめします。
また最近では、光を放つタイラバや音の出るタイラバが開発されており、より強力なアピールができる商品が販売されています。
インチク
ヘッドとタコベイトからなる、小さなイカを模したような形状のルアーです。
イメージとしては固定式のタイラバに似たものになります。
昔の漁師の漁具が進化したものであり、その対象魚は青物、マダイ、ロックフィッシュと幅広くまさに「万能ルアー」と言えます。
使い方は海底まで着底させた後に巻くだけ、と非常にシンプルなため初心者でも扱いやすい点も特徴です。
ホッパー
プラスチックを加工、装飾し小魚の形に模したルアーです。
そのため浮力が高く、トップウォーターにいる魚を釣る際に用いられます。
ホッパーの特徴はルアー先端のくぼみや穴に勢いよく水が入ることで、音や泡を発生させ魚へ強力にアピールできる点にあります。
ただし強力にアピールするがゆえに、一度使い方を間違えると、魚をスレさせてしまうリスクも伴っている点には注意が必要です。
ミノー
こちらもプラスチックをベースに、小魚に模して作られたルアーです。
ミノーの最大の特徴は、ルアーの位置を水中でキープしつつ小魚のように泳がせられる点にあります。
ミノーの先端にはリップという魚の下唇のようなものが付いています。
このリップの作用により、ラインを引く力を、ルアーを水中へ沈める力へと変換し泳がせることができるのです。
ラインを引く力や、リップの大きさの違いにより0~2m程度まで深さを調整できるため状況に応じた使い分けが可能です。
カヤックフィッシング用ルアーおすすめ12選
DAIWAサムライジグR40g(B09R971XMW)
DAIWAから出されている人気メタルジグシリーズの一つになります。
フロントフックには貫通力の高い「サクサスフック」を使用してあり、非常に魚の掛かりがよい点が特徴です。
従来のものよりも頭部を薄くすることにより、アクションをつけた際のレスポンスが向上しています。
大きさも20g/30g/40g/60gと各種幅広くラインナップされています。
ジグのバランスを考えた設計になっており、リアフックがリーダーに絡まるようなトラブルを回避する作りとなっています。
初心者から上級者まで幅広い層に支持されているルアーです。
メジャークラフトジグパラ ショート40g(B00ZZJTJZ8)
日本の釣り具メーカー「メジャークラフト」から出されている定番のアイテムになります。
空中や水中で生じる「抵抗」に対し、極限まで考え抜かれたデザインが特徴的です。
そのため、キャスティング時には飛距離が出やすく、ジャーク時にはその重さを感じさせない作りとなっています。
まさに、シンプルなデザインの中にも、多くのこだわりが詰められている商品です。
価格もリーズナブルなため、一本は持っていて損はないルアーと言えるでしょう。
SHIMANOオシア ぺブルライト(B0BTLTLGLM)
SHIMANOより発売されているセミロングタイプのメタルジグです。
フォール時に、弱ったベイトに似せた動きを演出することで魚の警戒心を解き、違和感なく食わせることをテーマに作られたルアーになります。
前後に強くて丈夫なツインタイプのフックを採用してあり、予期せぬ大物が掛かった際にも安心してファイトが可能です。
左右非対称なデザインになっていますので、ただフォールさせるだけでこのような演出ができ、初心者でも簡単に扱えます。
DAIWAソルティガ TGベイト80g(B07B8BDMH7)
釣り人からの絶大な支持を誇る「DAIWA」のタングステン製ルアーです。
タングステン製のため比重が重く、鉛製メタルジグよりも底取がしやすい点が特徴として挙げられます。
様々なメディアでも取り上げられていますので、その実力はお墨付きです。
「周りは誰も釣れなかったのに、このルアーだけは釣れた」というような口コミも見られます。
「もはや餌!」と謳われる理由も納得できるでしょう。
「何をしても釣れない…」そんな時の最終兵器として、おすすめの一本です。
アブガルシアタイラバ カチカチ玉 60g+5g(B06Y5G2WSJ)
スウェーデンの歴史ある釣り具メーカー「アブガルシア」から出されている、誘導式のタイラバです。
このタイラバの特徴は、二つの大小の重りをぶつけ合うことで「カチッ、カチッ」という音を出し魚へアピールできる点にあります。
スカートやネクタイでは視覚を刺激し、音によって聴覚を刺激します。
ダブルの刺激によってより強力なアピールが可能になります。
メインのタイラバとしてはもちろん、食い気が悪い時のサブとして使用するのもおすすめです。
SHIMANO炎月 ドテラバクバク80g(B082DY6SQG)
SHIMANOの中でもマダイを専門とする「炎月」シリーズのタイラバです。
特徴は何と言ってもその独特なヘッドの形状にあります。
潮受けを徹底的に計算して作られていますので、同社の他のタイラバと比較すると着底時間が12秒も短縮されています。
さらに、巻き上げの際にも、このデザインが威力を発揮しますので、軽い力での巻き上げが可能です。
まさに、「究極のタイラバヘッド」と呼ぶにふさわしい商品と言えます。
ハヤブサジャックアイ キックボトム80g(B00CEMBI8U)
ハヤブサから出されているインチクになります。
ただ落として巻くだけで、青物やロックフィッシュなど様々な魚種が狙えるという、初心者でも扱いやすいルアーです。
フォール時とリフト時で異なったアクションをしますので、魚の興味を引きやすいのが特徴です。
口コミでの評価も高く、マグロやハモが釣れたとの書き込みもあります。
多くのシーンでの活躍が期待されるため、是非とも一つは持っておきたい商品と言えます。
デュエルソルティー・ベイト30g(B002OY0Y92)
ただ巻きはもちろん、キャスティング時の空気抵抗までもが計算されているインチクです。
10~30gのインチクは、根掛かりを回避しやすい「オフセットフック」が採用されています。
「ジグやプラグが反応しない中、これだけ当たりがあった」といったレビューも見られます。
メインのインチクとしてはもちろん、キャスティング時のサブのルアーとしても、使える一本です。
DAIWAフラットジャンキー ロデム4(B01N39NBVI)
DAIWAから出されているヒラメ、マゴチを釣ることを目的として作られたルアーです。
ジグヘッド×1とワーム×1からなる商品になります。
ジグヘッドに3つのワームキーパーを採用してあり、抜けにくく、安定した姿勢でワームを泳がせることができます。
ヘッドには2つの穴があり、あまり潜らせたくない時は前方の穴を、深く潜らせたいときは後方の穴を、使うことで使い分けが可能です。
ボトムタッチセンサーがあるため、着底時の感覚がつかみやすい点も嬉しいポイントです。
メジャークラフト浜王ヒラメセット(B07TSDCR8Y)
性能の良い商品を、低価格で発売することで人気の高い「メジャークラフト」から出されている商品です。
ジグヘッド×1とワーム×1からなる商品になります。
ヒラメやマゴチなどが潜むポイントを、丁寧に攻めることが可能なルアーです。
ジグヘッドのキパーはギザギザした形状をしており、ワームを刺しやすくかつ、抜けにくいといった特徴を兼ね備えています。
ヘッド上部にあるアイの形状が飛行姿勢を安定化させるため、軽い遠投でも飛距離が出せる点も嬉しいポイントです。
SHIMANOコルトスナイパー ロックドリフト 100F(B07N1CSLGY)
釣り具メーカーでお馴染みのSHIMANOから出されているミノーになります。
これ一つで、青物とシーバスの両者を狙える優れものです。
重心移動ウエイトを独自の構造で組み立てることで、ロングキャストを実現しています。
また、キャスト時の「初速」「飛行姿勢」「着水後の泳ぎ出し」を深く研究してあり誰でも簡単にキャスティングが楽しめる一品です。
突然ナブラに出くわした時の強い味方として、初心者にもおすすめの商品になります。
DAIWAソルティポップ 95F(B09VGNRTMF)
中央部を細く、後部を太くした作りにより、竿を立てた状態での、細やかなアクションが可能となります。
シーバスを狙う時は、低速で巻くことによりアクションを抑えた誘い出しが可能です。
また、青物を狙いたい時は、高速で巻くことによりスキッピングアクションを出すこともできます。
価格と機能面を考慮すると、コストパフォーマンスの良い商品と言えるでしょう。
まとめ
今回はカヤックフィッシングに適したルアーの選び方や、特徴について解説してきました。
ルアーを変えるだけで、魚の反応も驚くほど変わります。
ぜひ今回の記事を参考に、自分の釣りに最適なルアーを見つけ出し、カヤックフィッシングを満喫して下さい。