河口や河川など身近な場所で楽しむことができるチニングは近年流行しており、チニング用のロッドが各社から多数ラインナップされています。
ワームやプラグを使用し、テンポよく探っていく展開の釣りが多くランガンスタイルが主流となっており、ロッドもパックロッドや振り出し式のテレスコロッドなど機動力に優れたロッドもあります。
今回はチニング用のパックロッドの選び方やおすすめを紹介していきます。
チニングでパックロッドを使うメリット
機動力
チヌは河口や河川、湾奥など様々ところに生息しており、広く探ることが釣果を上げる秘訣です。
ランガンスタイルが主流となり、ポイント移動が多いことからタックルのコンパクトさは大きなアドバンテージとなります。
2ピースロッドに比べてパックロッドは4ピースやテレスコロッドがあるため仕舞寸法が小さく、移動の際の持ち運びに適していることから機動力が高く、より広範囲を素早く探ることができます。
収納性
パックロッドはコンパクトであることから、収納性に優れています。
収納するのに場所を取らないため、車のトランクやご自宅の倉庫など狭いスペースに忍ばせておくことができます。
また電車や自転車での釣行がメインとなる方には特におすすめで、コンパクトなロッドであればカバンの中にしまえるほど短く作られているロッドがあることから、電車や自転車アングラーには特におすすめとなります。
送料
実釣とは関係のないところですがロッドをネットなどのオンラインショップで購入した際の送料を抑えることができます。
釣竿は長物扱いとなり、場合によっては3000円以上送料がかかる場合がありますが、パックロッドは寸法が短いため送料が安く済む場合があります。
送料を節約できる分、他の釣り道具にお金をかけることで釣りの幅が広がります。
チニングでパックロッドを使うデメリット
感度
チニングに限らず釣竿には高い感度が求められます。
一般的に感度は継ぎ目が少ないほど高い傾向にあり、その点ではパックロッドは劣るところがあります。
また継ぎ目が多いためロッド自体の重量も重くなり、感度の低下に影響してる部分でもあります。
1ピースロッドほどの感度はありませんが現在ラインナップされているパックロッドは感度が良い作りになってきているためそれらを使用すれば問題なくチニングが可能となっています。
ラインナップ
ルアー釣り用のパックロッドは近年各メーカーから多数出てきています。
しかしまだまだラインナップが少なく、使用したいスペックのロッドがパックロッドとしてラインナップされていない場合があります。
チニング用としてラインナップされているパックロッドも少なく、他の魚種と兼用のロッドを使用するため、ロッドの調子がチニング用とは違う場合があるため注意が必要です。
すっぽ抜け
パックロッドに多い問題点としてすっぽ抜けがあります。
キャストの際に竿先部が抜けて飛んでいってしまうことがあり、最悪の場合釣りが続行不可能になることがあります。
近年では継ぎ目の精度も上がり、すっぽ抜けはあまり起きなくなりましたが、魚をかけた後などにロッドがねじれている場合があり、定期的に確認する必要があります。
継ぎ目を補強するフェルールワックスなどがあるためそれを使用することですっぽ抜けやねじれを防ぐことができます。
チニングに適したパックロッドの選び方
長さ
チニングに適したパックロッドの選び方は、通常の2ピースロッドの場合と特に変わることはありません。
長さは7ftから8ft程度のロッドを使用することで遠投や細かなアクションなどのロッド操作が可能となります。
特にチニングは繊細なロッド操作が必要となるため長すぎるロッドだとキレのあるアクションができないため長さ選びは注意が必要です。
河口など遠投がメインとなる場合には8ft以上のロッドを使用しても問題なく釣りができます。
硬さ
チニングは扱うルアーが比較的軽量なため、ロッドは柔らかいものが適しています。
一般的にLからMまでのロッドが使用され、MLクラスのロッドが操作性やフッキングパワーにも優れており扱いやすい硬さとなります。
流れの速い場所やストラクチャー付近を狙う際にはMクラスの少し強めのロッドを使用するとラインブレイクなどを防ぐことができるため自分のフィールドに合わせたロット選びが必要です。
スピニング、ベイト
チニング用のパックロッドはスピニングだけではなくベイトロッドもラインナップされています。
広く探る場合には遠投に優れたスピニングロッドを使用し、障害物周りなどピンポイントで狙う場合には操作性やキャストアキュラシーに優れたベイトロッドを使用することで快適にチニングをすることができます。
初心者の方はスピニングロッドを使用することでトラブルを減らすことができます。
チニング用パックロッドおすすめ10選
まとめ
パックロッドの人気は高まってきており、今後も様々なロッドがラインナップされてきます。
耐久性や使用感も高まってきているためパックロッドならではの不安点も解消されてきていると感じます。
コンパクトで持ち運びが楽なため気楽に釣りに行けることから今回紹介したロッドを使用してチニングをしてみてください。
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