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チニングに適したショートロッドおすすめ8選!短い竿のメリットは?

チニングロッドは通常7ft台〜8ft台の長さとなっており、チヌのパワフルな突っ込みや走りに耐えうる強さを持ち合わせるロッドです。

しかし、今回は通常の長さのロッドではなく6ft台〜7ft前半のショートロッドに焦点をあてます。

ショートロッドならではの遊び方やロッドの選び方、注意点をご紹介します。

ショートロッドで掛けるチヌはよりパワフルに猛威を奮うので、一層チヌの魅力の虜になるでしょう。

タップできる目次

チニングでショートロッドを使うメリット

操作性

チニングにおいてショートロッドを使う最大のメリットは、ルアーの操作がしやすいことです。

基本的にチニングはボトムコンタクトを主体とする「底の釣り」になるので根がかりが多発しますが、ショートロッドを使うことで回避することが出来ます。

また細かいアクションが出来るので、スレたチヌにも有効です。

取り回し

ショートロッドは狭い場所でも快適に釣りをすることができます。

陸っぱりだと、後ろに木がありなかなかキャストできない場所でもゲームが成立しますし、なんなら人がやらないポイントにもなるので自分だけの釣り場になるかもしれません。

またボートチニングの場合は、ショートロッドの方が取り回しに最適なのでおすすめです。

アキュラシー

ショートロッドはアキュラシー性に優れており、狙ったポイントにキャストすることができます。

特にベイトタックルは、練習を積む必要がありますがピンポイントで狙った場所に落とすことができるようになります。

アンダースローで20m先のシモリ根に向かってピンポイントで落とし、そのままフォールで喰ってくるパターンは多いので練習してみましょう。

レスポンス

ショートロッドはロングロッドに比べると、アタリに対してのレスポンスが速くなります。

ショートロッドは感度が良いとされていますが、感度ではなくアタリに対しての反応が高いので感度がよく感じるのです。

チヌの細かいアタリに対し、積極的に反応し掛けていくことができるので、ファイトするチャンスが広がります。

ファイト感

ショートロッドでチヌを掛けると苦労する部分もあるかと思いますが、より強く引きや叩く感触、走った時の焦り、鳴るドラグを感じることができます。

ロングロッドだと簡単にチヌを浮き上がらせることができても、ショートロッドではそうもいかないので、チヌとのギリギリの真剣勝負を楽しむことができるのです。

チニングでショートロッドを使うデメリット

足場の高い場所

ショートロッドは足場の高い釣り場では不向きとなります。

釣りができないわけではありませんが、チヌを獲りこむ際に不利となるでしょう。

水面までの距離が遠い分、足元は狙いにくいことや抜き上げることができない場合があるので、足場の高い釣り場をメインポイントする場合は長めのタモを常備するか、ロングロッドでの釣行をおすすめします。

飛距離

キャストする際に重要なことはロッドの反発力となりますが、ショートロッドはロングロッドに比べると反発力が落ちるので必然的に飛距離が落ちてしまいます。

ショートロッドは遠くのポイントに届かすことができないので、近場のポイントを狙うしかできません。

しかし、釣りはまず足元から、とも言いますので、足元から丁寧に探っていきましょう。

難易度

ショートロッドの場合、チニングとしての難易度が上がってしまいます。

ロングロッドの場合は強靭なバッドパワーを持ち、曲がったロッドが元に戻ろうと収縮してくれるのでチヌを牽制してくれますが、ショートロッドはそこまで強いパワーがありません。

チニンガーの腕の見せどころとなるので、無理なファイトに持ち込まず、時間をかけて戦いましょう。

ウエイト

ショートロッドではロングロッドと比べると、ウエイトが制限されてしまう場合があります。

特にスピニングのライトゲームロッドを使う場合だと相当制限されてしまうでしょう。

リグの重さとワームの重さを計算して、最低でも5g、欲を言えば7g程度背負えるロッドを選ぶことをおすすめします。

チニングに適したショートロッドの選び方

長さ

通常の長さは7ft台から8ft台になり、チヌのトルクフルな引きや潜る動きに耐えられる強靭なバットパワーと素早い収縮性能を持っているので、チニングがしやすくなっています。

またどんな場所でも使える長さとしても7ft台から8ft台は使いやすい長さです。

今回のトピックスであるショートロッドは、6ft台から7ft台前半のものを指し、通常の長さと比べると約30cmぐらい短くなります。

硬さ

ULクラス

最も柔らかいクラスとなっており、小型から中型のチヌまでなら太刀打ちできるものとなっています。

大型も無理すれば獲れるものとなっていますが、相当腕が必要となり小まめなロッドワークやドラグコントロールが要求されるので、中級から上級チニンガー向けの釣りとなるでしょう。

背負えるウエイトも限られてきますが、シャローエリアやワンドなどの限られたポイント攻略がしやすく、細かいボトムノックやフォールでの喰わせを意識すると釣りやすくなります。

掛けたらロッドを立て、無理なやり取りをするのではなく、長期戦を覚悟しながら慎重に獲りこみましょう。

Lクラス

チニングにおいて標準的なクラスとなっており、ショートロッドでも同じことがいえます。

ロングロッドのLクラスに比べて短いショートロッドのLクラスでは魚の浮き上がらせ具合が変化しますが、チヌの猛攻に耐えうるロッドパワーを有しているので、落ち着いて寄せましょう。

最初の走りに耐えうるのがLクラスの一番の利点であり、ロッドを立てることで走るチヌを落ち着かせてこちらに向かすことが可能です。

引きを楽しむことができ、なおかつ楽に獲りこむことができるクラスとなっているので、初心者チニンガーに強くおすすめしたいものとなっています。

ML~Mクラス

大型チヌに対応したクラスとなっており、大概のチヌを大人しくすることができるクラスです。

効率よくチヌと戦うのに一番向いているクラスとなっており、余裕を持ってファイトを楽しむことできるでしょう。

チニングでMLクラス以上の物を使うことはあまりありませんが、ベイトロッドの場合はMクラスの方がウエイトを背負えるので、ウエイトを使ったキャストが可能となります。

飛距離がネックになるショートロッドでも飛距離を確保することができ、パワーでチヌと真向勝負することが出来るので、強引なファイトが可能です。

ティップ

ソリッドティップ

チヌのアタリは細かく繊細なものから始まるので、それにオートで対応してくれるソリッドティップはチニングに適していると言えます。

ティップ部分のみ別素材で組まれており、中身が詰まったティップとなり、魚のアタリに対し弾く仕様となっているのでオートでフッキングしてくれて、チヌのアタリに対して積極的にフッキングすることが可能です。

ソリッドティップ自体はチューブラティップと比べると感度が落ちると言われていますが、ティップの素材やガイドの素材により感度を上げているロッドもありますので、素材の確認をしてみましょう。

チューブラティップ

チューブラティップは、穂先まで同素材で一体化されており、中身が空洞となっているので感度が抜群に良いものとなっています。

アングラーが自分自身で魚のアタリに対し仕掛けるので、釣りの醍醐味を思う存分味わうことができます。

チヌの繊細なアタリに対し、アングラー自身が掛けていくことでファイトに持ち込むことができますが、難易度は高いので練習が必要となります。

また軽快なルアー操作でチヌを魅了することが可能であり、軽量性に富んでいることから長時間釣行でも問題ありません。

ベイト、スピニング

ベイトタックル

ベイトリールを装備できるロッドのことを指し、ボトムコンタクトに対し絶大な効果を発揮すると共に、巻き上げる力が強いのでチニングには向いているタックルとなります。

ただ、慣れていないとラインが出過ぎてしまい、バッククラッシュを引き起こしてしまうので、練習が必要となります。

サミングを覚えることとメカニカルブレーキを使いこなすことで不具合はほぼなくなり、狙った場所にピンスポットでおとすこともできるようになります。

スピニングタックル

スピニングリールを装備できるロッドのことを指し、ライントラブルが少ないので初心者アングラーにおすすめです。

ラインが横から出る機構となっているので、必要以上にラインが飛び出さないのでバッククラッシュはほぼおきません。

ベイルの溝にちゃんとラインをかましてからラインを巻くようにすると、ノートラブルで釣りが楽しめるので、釣りに慣れていないのであれば必ずベイルを確認しましょう。

飛距離が出やすく巻きの釣りに向いており、軽いリグを軽快に扱えることも特徴です。

バッドパワー

チニングロッドに必要な条件として強力なバットパワーを持っていることは重要です。

チヌのトルクフルな突っ込みに対しバッドが強いとロッドが受け止めてくれますし、ベリーから曲がった竿先が元に戻ろうとする際の支えとなる部分がバットです。

バットパワーには表記がないので強いかどうかは数字で判断できませんが、リールシートよりもグリップのアングラー側が太いものはバットパワーが強くなっています。

バットパワーが強いことで粘り強い釣りが可能となり、暴れているチヌを大人しくさせ、岸まで簡単に寄せることができます。

ウエイト

ショートロッドチニングの場合は、2gから7gまでを使えれば問題ないでしょう。

飛距離が出ないのであれば、近辺を狙い撃ちして探る方法が一番の近道となりますので、そこまで重いリグを背負う必要がありません。

ゴロタのシャロー付近で頭からボトムに突っ込んで捕食しているチヌを狙い撃ちしましょう。

ジグヘッドであれば2g程度でも勝負することができますし、足元にカニやフナムシが歩いていればベイトとして同サイズのワームを付けることをおすすめします。

直リグ、フリーリグで探るのであれば、近距離用として1号から1.5号のシンカーを使うと効率が良いでしょう。

チニングに適したショートロッドおすすめ8選

インクスレーベルサビア(FXB-TS67UL Tres)

インクスレーベルとフィッシャーマンのコラボで製作されたロッドで、軽いリグを遠くまで飛ばすことができ、大物でもしっかりと獲ることができる優れものです。

しなりのあるブランクスは掛けた時に見てて気持ちがよく、チヌの引きにもしっかりと耐えてくれるので安心感があります。

ボートチニングでも活躍できるのでどこにでも持っていきたい1本です。

ヤマガブランクスブルーカレント 67 TZ NANO ジグヘッドスペシャル

抜群の感度の良さを持ち、ブランクスが曲がった際に戻ろうとする力が強いのでチヌを浮かせ、こちらを向かせてくれるので、大物でもスッと岸まで運んでくれます。

曲げて獲ることを意識して作られているので、小さいチヌを掛けてもしっかり曲がってくれるので釣りが楽しくなります。

取り回しがしやすい長さなので使い勝手抜群です。

ジャッカルBRS(BRS-S68UL+LG)

キャロやジグを使ったアジングをメインとしたライトゲームタックルですが、きっちり粘りの強いバットパワーを持っており、港湾部やシャローエリアをメインとしたチニングができるロッドとなっています。

キャスト時はシャキッとした投げ心地で、アジングロッドならではの感度の良さでボトムの状況を読み取り、掛けた時は粘り強いパワーでチヌを牽制してくれます。

レジットデザインスクアド(SKS610ML-CHINING)

東京湾を中心に急激に人気が出ているボートチニングに焦点をあてたロッドですが、陸っぱりで使うことも可能です。

近辺の探り釣りとして使うには充分お釣りが来るロッドとなっており、フリーリグからのボトムバンプがしやすい設計となっています。

年なしのパワーをいなすロッドなので、大型チヌを狙うチニンガーにピッタリの代物です。

ダイワシルバ-ウルフ AIR(72MLB-S)

シルバーウルフシリーズ最短のロッドであり、アキュラシー性と操作性を重視して作成されたモデルです。

縦の釣りに強いベイトモデルですが、トップゲームでも活躍できるように設計されており、細かい操作がしやすいブランクスとなっています。

フッキングのレスポンスも向上しているので、即掛けして強引なファイトに制することができる攻めのチニングロッドです。

アブガルシアベルサート(VERC-610M)

ショートキャストがしやすいバスロッドで、レギュラーテーパーを上手く使うとボトムノックが綺麗に決まり、思わずチヌも口を使ってしまうモデルです。

根がかりしやすいゴロタでもしっかりとボトム情報を手元に伝えてくれるので、事前に回避することが可能です。

しかもロッドを少し持ち上げてシンカーのウエイトを感じるだけで回避できます。

がまかつラグゼアベンジ(B63ML-RF)

ショートロッドならではの取り回しの良さだけでなく、MHクラスで暴れるチヌを真っ向から叩き伏せることができるパワーを持つバスロッドです。

年なしのパワーを凌駕するパワーは圧巻で、走る、飛ぶ、暴れるなどの抗いをしっかりとブランクスが受け止めてくれるので安心度満点です。

釣行後の水洗いはその日のうちに済ませることを強くおすすめします。

シマノブレニアス (S70ML)

浜名湖スペシャルと呼ばれるブリームゲーム専用ロッドで、陸っぱりからボートまで幅広く使えるクロダイ、キビレのためのロッドです。

軽量性に優れ、繊細なアクションができるので、その日のチヌの気分を瞬時に掴むことが可能なロッドです。

ソルトに珍しいコルクグリップがイカしているので、人と違うロッドが欲しいなら是非確認してみてください。

まとめ

チニングに向かないとされているショートロッドですが、ショートロッドならではのポイント、攻め方があり、チヌの引きを最大限に楽しむことができます。

近場で気軽に楽しむチニングのお供にショートロッドはおすすめです。

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