ハードロックフィッシュとはアイナメやソイ類、ハタ類など根魚の中でも大型化する人気ターゲット。
ゲーム性の高さとパワフルなファイトが人気の秘密で、近年様々な釣り方が増えており、それに伴ってロッドの種類も増えています。
また、身近な漁港からハードな磯場、ボートロックなど様々なシュチュエーションで狙えることも人気の秘訣でしょう。
ハードロックフィッシュロッドには大きく分けてスピニングロッドとベイトロッドがあり、その中でもおすすめロッド12選をご紹介していきます。
ハードロックフィッシュロッドの特徴
ロックフィッシュはその名の通り「根」につく習性をもつ魚です。
ロッドにはボトム感知能力と、フッキングして一気に根から引きはなすパワーが求められます。
ですのでロッドはファースト~EXファーストでバットパワーのあるモデルが中心になります。
しかし、ソイ、ハタ類など中層に浮く習性がある根魚はスイミングで釣ることもあるので、多少ティップが入るレギュラーテーパー寄りのモデルを選ぶのもよいでしょう。
ハードロックフィッシュに適したロッドを使うメリット
ワーム、シンカーのロストが減る
ロックフィッシュを狙ううえで避けられない問題が「根掛かり」
魚の性質上海底が岩場のポイント多く、シンカーやフックが岩に引っ掛かってしまうため、ロストは避けられないことです。
ボトム感知能力に優れた専用ロッドを使うことで、根掛かりの頻度を減らすことや回避することが出来ます。
魚を確実にキャッチできる
専用ロッドの優れたバットパワーは根魚の突っ込みに耐え、根に潜られる頻度を減らすことが出来ます。
根に潜られてしまうと魚にフック、シンカーをつけたまま逃がしてしまうことになります。
キープして美味しくいただくのも、リリースするにしてもしっかり魚をキャッチできるメリットは大きいです。
環境にやさしい
現在のフィッシングブームで釣り禁止になる釣り場が増えています。
その原因の1つにもなるのがごみ問題。
目につくのは堤防や磯などに落ちているゴミですが、海中にも根掛かりしたルアーが多くみられます。
根掛かり回避能力を少しでも上げてロストを減らすことで、少しでも環境にやさしい釣りを心掛け釣り場を守っていきましょう。
ついでにルアーロストが減ってお財布にも優しいので一石二鳥です。
ハードロックフィッシュロッドの選び方
種類
スピニングロッド
ハードロックフィッシュに求められるスピニングタックルは大きく分けて2種類。
ハイプレッシャーな場所でのライトリグなどを使える繊細なロッドと、9フィート前後の遠投ができパワーのあるロッドです。
堤防などのプレッシャーが高いフィールドでは、10g以下のシンカーを扱えるロッドが有利な場面があり、そのような場合にはライトなスピニングロッドが必要になってきます。
また、堤防からのロングスピン釣法や磯ロックなどでは長さとパワーが必要になりますので、9フィート前後のパワーのあるロッドが必要になってきます。
ベイトロッド
根まわりを攻めるハードロックフィッシュではタックルにパワーが求められます。
ベイトタックルは巻き上げのパワーが優れており、大きな魚をかけた時ほどスピニングタックルよりも有利になります。
また、サミングのしやすさからキャストアキュラシーにも優れているので、岩などのストラクチャーにタイトに落とせるのも魅力です。
ランカーサイズを狙うのならばベイトロッドは欠かせないでしょう。
長さ
ロッドは短いほど小さなアタリがわかりやすく、狙った場所へのキャストも決めやすいです。
漁港などのフィールドプレッシャーが高い場所やボートロックなどでは、感度のよさや取り回しの良さから短いロッドがおすすめ。
長いロッドのメリットはキャストの飛距離と、足元の障害物を交わしやすい点が挙げられます。
飛距離を出したい場面や、磯などの足もとに障害物が多い場面では長いロッドが有利になります。
硬さ
やわらかいロッドは軽いルアーを操作しやすく、小さなアタリもわかりやすいのが特徴。
デメリットとしては、障害物にルアーがスタックした際に外しにくかったり、パワー不足で魚に主導権を取られてしまうことがあります。
硬いロッドは重いルアーの操作性がよく、ロッドのパワーで一気に主導権を握ることができます。
また、根がかりを外しやすいメリットもありますが、軽量ルアーを使いにくいデメリットもあります。
安いハードロックフィッシュロッドおすすめ4選
ダイワHARDROCK X(86M)
ダイワのコスパ優秀なハードロックフィッシュロッド。
その中でも汎用性の高いスピニングモデルのこちらは最初の一本におすすめ。
適度な長さで遠投性もあり、5gの軽いルアーから35gまで対応しているのでマルチに使えるロッドです。
堤防からボートロック、ちょっとした磯ならこの一本で楽しめるでしょう。
シマノソルティーアドバンス ロックフィッシュ(B76M)
ソルトゲームに本気で取り組みたい、そんなアングラーに向けたシリーズ「ソルティーアドバンス」
ロックフィッシュモデルはキャスト精度とパワーを重視しており、根回りのロックフィッシュを狙うにはピッタリ。
初めてのベイトタックルでハードロックフィッシュを狙う方におすすめです。
バレーヒルHRX スタート(CPSC-76ML)
サイファリストシリーズが人気のバレーヒルの中でも、入門者にむけたコスパモデル。
堤防からロックフィッシュをはじめ様々なターゲットが狙えるよう、長さとロッドアクションが設計されており、その特徴的なカラーリングも好印象。
不意の大物にも対応できるロッドパワーも魅力的な一本です。
アブガルシアSalty Style Rockfish(STRC-762M+BF-KR)
近年タフ化しているハードロックフィッシュゲーム。
パワータックルだけでは釣れないことも多くなってきており、そんなときに力を発揮するのがライトタックル。
このロッドはベイトフィネスに特化しており、重いシンカーでは食わないタフな魚を釣るのに最適です。
パワータックルをすでに持っている方で、釣り方の幅を広げたい方は2本目にいかかでしょうか。
コスパが良いハードロックフィッシュロッドおすすめ4選
ダイワHRF(73MHHB)
ダイワのハードロックフィッシュロッドシリーズのHRF。
その中でも特徴的なスペックのこのロッドは、ティップがMHクラスでバッドパワーはHクラスに設計されています。
そのティップを生かしてスイミングの釣りで力を発揮するモデルで、ソイ・ハタ類を狙うのに適しています。
また、取り回しの良いレングスとバットパワーを生かしてボートロックにも最適。
シマノハードロッカーSS(B90XH+-3)
人気ロックフィッシュロッドハードロッカーが、スパイラルXを搭載しSSとしてモデルチェンジ。
このロッドは磯ロック対応モデルで、ルアーウエイトMAX64g、適合ラインPE5号とスペックもストロング。
さらに携行性の良い3ピースは磯などのポイントまでの移動や、遠征時に役立つこと間違いないでしょう。
まさに夢のモンスターサイズを狙える一本です。
パームスLurk Shooter(LSGC-71ML+)
甲殻類や魚など様々なベイトを捕食するハタをメインに設計されたロッド。
ライトなシンカーを中心にボトムをコンタクトする釣りや、スイミングにも対応しているオールラウンドな一本。
ハタだけではなく、北国で人気のターゲットソイ類を狙うのにも最適でしょう。
テイルウォークNORTHERN ROCK VII(C72MH)
ロックフィッシュロッドとして長年発売されているノーザンロックシリーズ。
その最大の特徴はレギュラーテーパーよりのレギュラーファーストアクション設計、硬いだけの竿とは一線を画しています。
縦の釣りだけではなくスイミングなどの横の釣りや、ハードルアーやバーチカルのメタルジグなど様々な釣法に対応。
オカッパリからボートロック、アイナメからソイ、ハタまでオールラウンドに狙えるロッドです。
高級ハードロックフィッシュロッドおすすめ4選
シマノハードロッカー エクスチューン(S76L/M-S)
シマノのハードロックフィッシュロッド「ハードロッカー」の頂点エクスチューン。
個性が強いラインナップの中で、このロッドは堤防周りのスレた魚をターゲットにしたロッドです。
最大の特徴はソリッドティップを採用しており、軽量リグの優れた操作性が特徴的。
また、ボートロックで軽量ルアーのスイミングなど使い方はアングラー次第で広がります。
バレーヒルサイファリストHRX プロスペック (CPRC-75MHS)
人気ロックフィッシュロッドサイファリストの最高峰「プロスペック」
低レジン化やソリッドティップ採用など、近年のロックフィッシュシーンにマッチしたラインナップが特徴的です。
このロッドはオールラウンドなレングス&パワーにソリッドティップを合わせた魅力的な一本。
もう一つの特徴「コンフォータブルバランサーシステム」を搭載しており、ロッドバランスを好みに調整できるのも魅力的です。
アブガルシアERD ROCKSWEEPER( ERSS-9104XXXH)
長年磯ロックなどのハードなシュチュエーションを想定したロッドを作り続けているアブガルシア。
その中でもかなり尖った仕様のロッドが「ロスト ロンギヌス」です。
荒磯から大型ロックフィッシュを狙うベイトロッドはありますが、このロッドはなんとスピニングロッド。
その圧倒的な飛距離とパワーで磯のモンスターを狙うには最高の一本になるでしょう。
アブガルシアERD ROCKSWEEPER(ERSC-1004XXXH)
磯ロックロッドの最高峰エディケレーターシリーズの最強モデル。
10フィートジャストの長さとそのパワーが魅力、TAF製法採用でロングロッドの宿命「感度低下」「だるさ」を排除しています。
4ピースを採用しており携帯性がよく、磯へアクセスする際の事も考えられたデザインが好印象。
荒磯からレコードサイズのロックフィッシュを仕留めたいアングラーにおすすめです。
まとめ
ロックフィッシュは釣り方も釣りのスタイルも千差万別。
身近な堤防から荒磯まで同じターゲットでも狙い方は無限大です。
近年様々なコンセプトのロッドが発売されていますので、ご自身のスタイルに合わせたロッドを探してみてください。
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