カヤックフィッシングを始めるにあたり重要となる道具の一つにクーラーボックスがあります。
しかし、昨今では各メーカーから出される種類が豊富で保冷力なども様々です。
「結局、どのクーラーボックスを選べばいいの?」今回は、そんな疑問を持った皆さんのクーラーボックス選びの参考として、サイズ、保冷力、価格の3つ観点から筆者おすすめの10選を紹介したいと思います。
筆者はカヤックフィッシング歴7年で「忍」「プロフィッシュ45」の2艇を所有しております。
主にタイラバ、ライトジギングをメインに湾内から沖釣りまで幅広く釣りを行っております。
カヤックフィッシングでクーラーボックスにこだわるメリット
魚を鮮度の良い状態で持ち帰れる
炎天下の海上で保冷力の弱いクーラーボックスでは、すぐに氷は溶け魚が傷むのは時間の問題。
ストリンガーを使用し魚を繋げていたとしてもサメの標的にされるリスクや、推進力が失われるといったデメリットが発生します。
そのような悩みを解消してくれるものこそが「保冷力の高いクーラーボックス」になります。
今回、紹介する商品を使うことにより新鮮な状態で魚をキープしておくことができるでしょう。
カヤックの性能を最大限に引き出せる
フィッシング用カヤックといってもリアラゲッジ(クーラーボックスを収納するスペース)のサイズや構造は各メーカーでまちまちです。
アングラーは、その中で自分のカヤックに合ったサイズのものを選定しなければなりません。
小さすぎるクーラーボックスではせっかくの収納スペースをもて余し、十分に魚を収納できません。
逆に、大きすぎるクーラーボックスでは平置きができず、固定が不十分になります。
そのため、波風の影響を受けやすく速度低下や最悪の場合カヤックから落下するといった危険があります。
このように「高い収納能力を保持し走行に支障のない状態」
これこそがカヤックの持つ性能を最大限に活用できていると言えるでしょう。
見た目がカッコイイ印象になる
クーラーボックスのカヤック全体に占める割合は15~25%程度あります。
そのためクーラーボックスの積み方で「カヤック全体の印象が変わる」と言っても過言ではありません。
適正なサイズのクーラーボックスを積んでいるカヤックは、性能を最大限に活用できるだけでなく、その見た目も向上させます。
また、クーラーボックスに少し手を加えることにより、タモや予備のパドルを収納するスペースとしての有効活用ができるといったメリットもあります。
これらの道具が整理されたカヤックは全体的に引き締まった外観となり、見た目を大きく向上させます。
カヤックフィッシングに最適なクーラーボックスの選び方
サイズ
カヤックに積載するクーラーボックスは20~40Lのサイズが主流です。
もちろん、ターゲットの魚に合わせてクーラーボックスのサイズを変える必要があります。
湾内で小魚(キス、アラカブなど)を狙うのであれば20L程度でも十分対応可能です。
逆に、沖に出て大物(マダイ、ブリ、ハタ類など)を狙うのであれば40L程度のサイズが望ましいです。
また、クーラーボックスのサイズ以外にも、自身が所有するカヤック後部のリアラゲッジの形状を考慮しておくことも重要になります。
リアラゲッジが斜めの形状のものは、実際のクーラーボックスの寸法と一致しないことも想定されるため選ぶ際には注意が必要です。
筆者としては、平置きができる範囲内で可能な限り大き目のものを選ぶことをおすすめします。
参考までに、筆者の所有している「忍」「プロフィッシュ45」であれば、【イグルー】マックスゴールド40(約38L)がジャストサイズになります。
保冷力
クーラーボックスの断熱材は主に「真空パネル」「ウレタンフォーム」「発泡スチロール」の3種類に分類されます。
使用されている断熱材により価格、保冷力が大きく異なるため自身の釣行スタイルに合ったもの選ぶ必要があります。
ただし、カヤックフィッシングでは転覆のリスクもありますので、初めのうちはあまり高価なものは避ける方が無難でしょう。
真空パネル
価格は高いが保冷力は抜群で、一泊以上の釣行に適しています。
ただし、一部が破損すると真空が保てなくなり保冷力が低下するデメリットがあるため、ネジを用いた艤装ができません。
他の商品に比べ重量が重い傾向にあります。
ウレタンフォーム
価格は真空パネルよりはお手頃で保冷力も高く、半日から一泊の釣行に適しています。
ネジを用いた艤装も可能であり、工夫次第でタモや予備パドルをクーラーボックスに収納することが可能です。
発泡スチロール
低価格で購入しやすい反面、保冷力が劣るため数時間程度の釣行に適しています。他の素材に比べ軽量なものが多く、カヤック積載時のメリットと言えるでしょう。
カヤックフィッシング用クーラーボックスおすすめ10選
まとめ
本記事では「サイズ」、「保冷力」、「価格」の3つ観点からカヤックフィッシングにオススメのクーラーボックスを紹介してきました。
その他にも、操作性、重量、デザインなどから自分が納得する商品を選び、カヤックフィッシングを満喫して下さい。
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