一言で釣りといっても、釣りをする環境や狙う魚、釣り人の好みによって使用するアイテムは大きく変わります。
リーフ釣り(リーフフィッシング)とは、サンゴ礁(リーフ)で行う釣りで、サンゴが豊かな沖縄や奄美諸島で、多くのアングラーに楽しまれてきました。
小柄ながらパワフルな引きが楽しめる根魚から、縄張りを持たずに回遊するフィッシュイーターまで、豊富な魚種を狙うことができます。
道具選びにもリーフ釣りならではのポイントがあり、今回はそんなリーフ釣りにおすすめのリールを選び方も含めてご紹介していきます。
リーフ釣り(リーフフィッシング)に適したリールの特徴
リーフではいつ大物がかかってもおかしくない環境なので、大物と対等に渡り合うためにもパワーとドラグ性能が必要になります。
また、海水に立ちこんで行うスタイル(ウェーディング)が基本となるので「防水性能の高さ」足元が悪い中で長距離の移動を行うので、硬い岩盤やサンゴに落としてしまっても耐えられる「頑強なボディ」も必要です。
リーフ釣りは風の影響を受けやすく、オープンエリアで行うため、多くの場所を探る必要があり遠投性の高さと釣果は比例します。
スピニングリールはベイトリールと比較して遠投性が高く、釣行後のメンテナンスにも手がかからないのでリーフ釣りに適しているといえるでしょう。
リーフ釣りでリールにこだわるメリット
魚とのやりとりに集中できる
風の影響を受けやすい、オープンエリアで行うため、ライントラブルや根掛かりといったトラブルが多発するのがリーフ釣りの難しさです。
性能にこだわってリールを選ぶことで、起こりえるトラブルやミスを、最低限に抑えることができます。
感度の高いリールであれば、繊細なルアーの動きや魚の反応を感じることができ、やりとりを楽しめるでしょう。
釣果があがる
リーフに住む魚たちは引きが強く、根ずれの心配もあり、釣りあげるのは簡単ではありません。
巻き取り能力やドラグ性能に優れたリールであれば、やり取りをスムーズに行うことができます。
ルアーを投げる回数が自ずと多くなり、魚との接触を増やすことができるため、性能の高いリールを選ぶことは、釣果にも比例します。
大物を狙える
リーフ釣りは、ガーラやタマンといった大物がいつかかってもおかしくない釣りです。
マイナス干潮を最大限に活かして、開拓したポイントであれば、バラハタやスジアラといった引きの強く、良型の根魚を釣り上げることも夢ではありません。
ライトなイメージが強い根魚狙いでも、大物と対等に渡りあうためのタックルを準備しておいて損はないでしょう。
リーフ釣りに適したリールの選び方
ギア比
私がリーフ釣りに関しておすすめするギア比は、ハイギア(HG)~エクストラハイギア(XG)で巻き取り能力の高さが重要です。
少ない巻き取り数で、ルアーを泳がせることができる、HG~XGであれば、魚に潜られてラインを切られてしまうことも減り、アングラー主導の釣りができます。
高速なルアーアクションが必要な時も、PGに比べて、少ない巻き取り動作で、負担なく行えるためワンピッチジャークやGT狙いでのポッピングなどのアクションをする際にとても有効です。
番手
リーフ釣りでおすすめするリールの番手は、3000番~5000番です。
2kg以内の魚をターゲットにしたリーフ釣りであれば、比較的軽量で、扱いやすい3000番をおすすめします。
2kg以上の魚が目標であれば、ドラグ性能が高く、糸巻量を多くできる5000番クラスのリールが適しているでしょう。
インリーフで行うよりも、アウトリーフ(外洋)に投げるほうが、良型を狙えるのでターゲットにする魚の大きさや魚種、釣りを行うフィールドによって番手は使い分けることをおすすめします。
糸巻量(ラインキャパ)
リーフでは、根掛かりやライントラブルが多いため、糸巻量の多いリールを使用するようにしましょう。
糸巻量が多ければ大物がかかって走られたとしても、精神的に余裕を持って対応することができます。
使用する番手で推奨する糸の号数は異なってきますが、3000番だと、1号~1.5号、4000番だと1.5号、5000番だと2号~がおすすめです。
各番手共に最低150m~200mほど巻けるといいでしょう。
使用するラインは強度が高く飛距離がでるPEラインがおすすめです。
リーフ釣り用リールおすすめ10選
まとめ
リーフ釣り用おすすめリールを10アイテム紹介してきました。
様々なメーカーから幅広い価格帯で、高性能なリールが数多く発売されているので購入する際はとても悩まれると思います。
釣りの醍醐味は魚を釣り上げた時だけではなく、道具を選ぶ過程にもあります。
こだわって選んだ道具は、きっとあなたにとって最高のパートナーとなってくれるはずです。
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