コロナ禍の中、密を気にせず楽しめるアウトドアとして釣りが人気になっています。
その中でもエギングは手軽に始めることができて、初心者であってもイカとの勝負を楽しめることができるため、特にエギンガー人口が増加しているように感じます。
そのため人気の釣り場は、いつも週末になるとどこも埋まってしまい、釣り場を求めて移動ばかりになる経験もあると思います。
しかし、あまり知られていないサーフでのエギングであれば、そんな心配も無用です。
この記事では、サーフエギングにおすすめのロッドについてご紹介していきます。
タップできる目次
サーフエギングでロッドにこだわるメリット
飛距離アップ
サーフエギングでは、回遊しているイカをターゲットにキャストしていくことになります。
そのため、遠投して広範囲のエリアを探ることができるかが重要です。
もちろん、普段使用しているロッドに遠投性能が高いエギでキャストするのもOKです。
しかしながらロッドにもこだわることで、より多くのイカにアピールでき、釣れる確率も大幅に向上します。
ダート性能
サーフで狙えるイカは、堤防などで一回り成長した個体で遊泳力が高いです。
ダート(エギのアクション)性能に優れたロッドを使用すると、回遊中のイカの興味を引き付けることができます。
特に初心者の方は、エギング特有の「しゃくり」に慣れるまで時間がかかると思います。
そのような部分をロッドの性能で補いつつ、エギングを楽しみましょう。
サーフエギング用ロッドの選び方
ロングロッド
飛距離を伸ばすのであれば、ロングロッドの使用がおすすめです。
長さとしては平均的なエギングロッドが8.6ft(約2.59m)。
ロングロッドは8.9ft(約2.67m)台からとなります。
デメリットとしては取り回しの悪さが挙げられますが、堤防などと違いサーフエギングでは十分な釣り場を確保できるので、そこまで気にする必要はありません。
軽量性
ロングロッドを選ぶ際に気を付けてほしいのは、軽量性が悪くないかという部分です。
平均的な長さのロッドと比較して、全長が伸びた分ロッドの重さも増加しています。
遠投時のキャストやしゃくるときなど、重さがあると後半は手首などに負担がかかり、ロッド操作がつらくなる場合があります。
たった何十グラムしか変わらなくても、エギング時の影響はかなり大きいので、ぜひロッド選びの際に注目してもらいたいポイントになります。
硬さ
エギングロッドには、硬さの違いによる種類があります。
ロッドを調べている際に、「ML」や「MH」などのアルファベットを目にすると思いますが、これが硬さの種類を表すものになります。
サーフエギングに関しては、MLもしくはMを選ぶことをおすすめします。
遠投することを考えると使用するエギは3.5号がメインになるため、やや硬めのロッドが適しているためです。
柔らかいロッドはメーカーが3.5号のエギを使うことを推奨してない場合や、ロッドの柔らかさとエギの重さがアンバランスになってうまくキャストできなくなります。
MLやMは堤防等のエギングでも活躍するため、ぜひ1本は手に入れておきたいです。
サーフエギング用ロッドおすすめ10選
ダイワエメラルダス X(89M)
世界初のエギングロッドを開発したダイワより、多くのエギンガーが愛用しているエメラルダスシリーズをご紹介します。
シリーズ内にも多種多様なエギングロッドを展開していますが、その中でもコストパフォーマンスに優れたモデルになります。
遠投重視のロングロッドで、メインとなる3.5号のエギにも対応しています。(4号まで対応)
基本的な性能もしっかり搭載しており、1万円台前半で手に入れることができるのでおすすめです。
ダイワエギング X(86ML)
同じくダイワより、2022年にリリースされた新しいシリーズになります。
エギングを始めてみたい方におすすめのエントリーモデルです。
長さは通常サイズになりますが、遠投性を重視したモデルなのでサーフでも問題なく使えることができます。
硬さは体の負担がかかりにくいことと感度のよさを考えて、最初の1本はMLを選んでみるといいでしょう。
1万円以内で購入できることも魅力的です。
シマノセフィア BB(S89ML)
釣り具業界でダイワと双璧をなすシマノより、大人気のセフィアシリーズをご紹介します。
まずは、2022年にモデルチェンジが行われた、エントリーモデルのセフィアBBです。
1万円台前半で購入できるにも関わらず、上位モデルと同じテクノロジーを搭載している部分があるなど、コスパはかなり優れています。
キャスト時において、精度向上やパワーロスを抑える技術が詰め込まれているので、遠投がメインとなるサーフにうってつけです。
シマノセフィア TT(S89M)
前述のセフィアBBより、1ランクグレードアップしたモデルになります。
最大の特徴は、ジャーク(しゃくる動作)を最適化する性能を搭載していることです。
エギングを始めたばかりの方は、慣れないジャークで手首を痛めることも多いと思います。
このモデルは軽い力でジャークを行うことができるため、手首にかかる負担を軽減することができます。
1万円台後半の値段になりますが、扱いやすさを考えるとぜひ手に取ってもらいたい1本です。
オリムピックカラマレッティーUX(21GCALUS-862M)
エギングロッドの名作、オリムピックのカラマレッティーシリーズよりエントリーモデルをご紹介します。
入門ロッドとはいえ、1万円台で基本的な性能をしっかり搭載しているモデルです。
特に操作性を重点的に作られており、初心者の方も扱いやすい1本となっています。
サーフエギングでは強風によるライントラブルが起こりやすいですが、これを軽減してくれるガイドの設計になっているところもポイントです。
アブガルシアソルティースタイル エギング(STES-862M-KR)
海外メーカーならではの、デザイン性が高いアブガルシアのエギングロッドです。
もちろんデザインだけでなく、サーフエギングに必要な性能も備えています。
硬さはMで3.5号のエギをベースに作られていますので、遠投性能は申し分ないです。
また、軽い力でエギを動かすことができるため、デザイン性と合わせて女性の方にもおすすめできます。
ヤマガブランクスメビウス(86M)
コアなファンから根強い人気を誇る、ヤマガブランクスのエギングロッドになります。
ロングロッドではありませんが、4号のエギまで対応している剛性を持ち合わせているため、メインとなる3.5号のエギをしっかり振りぬき飛距離を伸ばすことができます。
約3万円とミドルクラスの値段になりますが、自重が98gと軽いことと汎用性のあるロッドになりますので、これからエギングを続けていきたい方にはおすすめのモデルです。
メジャークラフトファーストキャスト エギング(FCS-862E)
コスパに優れたメーカーといえば、必ず名前が挙がるメジャークラフトのエギングロッドです。
今回ご紹介するロッドの中で、最安値の6千円台で購入ができます。
値段は安いですがサーフエギングに必要最低限の性能は備えていますので、続けるか分からないけどエギングを始めてみたい方におすすめです。
ちょい投げやサビキ釣りにも対応していますので、サブロッドとして持っておくのもいいと思います。
メジャークラフトクロステージ エギング(CRX-892E)
飛距離を伸ばすために、ロングレングス設定になっているタイプです。
前述のファーストキャストよりワンランク上のシリーズになりますが、それでも1万円台前半で購入できるのは魅力的です。
キャストやジャークのブレを抑える性能を持ち合わせていますので、ロングロッドでも初心者の方にとって扱いやすい設計になっています。
テイルウォークエギスト SSD(86ML)
デザイン性が高く愛用者が多い、テイルウォークのエギング専用ロッドです。
約2万円とビギナー向けには値段が張りますが、ハイエンドモデルと比較しても遜色ないくらいの性能を搭載しています。
軽さ・強度・感度などをバランスよく仕上げた設定で、コストパフォーマンスはとてもいいです。
その分ロッドの装飾は省かれていますが、シンプルイズベストなデザインで男性にも女性にもおすすめです。
まとめ
近年のエギングブームと相まって、リーズナブルな価格のロッドでも高性能なモデルが多くなっています。
気軽に始めたい方やガッツリ極めてみたい方など、それぞれに合う性能と価格設定が多様に展開されていますので、ぜひベストな1本を選んでみましょう。